赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社… もっとみる

赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社会彫刻家/一般社団法人STEAM JAPAN理事/一人ひとりが持つ彩り豊かな能力「多彩能®️」が輝く世界を目指し、学びの多様化に取り組んでいます。

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  • 週刊新陽 校長室から

    札幌新陽高校の校長による(ほぼ)週刊レポートです。 新陽高校ウェブサイト: https://sapporoshinyo-h.ed.jp/

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    海外の教育現場やミュージアムの視察レポートです。

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最近の記事

スポーツが好きでも苦手でも、みんなで楽しむ体育祭 【週刊新陽 #127】

9月15日(金)、新陽高校で体育祭が行われました。 今年は9月に入っても暑い日が続いたり急な雷雨があったりと、直前までみんなで天気を心配しましたが当日は朝からカラッとした秋晴れ。無事、グラウンドで実施することができました。 今年のテーマは『灼熱全団(しゃくねつぜんだん)』。 運動が得意な人はもちろん苦手な人も楽しめるように、勝ち負けにこだわらず、共に一生懸命頑張ろう!という体育委員たちの想いから生まれたスローガンです。 多様な種目で全員参加高校の体育祭は全国各地、各校

    • 防災訓練〜いざという時のために頭も心も準備する 【週刊新陽 #126】

      日本初のブラックアウトが起きた北海道胆振東部地震(2018年9月6日)から5年。 死者・行方不明者は10万人を超え全壊・全焼した民家は約29万棟という甚大な被害をもたらした関東大震災(1923年9月1日)から100年。 何年経ったかは本来は関係ないのだとは思いますが、人間は忘れていく生き物。災害の経験と教訓を伝え続け防災・減災に活かすためにも、5年や100年という区切りのようなタイミングで改めて過去から学ぶことは大切だと思います。 9月8日(金)、新陽高校では今年2回目

      • アイデアをカタチにする難しさと大切さを知った生徒の話 【週刊新陽 #125】

        全国の中高生が学校の枠を超えてチームを組み、アイデア創造に挑戦する4泊5日のプログラム「MONO-COTO INNOVAT!ON」。 スポンサー企業から出されたテーマに対してデザイン思考を活用しながら革新的なアイデア作りに挑戦するのですが、アイデアを考えて終わりではなく、プロトタイプをつくってアイデアの価値検証まで取り組むのが特徴。最終日にプレゼン審査があり優勝チームを決定します。 今年は500名を超える申し込みがあり、予選を通過した80名の中高生が7月31日〜8月4日に

        • 来場御礼!今年最初のオープンスクール 【週刊新陽 #124】

          8月26日(土)、今年度の第1回OPEN SCHOOLを開催しました。 今年は日本全国どころか世界中で猛暑となっているようですが、札幌も例外ではなく、8月もまもなく終わると言うのに厳しい暑さが続いています。 そんな中で行ったオープンスクール(OS)ですが、たくさんの中学生と保護者の方々が来てくださったこと、心から感謝申し上げます。 ご来場ありがとうございました札幌の中学生は25日(金)に2学期が始まった学校が多く、OS前日まで参加の問い合わせや駆け込みでの申し込みがあり

        スポーツが好きでも苦手でも、みんなで楽しむ体育祭 【週刊新陽 #127】

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          新陽の「当たり前」〜暑さ対策と学校のSHIFT 【週刊新陽 #123】

          記録的な猛暑となっている今年。8月23日は札幌で観測史上最高気温(36.3℃)が記録されました。 札幌に住んで3年目。まさか東京より気温が高い夏を過ごすとは思ってもみませんでした。札幌の住まいを探すとき、クーラーがついている部屋を条件に入れるよう勧めてくれた同僚に感謝しかありません。(北海道には、エアコンがついていなかったりエアコン用の壁の穴が空いていなかったりする家がまだまだ多いのです。) 今週号は、暑さ対策の記録です。 暑いならオンライン授業先週8月17日(木)に夏

