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週刊新陽 校長室から

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札幌新陽高校の校長による(ほぼ)週刊レポートです。 新陽高校ウェブサイト: https://sapporoshinyo-h.ed.jp/
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記事一覧

「高校生」だからできる「出会いと原体験」を 【週刊新陽 #173】

「高校生」だからできる「出会いと原体験」を 【週刊新陽 #173】

短い北海道の夏休みが終わります。

新陽高校は、8月23日(金)から授業再開。とはいえ温暖化が進み、年々北海道の気温や湿度も上がっていて、今年は例年より少し長めに夏休みを取りました。

今週の『週刊新陽』は、この夏期休業中にぼんやり考えていたことを書いておきたいと思います。(この内容をもとに、8月23日の夏休み明け全校集会での話しました。)

高校生という特権夏休み前、今年から導入した新陽独自の奨

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夏期講習でも補習でもない。新陽にしかない集中講座とは 【週刊新陽 #172】

夏期講習でも補習でもない。新陽にしかない集中講座とは 【週刊新陽 #172】

新陽高校では、2022年度入学生から単位制カリキュラムを採用しています。

生徒一人ひとりが自分で時間割を組めることや、新陽にしかない学校設定科目などカリキュラムの特色はいろいろありますが、夏季・冬季の集中講座もその一つ。

集中講座とは、進学指導を目的とした夏期講習や授業の補足的な内容を扱う補習とは異なり、(日帰りの場合も宿泊を伴う場合もありますが)数日かけて集中的にあるテーマについて学習するも

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自分で選んだ道を拓いていく卒業生たち 【週刊新陽 #171】

自分で選んだ道を拓いていく卒業生たち 【週刊新陽 #171】

新陽高校には自分だけの「〇〇」を見つけた生徒がたくさんいます。最近では、空手道の全国大会で優勝した生徒、eスポーツの全国大会出場を決めた生徒などが、さらなる挑戦に向けて頑張っています。

自分だけの「〇〇」は、子どもの頃からの夢だったり、在学中に出会った人や体験をきっかけに見つけた目標だったり。そして卒業後も、その「〇〇」で挑戦を続けています。

今週はそんな卒業生たちの近況をお知らせします!

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「本当のこと」を伝えるポスター〜多様性対談特別企画 【週刊新陽 #170】

「本当のこと」を伝えるポスター〜多様性対談特別企画 【週刊新陽 #170】

7月24日(水)に行った夏休み前の全校集会。

『多様性対談』の特別企画として、学校ポスター制作プロジェクトの報告会を兼ねたトークセッションを実施しました。

5月に完成し既に市内の中学校に配布している今年のポスターについて、あらためて在校生に紹介するための企画です。

松浦弥太郎さんと小熊千佳子さんも札幌へお越しくださり、プロジェクト(PJ)に関わった生徒(3年生の福塚さんと山下さん)や先生にも

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本気で学び挑戦する先生たちの母校 【週刊新陽 #169】

本気で学び挑戦する先生たちの母校 【週刊新陽 #169】

新陽高校は、7月25日から8月22日まで夏休みです。

学校祭明けの7月16日以降、札幌でも最高気温30度を超える日があり、短縮授業で午後カットにするなどしてなんとか乗り切りました。

この期間、短縮日課だった中には年間予定で最初から決まっていた日もあります。それが、教員の校内研修の日です。

科目選択に向けた校内授業研修会まず7月19日(金)に行われたのは校内授業研修会。

今年度、6回開催され

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僕が目になろう〜新陽祭2024 【週刊新陽 #168】

僕が目になろう〜新陽祭2024 【週刊新陽 #168】

新陽高校の学校祭「新陽祭」が7月12日(金)〜13日(土)に開催されました。

今年のテーマは「僕が目になろう」。

有名な絵本「スイミー」から引用されたこのフレーズに込められたメッセージを、生徒たちがどう形にしたのか、記録しておきたいと思います。

I'll be the eye.レオ・レオニ作の絵本「スイミー」、日本では谷川俊太郎さんの訳で幅広い世代に親しまれています。

という文章で始まる物

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夏本番!新陽の中学生向けイベントに行こう! 【週刊新陽 #167】

夏本番!新陽の中学生向けイベントに行こう! 【週刊新陽 #167】

7月6日(土)に開催された真駒内花火大会は、2万2千発の花火が夜空を彩る道内最大級の花火大会です。そのオープニングショーに今年も本校のYOSAKOIプロジェクトメンバーが参加。43人の生徒と2人の先生が新陽ソーランを披露しました。

会場からのあたかい手拍子や一緒に踊ってくれた小さなお子様たちもいて、掛け声をあげる先生も生徒の踊りにもいっそう熱が入りました!

