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よるのひとりごと

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徒然なるままに、日常や思ったこと、考えたことをゆる〜く書いていく日記のようなエッセイのような雑文のような。冷やかしでもいいんで読んでやってください。これでも文章を書く練習。気が向…
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#社会人

29歳男性、恋人と別れた。

29歳男性、恋人と別れた。

このタイトルにしておいて何から書出せばいいか分からないがとりあえず、恋人と別れた。5年弱付き合っていた人と2ヶ月前に。ハッハッハッハー(なぞの笑い)

ちなみに別れを切り出したのは向こうから。フラれた瞬間

うわぁぁぁあ!これが人生ってやつかぁぁああ!!!

……と、目の前でクリリンがやられたときの悟空ばりに絶叫した。(もちろん比喩。絶叫してたら奇人すぎるやん?)またあとで詳しく書くが、不思議と失

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29年間、東京でしか暮らしてこなかった人が急に群馬に住んだら【エッセイ】

29年間、東京でしか暮らしてこなかった人が急に群馬に住んだら【エッセイ】

春光あふれる中を吹く風が光る中、僕は普段着ることのないスーツを着て群馬県へ向かう列車の中にいた。都会から地方への移り変わりを車窓をみてわかる。29歳、はじめての地方の出張、もやもやと霧が立ち込めたうえに真っ暗だった海の真ん中にいるかのようである。

4月1日、晴れて社会人となった人、おめでとう。4月というのはさまざまな変化に見舞われる季節である。

僕も例外ではない。

この4月から2ヶ月、出張で

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楽しいこともつらいことも分け合って一緒に頑張ろう。あと丁寧な暮らしってどうやってするの?【エッセイ】

楽しいこともつらいことも分け合って一緒に頑張ろう。あと丁寧な暮らしってどうやってするの?【エッセイ】

1年の30%をむかえた午後5時。年度末の慌ただしい書類の嵐を終え、オフィスから出た。雨上がりのアスファルトに反射した日の光が、疲れ切った身体に強く刺さった。夜気にうなだれた花が白く淡く咲く。かぐわしいというより、憂いを含んだ黒い激情が呼び起こされる。繰り返す波の中に突如大波が押し寄せるときは、決まって立っていられなくなるときがある。そのようなときは過去に向き合ったり、未来への自分に手紙を書くかの如

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内定を辞退して大学院に行った時の話

内定を辞退して大学院に行った時の話

リクナビによれば、24卒の就職内定率が、5月1日時点で65%と発表した。

19卒の僕の時代と比べるとこのスピーディーな就活スケジュールに驚いている。この数字を意味するものとして、ここ数年、企業と学生のマッチングがうまくいっていることの証左である。売り手とする学生にとって、買い手にあたる企業の多くの求人から選べる有利な状況であるといえる。

以前、こちらの記事を投稿した。

意外にもたくさんのスキ

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なんとなくで就職して苦労している昔の僕へ。「なんとかなったよ」【今の僕と昔の僕との往復書簡】

なんとなくで就職して苦労している昔の僕へ。「なんとかなったよ」【今の僕と昔の僕との往復書簡】

「じゃあ、元気で頑張ろう」

あれは2019年の、生暖かい風が吹く桜の樹の下で、通い慣れた校門の前で互いの健闘を祈って、6年付き添った学友と別れた。そこからの2年間は想像を絶するものとなり、生きた心地がしなくなる。

この時期になると思い出す、春先のこと。寒さも落ち着き、春の足音が聞こえてくる今日この頃。この4月、新社会人となる人。おめでとう。人生の新たなスタートにワクワクとドキドキで心踊っていれ

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若いうちからいろんな大人に出会った方がいい話‐成人の日によせて‐

若いうちからいろんな大人に出会った方がいい話‐成人の日によせて‐

新成人のみんな、おめでとう。
若い人をみるとなぜか期待をよせてしまう。自分が年齢を重ねてきたからか、年下の後輩を可愛がるようになった。今の自分にないキラキラとした姿がそこにあるからだ。

そんな新成人に贈りたい言葉がある。

「滄海の一粟」

大海原に浮かぶ一粒の粟にたとえて、人間というのは宇宙規模で見ればちっぽけな存在であるという意味だ。いうまでもなく、中国の故事成語だ。なぜ中国の故事成語はこん

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