          新陽の「当たり前」〜暑さ対策と学校のSHIFT 【週刊新陽 #123】

          生徒より一足早く夏休みが明けた職員室 【週刊新陽 #122】

          新陽高校は7月26日(水)から8月16日(水)まで夏休み。 とは言っても先生は、長期休業中も面談や研修、部活動などで出勤していて休みではないのですが(子どもの頃「学校の先生は休みが長くて良いな」と思ってました・笑)、それでも通常よりは少しゆったり、のんびり過ごしています。 8月17日の始業に向け、今週前半は先生にとって助走期間です。 ときどき行う職員会議教職員の対話の場『中つ火を囲む会』を毎月開催していることもあり、新陽には一般的な学校にある月例の職員会議はありません。

          生徒より一足早く夏休みが明けた職員室 【週刊新陽 #122】

          教員も本気で挑戦。かけがえのない経験と同志を得る 【週刊新陽 #121】

          今週は、長いような短いような1週間の夏休みをいただき東京で過ごしています。 この間に、ずっと行きたいと思っていたところに行ったり、会いたかった人にひさしぶりに会ったりしたいなと思っているのですが、先週末はへラルボニーのポップアップストアに行くことができました! アーティストさんたちの作品を直に見て、スタッフの方々からお話を聞き、ますますへラルボニーの世界観のファンになりました。 本気で挑戦し自ら道を拓く人、募集!さてこの度、新陽高校は次年度に向けて教員の募集を開始しまし

          教員も本気で挑戦。かけがえのない経験と同志を得る 【週刊新陽 #121】

          CHOOSE YOUR LIFE! 道は拓ける 【週刊新陽 #120】

          7月25日(火)夏休み直前の登校日、全校集会で『多様性対談』を行いました。 この対談は、新陽高校が掲げるビジョン2030『人物多様性』に向けて、個性豊かなゲストの多様な価値観や生き方に生徒が触れる機会となっています。 今回は、一般社団法人ハッシャダイソーシャル代表の三浦宗一郎さんが来てくださいました! ハッシャダイは「和太鼓」多様性対談は大抵の場合、前半にゲストのプレゼン、後半は私や生徒からの質問に答えていただく形で進むことが多いのですが、今回、三浦さんと打ち合わせをす

          CHOOSE YOUR LIFE! 道は拓ける 【週刊新陽 #120】

          対話のスキルと対話の文化。システム思考と学校 【週刊新陽 #119】

          先日、Inspire High主催のオンラインセミナーに参加しました。 ドルトン東京学園の安居校長と広尾学園の金子副校長と一緒に、学校改革をテーマに話をさせていただいたのですが、『中つ火を囲む会』に多くの質問が寄せられるなど、組織内での対話に全国の学校関係者の関心が高まっているのを感じました。 木を見て森も見る新陽高校で毎月行っている職員の対話の場『中つ火を囲む会(通称:中つ火)』、今月は7月20日(木)でした。 今回の対話の主題は生徒指導。今年2月の中つ火で、生徒指導

          対話のスキルと対話の文化。システム思考と学校 【週刊新陽 #119】

          アオハル全開〜学校祭プロジェクト2023 【週刊新陽 #118】

          7月14日(金)〜15日(土)の2日間、新陽高校の学校祭でした。 2019年以来4年ぶりに、ほぼ制限なしで行うことができた『新陽祭』。一般公開こそまだ保護者の方と中学生に限定しましたが、生徒たちは、ステージ発表の歓声あり、模擬店での調理・飲食あり、の学校祭を全力で楽しんでいたように見えました。 今しかない青春を新陽祭には毎年テーマがあります。今年のテーマは青春(アオハル)。 昨年まで中学・高校時代にまともな学校祭ができなかった生徒たち。コロナで失われた青春という時間を取

          アオハル全開〜学校祭プロジェクト2023 【週刊新陽 #118】

          海外留学という選択。『人物多様性』と国際交流 【週刊新陽 #117】

          今年3月に新陽高校を卒業し、アメリカの大学に進学することが決まっている林あかりさん。4月からはインターンとして時々学校に来て、授業をアシストしたり在校生の相談に乗ってくれたりしていました。 先日、いよいよ渡米が迫ったとのことで挨拶をしに来てくれたのですが、「ビザが届いたら、とうとう留学するんだ〜って実感が湧いてきました!」と話す表情は、自信と希望で輝いていました。 文化の多様性体験最近、海外に関心を持つ新陽生が増えてきたような気がします。 あかりさんのように海外留学する