新陽YOSAKOIプロジェクトメンバ

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ワクワクしたい人へ〜新陽高校Webサイト大リニューアル! 【週刊新陽 #166】

ワクワクしたい人へ〜新陽高校Webサイト大リニューアル! 【週刊新陽 #166】

「学校っぽくないですね」と言われることの多い新陽高校のWebサイト。この度、3年ぶりにリニューアルしました!

スクールイメージはそのままに、コンテンツがさらに充実。UI・UXの向上にも努めました。

「学校っぽくない」サイトを目指したら「新陽らしい」サイトになりました。まずは覗いてみてください!

Design : Mitsuki Sato, Ryo Ueda @COMMUNE
Photo :

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海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

2023年3月に卒業し、米国にあるデニソン大学に進学した63期生の林あかりさん。大学生活1年目を終え、夏休みで帰国しているとのことで会いにきてくれました!

ただお喋りするつもりが、良い話が聞けたのでやっぱり記事にします(そうなる気はしてたのでカフェにパソコンを持って行ってました・笑)。

大学がたのしすぎる!-- おかえりなさい!さっそくですが、大学どうですか?

授業がとにかく面白いです!入学

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生徒が広報する学校〜SHINYOアンバサダー2024始動 【週刊新陽 #164】

生徒が広報する学校〜SHINYOアンバサダー2024始動 【週刊新陽 #164】

6月14日(金)の放課後、SHINYOアンバサダーのミーティングが行われていました。

アンバサダー(ambassador)には、「大使」や「代表」そして「企業や自治体などの組織から任命され公式に広報・普及活動を行う人」という意味があります。新陽高校では、学校の広報活動に参加する生徒のことをSHINYOアンバサダーと呼んでいます。

生徒自らが学校の特色や魅力を発信したり、イベントで直接触れ合った

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みんなで完全燃焼〜YOSAKOIソーラン祭り2024 【週刊新陽 #163】

みんなで完全燃焼〜YOSAKOIソーラン祭り2024 【週刊新陽 #163】

6月9日、札幌の初夏の風物詩『YOSAKOIソーラン祭り』が幕を閉じました。

第33回の大賞は「平岸天神」!!!
新陽高校のある澄川のお隣・平岸の伝統あるチームで、YOSAKOIソーラン祭りの出場回数は今年で30回。大賞受賞は7年ぶり11回目と歴代最多だそうです。

新陽の生徒や卒業生も踊り子として参加していて、本祭直前のお披露目に呼んでいただいたりパレード当日の朝練習に学校のグラウンドを使って

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地域社会と協創する学校になる 【週刊新陽 #162】

地域社会と協創する学校になる 【週刊新陽 #162】

6月5日、札幌の初夏の風物詩「YOSAKOIソーラン祭り」が開幕しました!今年は9日までの5日間にわたり、255チームが迫力満点の踊りを披露します。

新陽高校からは、6月8日に1年生が全員で澄川会場や札幌中心部の各会場で演舞するほか、個人的に参加しているチームで出場する生徒もいます。

それぞれに全力で、今年のYOSAKOIを踊り切ってもらいたいと思います!

YOSAKOIで地域とつながる先日

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原石が宝石になる高校〜ポスタープロジェクト完結 【週刊新陽 #161】

原石が宝石になる高校〜ポスタープロジェクト完結 【週刊新陽 #161】

新陽高校の新しいポスターが解禁となりました!

このポスターは、有志生徒10名が、クリエイティブのプロである文筆家の松浦弥太郎さんとデザイナーの小熊千佳子さんと共に歩んできたプロジェクトの結晶です。 

「自分たちは宝石の原石。そんな原石を発掘し、磨いてくれる場所が新陽高校」というプロジェクトメンバーのメッセージが詰まったデザイン。

『出会いと原体験』を大切にする新陽ならではのプロジェクトで、『

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宮沢賢治 来道100年展 【週刊新陽 #160】

宮沢賢治 来道100年展 【週刊新陽 #160】

5月15日(水)から5月26日(日)まで、大通公園ではさっぽろライラックまつりが開催中。初夏の訪れを告げるイベントとして札幌の人たちにはお馴染みとのことで、特に週末はすごい人出でした。

そんな大通公園に宮沢賢治の詩碑を建てたい!、と活動している新陽高校の卒業生がいます。今週は、そんな先輩たちと一緒に在校生が行ったプロジェクトを紹介します。

宮沢賢治と北海道『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『

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