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561.誰でも、自分の本を本屋さんに出せるんだ~本屋さんデビューしてみよう~

【お馬鹿なcoucouさんの自主出版論⑲】

1.本って、楽しいよね~


本を出すと楽しいことが多い。

それはね、読者からの手紙が届いたり、励ましの言葉をいただいたとき。

そして、自分の本が本屋さんに並ぶ~
そのとき始めて著作者となったという実感が生まれた~

そう、自分の本という意識なんだ~

出版した本って、元の原稿とちがい、ひとつの商品になることかもしれないけれど、この本の手触り、表紙のデザインや帯に至るところまで自分の身体の一部のように感じるんだ。

人が触れるとね、なぜか自分が触れられているように感じ、恥ずかしくも嬉しくもあり、とっても不思議感覚~

さらに、本を出版すると交際範囲が広くなる。

誰でも、自分の考えを一言で説明するのはむずかしいことだよね。

ましてや体験や経験なんだもの、丁寧にわかりやすく伝えようとすれば原稿の100枚や200枚なんて、あっという間に埋まってしまうもの。

もちろん、興味のある人にとっては、本一冊分の内容であれば充分に伝えることができる。

このように本を書くことによって、社会的に認知され、多くの人が認めてくれるようになるから、これも不思議だよね。

読んでくれた人からの手紙やメールもそうだけど、いろいろな場から招待の声がかかり、講演会の講師も増える。
また、何かの会を発足させるとき、本が人を引き寄せる力を発揮するお手伝いをしてくれる。

さらに、本を書くって、定年退職のあとでも、努力次第では生涯現役で継続が可能。そして、さまざまな文章を依頼され、さまざまな相談を受け付ける機会も増え、交流は次々と増え、広がっていく。

本は歳をとればとるほど、重ねれば重ねるほど、体験や経験は増し、物の見方や考え方が増してくる。

もう一度いうけれど、文章は下手でもかまわないんだ~

文才も、技術も一切いらない~

大切なことはオリジナルの体験や経験、そして中身にあるんだもの~

©NPО japan copyright association Hiroaki

2.原稿用紙に文章を書いてみよう!


coucouさんはね、この原稿の下書きは、手書きで書いている。

どうしてかって?
もちろんパソコンも使用するけれど、最近、年とともに視力がどんどん落ちてきたし、長時間のパソコン作業は目や肩が苦しく耐えられなくなってきた。

それにパソコンが下手なせいか、遅いこと…

書くことよりも画面上を見つめすぎてしまい、これでいいかなあ?なんて常に迷いもある。

なぜって、パソコン文字は、coucouさんの書いた文字ではなく、普通の規格書体なんだもの、どうも他人の文章を読んでいるような気がしちゃうんだよね。

それにパソコン画面は、自分の目線の正面にあり、原稿用紙は、自分の目線の下にあるため、どうも上から下に見る方が自分にとっては楽なような気がするようになった~

今の時代は、テレビ、ゲーム、パソコン、ネット、スマホの時代ともいわれ、手書きというアナログの世界が失われているような気がするけれど、この手書きの良さもいいよね~

昔、子どもの頃、学校の先生が答案用紙はコツコツと鉛筆で書いている姿を今でも思い浮かぶ。「書く」ってことも、忘れちゃあいけない、とっても大切な作業といえると信じているんだ。

©NPО japan copyright association Hiroaki

3.パソコンで文字を「打つ」ことと「書く」ことはまったく違う!


coucouさんはね、原始的な手書き原稿を原稿用紙のマス目に書いて下書き文章をまとめるときもある。これは自分にとって向いている、楽だからということと、手描きも文字には自分の感情を表現しやすい気がするんだ。
だから、指の疲れない鉛筆で原稿用紙のマス目に文字を書いて、後にパソコンに打ち込んでいる。

もちろん出版社や印刷会社に文章を手渡すときはパソコン文字で打ったものをデータ化し、CDか、USBまたはメールでお渡ししている。これは自費出版も、自主出版も同じ。手書きの原稿用紙だと、誰かに打たせなければならない労力があるからね。

よく、こんな言葉も耳にするよね~
「原画」「元原稿」「肉筆」「直筆」というように、原、元、肉、直を、生(ナマ)原稿、生の声という。

これがパソコン文字ですと、同じ生(ナマ)原稿だとしても、その生々(ナマナマ)しさを感じ、伝えることができないよね。

わかりやすくいえば、手紙や年賀状などを受け取ったとき、パソコン文字(活字)ではその人の感情を伝えるのがむずかしく、たとえ一言であったとしても、手書きでも書かれた文字、文章は、その人の心を伝えるのが伝えやすいということがわかる。
だから、感情を伝える、自らの感情を考える意味でも、この手書き文字は必要だと考えているんだ。