          海外留学という選択。『人物多様性』と国際交流 【週刊新陽 #117】

          ここにしかない出会いと原体験〜高校における野外教育の可能性 【週刊新陽 #116】

          突然ですが、日本野外教育学会をご存知ですか。野外教育の発展を目的として1997年に設立され、現在は約400名の研究者や実践者の方々が会員として活動されているそうです。 先日、北海道教育大学岩見沢校で開催された『日本野外教育学会 第26回大会』に呼んでいただき、髙橋励起先生や植田先生と一緒に参加してきました。 すると、新陽高校の野外教育(アウトドアプログラム)に予想以上の反響がありました。特に野外教育のプロの方々からたくさんのフィードバックや期待の声をいただき、あらためてそ

          ここにしかない出会いと原体験〜高校における野外教育の可能性 【週刊新陽 #116】

          本気で挑戦する人の母校でインターンシップ 【週刊新陽 #115】

          まだ6月だというのに札幌も夏日が続いています。道内では真夏日を観測した地域もありますし、今年は全国的に平年より暑い夏になるとのこと。 皆さまも熱中症や夏バテに気をつけてお過ごしくださいね。 さて今週は、2021年3月に新陽高校を卒業した市村隼汰さんがインターンシップに来てくれています。1週間のインターン期間の半分を終え、折り返したところでお話を伺いました! インターンさせてもらえませんか進学コースを卒業後、登別にある日本工学院北海道専門学校へ進学した市村さん。「将来はIC

          本気で挑戦する人の母校でインターンシップ 【週刊新陽 #115】

          自由に選択したからこその幸せ 【週刊新陽 #114】

          6月19日(月)、全校集会で『多様性対談』を行いました。 『多様性対談』とは、私が独断と偏見でお呼びした魅力あるゲストからお話を伺う、という企画です。生徒が多様な生き方や価値観に触れ、いろいろな視点で「多様性とは何か」を考えるきっかけになれば、と2021年から年に数回のペースで実施しています。 今年度最初の対談のお相手は卒業生の軍司かりんさん。2年前に卒業し、自ら道を拓いている先輩の話を生徒たちに聞いてほしいと思い、登壇をお願いしました。 大学進学やめることに決めました

          自由に選択したからこその幸せ 【週刊新陽 #114】

          多様な個性、心をひとつに〜YOSAKOIソーラン祭り2023 【週刊新陽 #113】

          6月11日夜、札幌の6月の風物詩『YOSAKOIソーラン祭り』が幕を閉じました。大賞は『REDA舞神楽』、千葉県船橋市のチームだそうです(小学校時代を船橋で過ごした私としてはなんとなく親近感)。 新陽高校のお隣の平岸にあるチーム『平岸天神』は、すばらしいパフォーマンスで準YOSAKOIソーラン大賞・札幌市長賞を受賞。新陽の3年生もいるチームなので、ファイナルのTV中継はドキドキしながら観ました。 第32回となった今年は、238組のチーム、2万4千人が参加。マスク着用ルール

          多様な個性、心をひとつに〜YOSAKOIソーラン祭り2023 【週刊新陽 #113】

          デジタル時代のシティズンシップ教育 【週刊新陽 #112】

          インターネットがインフラとなりSNSが広がってデジタル化した社会で、「デジタル・シティズンシップ」という考え方や「デジタル・シティズンシップ教育」の重要性が高まっていると言われています。 デジタル機器やインターネットがあるのが当たり前に育ったデジタルネイティブと呼ばれる世代でも、テクノロジーが与える影響について理解したり、リスクへの対処法が自然と身に付いたりするわけではありません。 新陽高校でも、生徒がデジタル社会で自分の身を守るだけでなく、テクノロジーを有効に使えるよう

          デジタル時代のシティズンシップ教育 【週刊新陽 #112】