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【気になる生態】🦉

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動物の生態をメインに紹介していきます🤓気軽に読んでいってくださいね🦖この鳥を取り上げて欲しいなどあれば是非。
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#生態系

【気になる生態】 #30 何がそんなに面白い 「ワライカワセミ」

【気になる生態】 #30 何がそんなに面白い 「ワライカワセミ」

人は楽しいことや、面白いことに遭遇した時に笑います。

個人的に一番のストレス発散は大笑いすることです。

この笑うという行為は動物界でも珍しく、類人猿とラットだけができる行為だそうです。

にもかかわらず鳥の中で、モロに”笑う”という名前が入っている鳥がいます。

その名もワライカワセミです。

ワライカワセミはオーストラリアに生息し、カンガルー、コアラ等と並んで国を代表する鳥となっています。

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【気になる生態】 #29 カラスでもペンギンでもなく「ウミガラス」

【気になる生態】 #29 カラスでもペンギンでもなく「ウミガラス」

日本でも北海道の天売島というところでしか見ることのできない鳥がいます。

初めて映像を見た時、日本にもペンギンって野生でいるんだと錯覚してしまうくらい姿がそっくりなのがウミガラスです。

遠くから見たらどっちがどっちかわからないくらいそっくりです。

実は狩りの仕方もペンギンに似ていて、水中を自由に羽ばたいて泳ぎ、魚を捕食します。潜水時間も長く、ときには50m以上も潜ることがあるそうです。

こう

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【気になる生態】 #22 骨の髄まで骨髄好き  「ヒゲワシ」

【気になる生態】 #22 骨の髄まで骨髄好き 「ヒゲワシ」

猛禽類をはじめ鳥類の多くは、食事をする上で胃に入ってしまった骨や毛をペリットとして吐き出す習性がありますが、その骨をも溶かしてしまうワシがいます。

その鳥の名はヒゲワシです。

猛禽類の中でもかっこいいタイプではなく、どちらかというとやばいタイプを連想させますが、こんな顔して意外と臆病というから驚きです。

嘴から顎にかけて生える黒い毛の部分がヒゲワシと呼ばれる由縁です。どちらかといば目の周りが

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【気になる生態】 #21 鶴のおしゃれは頭から 「タンチョウ」

【気になる生態】 #21 鶴のおしゃれは頭から 「タンチョウ」

縁起のいい動物といえば亀に並んでイメージされるのが「鶴」。

「鶴」には種類がいくつかあり、私たちが一般的に日本昔ばなしなどから認識している鶴はおそらくタンチョウです。

誰もが知っているお馴染みの鳥ですが、本州に住んでいる人はほとんど見たことがないはずです。なぜならタンチョウは現在は国内では北海道にしか生息が確認されていないからです。しかも国外のタンチョウは渡りをするのですが、日本のタンチョウは

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【気になる生態】 #20 19時間も寝るNZの国鳥「キーウィ」

【気になる生態】 #20 19時間も寝るNZの国鳥「キーウィ」

ニュージーランドに生息する鳥で飛ぶ能力を失ったキーウィという鳥をご存じでしょうか。フルーツのキウイの語源にもなった鳥です。

前回紹介したエミュー同様飛ばない鳥です。

しかし飛ばなくなったかわりに他の能力が非常に発達しているのです。

まずキーウィは夜行性の鳥で、目が悪いのですが鳥類の中でも唯一嗅覚を持っていると言われています。

普通クチバシの付け根に鼻の穴があるのですが、キーウィだけはクチバ

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【気になる生態】 #17 世界一”臭い鳥”のサバイバルスキル 「ツメバケイ」

【気になる生態】 #17 世界一”臭い鳥”のサバイバルスキル 「ツメバケイ」

「世界一〇〇な鳥」では速さや大きさなど目に見えて分かりやすいものが取り上げられることが多いのですが、では皆さんは世界一”臭い”鳥を知っているでしょうか。

それがツメバケイです。

日本に住んでいる鳥ではないため、その存在を身近に知ることはないのですが生息する南米では臭い鳥として認知されているみたいです。

では一体なぜツメバケイは臭いのか。

答えはツメバケイの食性にありました。

ツメバケイは

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【気になる生態】 #16 生態系王者の知られざる狩猟法 「ハクトウワシ」

【気になる生態】 #16 生態系王者の知られざる狩猟法 「ハクトウワシ」

堂々とした姿と勇ましい顔つき。
まさしく”ワシといえば”を象徴するような鳥です。

アメリカの国鳥にもなっているのがこのハクトウワシ(白頭鷲)。

たまに日本に飛んでくることもあるそうです。

体長100cmと猛禽類の中でもめちゃくちゃでかいんですよね。

その体の大きさ故に鳥類の中で最大級の巣を作ると言われています。

基本は魚食性ということですが、小動物や水鳥を捕食することもあります。

なん

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【気になる生態】 #15 噛み合わせの悪いクチバシ「イスカ」