だって、coucouさんの手書き文章、文字って、下手くそで、おそらく他の人には読めないくらいの暗号なんだけれど、よく自分の欠点がわかるんだ。

coucouさんの場合パソコン文字もキレイすぎて、美しすぎて、coucouさんの欠点や問題点がわからなくなってしまうんだ。(みんなは違うと思うけどね…)

「あなたが好き」とラブレターを美しく、キレイにパソコン文字で打つよりも、「あなたが好き」というラブレターを、下手くそでも手書きの文字の方が伝わりやすい。

そんな気持ちで、手書き原稿を書き続けている。
するとね、自分の気持ちがよく見えるんだ~

たとえば、パソコンで文章を作る場合はもちろん「書く」とはいわないよね。

パソコン文章は文字を「打ち込む」、キーを「叩く」という動作から始まり、まったく異なる流れ、リズムも違う。

世の中のほとんどの文字や文章は、この「打ち込む」というリズムの流れにある。

たとえば、「冬来たりなば春遠からじ」という言葉をパソコンやワープロで打つ場合、

日本語変換では「ふゆきたりたりなば、…」、ローマ字入力では「huyukitarinaba…」と打ちこまねばならない。この時点で頭の中でイメージされている言葉は「長い間」が起こる。

さらに、「ふゆ」「冬、ふゆ、フユ」、「きたりなば」「来たりな場」などというように不要な文字を選択するというロスがある。

「くる」と打てば「募る」「操る」などという文字を選択し、押し誤れば「来る」が 「暮る」になってしまう場合も多い。

さらに、coucouさんがパソコン下手のせいもあるけれど、手はキーボードの上を右や左に、上に下と右往左往状況になり、coucouさんは集中できなくなってしまうんだ。だから、わずかな短文、詩や挨拶分のひとつに時間がかかってしまう。

もしかすると、パソコンが普及しはじめてから、サービス残業だの、事務的な作業が増えてしまったのかもね。

たしかに、パソコンやスマホは便利なもの。

だからcoucouさんも利用させていただいている以上は、一切否定はないよ~でもね~世の中、便利になればなるほど不便さが生まれ、文字や文章が美しく、キレイになればなるほど、読む気が起こらなくなってきているような気もする。

だから、美しく、キレイな文章って、ストレスになっているんじゃあないかな~

©NPО japan copyright association Hiroaki

3.誰でも自分の本を本屋さんに出せる~


©NPО japan copyright association Hiroaki

※自主出版の3冊目のご紹介

【③自主出版】
サイズは、B6(18.2×12.6)
ページ数は58頁 3,000冊
オールカラー 表紙カバーつき
総額300,000(300,000円÷3,000冊=1冊あたり100円)
上代500円
※注 データ製作内容によって変動あり
3,000冊×500円=1,500,000円の全額利益~

どうして、全額利益なのかはね、これを読んだ後の、次の④で説明~


さて、本が完成したら、自分の作った本を本屋さんに並べるんだ。
この本屋さんは啓文堂書店さん。チェーン店だよね~

クリエイターさん自らが、ひとりぼっち出版社だよね~
スタッフなんていないし、ネットの販売もいいけれど、電子書籍もいいけれど、本屋にも置きたい~

ならば本屋に置いてもらえばいいのさ~

本当はね、3,000冊なんて多すぎるし、もっと少なく良かったけれど、1冊あたりの単価が100円原価というのも魅力だよね。
だって、利益率がいいんだもの~

みんな、本屋さんに本を置くなんて、出版社じゃあないし、取次店でもないし資格?も経験もない、だから無理なんだ~と思う~

そんなことはないんだよ~

ちゃんと名刺を作ってね、○○出版と肩書を入れればそこで出版社になる。それじゃあ恥ずかしくていや~というならば「著者」「作家」でも構わないし、おかしくはないよ~

ただ、身元はしっかりしないとね~

このシリーズでも説明しているけど、日本全国には10,000件の本屋はない。
地方の本屋さん1冊か2冊おいてもらっても力が分散してしまうので、一点集中がいい、と言う話をしたよね。

一般的なcoucouさんの出版社を通しての販売だって、都会中心に販売するようにして、地方はネット販売に任せる。

そう、無理して売れない、売れたとしても2冊や10冊じゃあ儲かんないもの。だから、出入りの多い中心地に集中する売り方をしているんだ。

同じように、「ひとりぼっち出版社」はね、大量に印刷しても無理~
そんなに在庫なんておいておく保管所なんてないし、ある自費出版は6,000冊のノルマを著者さんに与えているというけれど、そんなノルマは無理~