【気になる生態】 #15 噛み合わせの悪いクチバシ「イスカ」

鳥において最も個性が出るのはもしかすると嘴かもしれません。

他の種よりも餌を有利に取るために嘴が進化することが多くあります。

ペリカンのように嘴を網のように使って魚を捕まえる鳥もいれば、マメハチドリのように細長い嘴で花の蜜を吸う鳥もいます。

その中でもイスカは特徴的です。

嘴はもちろんですが、色鮮やかさといい一度見たら忘れなさそうな鳥です。

実際に見たことはありませんが、初めて写真を見た

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【気になる生態】 #14 桁違いの"貯食"「ホシガラス」

【気になる生態】 #14 桁違いの"貯食"「ホシガラス」

自然丸ごと貯蔵庫にして冬を超える鳥たちがいます。

彼らは餌が少なくなる冬を前に、貯食という行動を取ります。

せっせと色々なところに餌を一時的に隠して、必要になったら取り出すというシステムです。

その中でも今回注目したのがホシガラス。

カラスということで雑食ではあるのですが、主に松ぼっくりの中身を割りその中の種子を好んで食べます。

どのくらいの数を貯食するのでしょうか。

標高2000m以

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【気になる生態】 #13 築100年以上の超巨大シェアハウス 「シャカイハタオリ」

【気になる生態】 #13 築100年以上の超巨大シェアハウス 「シャカイハタオリ」

コロニーといえばある種の鳥が群れとなって一つの場所にたくさんの巣を作ることを想像しがちですが、一個の集結したパターンはなかなか珍しいのではないでしょうか。

この巣の主はアフリカの南部に生息するというスズメの仲間シャカイハタオリ。

とてつもなく大きな巣を作る鳥ですが、500羽以上が住み着き、その巣の重さは最大1トンになると言われています。もちろん鳥が作る巣の中で一番大きいです。しかし、巣の中は一

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【気になる生態】 #12 鳴かないのか鳴けないのか「ハシビロコウ」

【気になる生態】 #12 鳴かないのか鳴けないのか「ハシビロコウ」

今激ハマりしている鳥がいます。

YOUTUBEでその日常を追ってしまうまで私を突き動かす1羽。

ハシビロコウです。

動かない鳥としてメディアで取り上げられていましたが、その頃はそんな鳥がいるんだと思う程度でした。実際に見に行ったこともありますが、そこまで興味をそそられませんでした。

しかし、たまたま最近見かけた動画で心に火がつきます。

めちゃくちゃ動いてるじゃないですか!しかもこんなに飼

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【気になる生態】 #11 掴み取り名人の限界を探る「ミサゴ」

【気になる生態】 #11 掴み取り名人の限界を探る「ミサゴ」

猛禽類の中で魚類好きのミサゴ。

全国的に海辺、川、湖の近くなどに生息しています。

最大の特徴は、水面にいる魚を上空から飛び込み足を使って捕まえるということ。

足の外側には獲物を捕まえるための棘があり、羽や鼻には防水機能が備わっているそうです。こういった機能は猛禽類の中だけでもミサゴにしか備わっていません。

捕まえた魚を縦にして運ぶことでも有名です。
(ネットでは魚雷持ちなんて言われています

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【気になる生態】 #10 都心で増え続ける緑の集団 「ワカケホンセイインコ」

【気になる生態】 #10 都心で増え続ける緑の集団 「ワカケホンセイインコ」

インコといえば人間のペットとして世界中の誰もが認知している鳥です。

セキセイインコからヨウムなどインコにも様々な種類が存在していますが、最近あるインコが都心を中心に注目を浴びています。

それがワカケホンセイインコ。

まずはこの上なく読みづらい。そして一回じゃ覚えられないです。

それでいてこのヴィジュアル。

この鳥はインドやスリランカのアジア圏で分布し、世界各国でペットとして飼育されていま

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【気になる生態】 #9 なぜ空中で眠れるのか「ハリオアマツバメ」

【気になる生態】 #9 なぜ空中で眠れるのか「ハリオアマツバメ」

眠りながら泳ぐのはイルカ。

眠りながら飛ぶのがアマツバメです。

アマツバメは私たちが夏頃によく見かけるあのツバメとは似て非なるもので、別の分類がされています。ただ渡り鳥で夏頃に日本にやってくるというのは同じ点です。

以前ハヤブサを取り上げた回でも登場したアマツバメに今回はフォーカスしていきたいと思います。

水平での速度が時速170kmという速さを持つハリオアマツバメですが、驚くべき能力が睡

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