はっきりとcoucouさんはいうよ~

だってね、本を500冊~1,000冊売るなんて専門家でもむずかしいもの~
有名人だって販売には苦労している~

甘くなんてないんだよ~

今回のこの3,000冊はね、特別の技で発行したものだからできたもの。

おっと、待ってて④に話す内容なんだ…。


そこで、クリエイターさんの地元の本屋さんに直接おいてもらうんだ。

何ったっておひざ元、地元住民なんだもの~
東京から来る出版社の営業さんとはわけが違う~
地元なら毎日でも顔を出せるもんね~

ちなみにすべてではないけれど、出版社さんの営業って新刊が出るときだけ書店に顔を出し、たくさんの本屋さん周りの営業をしている。

営業って何しているのかと言ったら、本を売るための直接営業じゃあなくて、売れ行きや、他の本の動向を調査したり、自社の本を横積みにしてほしいとか、目立つところに置いてほしいなんて営業をしている。

まあ、本屋さんが売りやすく、売れるような相談をしているんだよね~

それと同じように、「ひとりぼっち出版社」さんも、直接、本屋さんの店長さんに相談するんだ~

特に、気持ちよくおいてくれるのは、「地元の歴史」や「観光名所」、地域の知られていない話とか、情報だよね。写真を見てわかる通り、変な店長さんでない限り喜んでおいてくれるんだ。

©NPО japan copyright association

みて、みて~

本棚に正面向きで10冊ぐらい置かしてもらうんだ「すてきな野の花たち『高尾周辺花めぐりガイドブック」が見えると思う~
これはね、前のnoteでもお話したけれど、この会の発起人でもあるcoucouさんの仲間たちのお花の写真集なんだよ~
このオリジナルキャラクターはね、coucouさん作~2代目むささびむーちゃん~

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そしてね、自分の事ばかりじゃあだめだよ~
だって、本屋さんに置いてもらって本の販売に協力してくれているんだもんね~だからねcoucouさんは売り上げの15パーセント~30パーセント差し上げるようにしているんだ。

このシリーズで説明した通り、本屋さんの取り分は10パーセントしかない。だから15パーセントでも大きいし、その条件によってパーセントを決めているんだ~目立つ場所なら考えてあげようね~

そう、そう、最近はね「バーコード」なども要求されているようだけど、そんなものもなしだよ~
だって、取次店を通すわけじゃあないんだから、その店の管理だけでいいんだもの~

どう~
みんな~

地元の本屋さんと仲良くなろう~

簡単に本屋さんに置けるんだ、誰でもね~

たくさんの人に教えちゃうと、いっぱい置かれたらどうしょう?
だから、この【お馬鹿なcoucouさんの自主出版論】を読んでいる人だけだよ、内緒にね~

限定だ~

4.投下資金資金ゼロ円なり~


さて、気になる資金のお話~
この出版物の資金はね「市民企画補助事業」というもので、市町村によって呼び名は違うと思うけれど、「助成金」をもらう方法なんだ。

一般的な大企業なんての公募はむずかしいけれど、地域の役に立つ情報、知らない情報、地域に対するアイデアや歴史、文化などに最適な補助金制度。これは地域の子度たちのための読み聞かせや、町おこし、音楽イベント、映像、絵本だってあてはまる~

そう、地域にお役に立つこと、まさに本の役割だよね~
だから、一銭もかけず3年連続でこの補助金を活用して利用してきた~
名目が違うだけで全国どこでもこのような補助金制度があるので一度調べて見るのも面白いね~

そしてね、第1回目の補助金は2001年度で出版した本がこの「すてきな野の花たち『高尾周辺花めぐりガイドブック」なんだ~
現在も22年過ぎても、啓文堂さんに置かしてもらい続けている~

そして、販売した資金で再販を繰り返している~


©NPО japan copyright association Hiroaki

すべて接写で名も知らぬ、野の花がメイン~
coucouさんは最年少…。この会は16人の男女混成の花の写真を撮影するグループで、みんな70歳代、80歳代の先輩たちなんだけれど、何時間も山歩きできる~もう、この人たちの元気さに、coucouさんには勝てない…。

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花をムシルなんてとんでもない~踏みつぶすなんてとんでもない、この子たちにも生きる権利がある。だから、自然保護のための寄付活動を写真展を開催して本を販売した一部を寄付するようにしている~

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4.こんな宣伝物も作ったんだ~

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これはね、A4サイズののチラシを四つ折りにして本のイメージそのままの縮小版~みんなにこのチラシを名刺代わりに配り続けている大切な宣伝部なんだ。(10,000枚製作「ラクスル」で費用はなんと、16,345円、ちなみに5,000枚で9,900円)

どう~
これ~

©NPО japan copyright association Hiroaki
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coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

あっという間に、もう6,000文字をこえちゃった~
明日は、coucouさんの苦手な歴史本~

当然、資金はかかるけれど、無一文、無借金から始める方法なんだ~
これはね、この歴史の世界だから通用するのかもしれない…。

さあ、どんどんと実例と売り方のご紹介~

みんなの役に立つと嬉しいなあ~

では、またあした~

みてね~


※本日の文字数6,544文字


Dionne Warwick I Say A Little Prayer 1967 Original Million Seller


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru







 


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