赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社…

赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社会彫刻家/一般社団法人STEAM JAPAN理事/一人ひとりが持つ彩り豊かな能力「多彩能®️」が輝く世界を目指し、学びの多様化に取り組んでいます。

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  • 週刊新陽 校長室から

    札幌新陽高校の校長による(ほぼ)週刊レポートです。 新陽高校ウェブサイト: https://sapporoshinyo-h.ed.jp/

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    海外の教育現場やミュージアムの視察レポートです。

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    ウィーシュタインズの活動に関する記事を書いていきます。

最近の記事

遠足で学ぶ集団行動〜1年次ルスツ遠足 【週刊新陽 #178】

二学期制の新陽高校は、9月20日(金)が前期終業式。後期は9月30日(月)に始まります。 その間、短い秋休みとなりますが、遠足や進学相談会などのイベントが行われました。そのうち、9月24日(火)に行った1年次の遠足をレポートします。 ルスツに行ってきました前期を終え、1年次の生徒たちは初めて高校の「単位認定」を経験しました。後期の授業に向けて一息つくタイミングでもある学期間休業(授業がない期間)に、少し秋めいてきたルスツへ日帰り遠足に行ってきました! 冬のゲレンデのイメ

    • 留学して高校生の理想の自己像を探究することにした先生の話 【週刊新陽 #177】

      敬老の日の三連休後半、初めて函館に行きました。 札幌に住むようになってから「函館に一度は行きたい」と思いながらタイミングがないまま過ぎてしまった3年半。 この度、新陽高校を退職してイギリス留学する山上徹先生が地元の函館に帰っていると聞いて、これはチャンスと、渡英前の山上先生にインタビューしに函館まで行ってきました! イギリスの大学で研究したいこと8月末で新陽を退職し、イギリスの大学の博士課程に進む山上先生。進学先のウォーリック大学(University of Warwi

      • 生徒が挑戦できる学校。ゆるい朝活で留学報告会 【週刊新陽 #176】

        新陽高校では、週1回程度『ゆるい朝活』という活動が行われています。 新陽のスローガン「本気で挑戦する人の母校」には、生徒が挑戦したい時に挑戦できる学校、そして挑戦したくなる機会を見つけられる学校、という意味が込められています。 その挑戦したい気持ちをちょっと後押しするような場があるといいよねと、今年6月『ゆるい朝活』を始めることにしました。 「火曜日の朝 8:00〜8:45、ミライエ(進路室)を開けます。何かしたい生徒集まれ〜」とゆるくアナウンスしたところ、数名の2・3

        • 表も裏も、生徒が支えるオープンスクール 【週刊新陽 #175】

          8月31日(土)、今年1回目のOPEN SCHOOL(OS)を行いました。あいにく朝から強い雨が降ってしまいましたが、200名以上の中学生と、保護者の方々にご来場いただきました。ありがとうございました! 入試イベントのやり方は各校それぞれですが、新陽高校のOSは全教職員が関わり、そして有志の生徒も積極的に参加する、学校をあげたイベントになっています。 これまで以上にSHINYOアンバサダーをはじめとする生徒に支えられた今回のOS。生徒たちの活躍の裏側を(表側も)レポートし

        遠足で学ぶ集団行動〜1年次ルスツ遠足 【週刊新陽 #178】

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          幸せでいるために「本気で挑戦」することはとても大切〜ビリギャル・さやかさん講演会 【週刊新陽 #174】

          夏休みが明けてすぐの8月26日(月)、新陽高校に「ビリギャル」本人のさやかさんが来てくれました! 実は、さやかさんは、2018 年の春から4ヶ月間、新陽でインターンをしていました! 「生徒でも先生でもない立場で教育現場を見てみたい」と、生徒と一緒に授業を受けたり、教壇に立ったり、教師たちと日々教育について議論を交わしたり。当時、さやかさんに影響を受けた新陽の生徒や先生も少なくありません。 その後、聖心女子大学大学院、さらにコロンビア大学教育大学院へ進んださやかさん。アメ

          幸せでいるために「本気で挑戦」することはとても大切〜ビリギャル・さやかさん講演会 【週刊新陽 #174】

          「高校生」だからできる「出会いと原体験」を 【週刊新陽 #173】

          短い北海道の夏休みが終わります。 新陽高校は、8月23日(金)から授業再開。とはいえ温暖化が進み、年々北海道の気温や湿度も上がっていて、今年は例年より少し長めに夏休みを取りました。 今週の『週刊新陽』は、この夏期休業中にぼんやり考えていたことを書いておきたいと思います。(この内容をもとに、8月23日の夏休み明け全校集会での話しました。) 高校生という特権夏休み前、今年から導入した新陽独自の奨学金の選考が行われ、今年度の奨学生が決定しました。 奨学金は「進路探究のための

          「高校生」だからできる「出会いと原体験」を 【週刊新陽 #173】

          夏期講習でも補習でもない。新陽にしかない集中講座とは 【週刊新陽 #172】

          新陽高校では、2022年度入学生から単位制カリキュラムを採用しています。 生徒一人ひとりが自分で時間割を組めることや、新陽にしかない学校設定科目などカリキュラムの特色はいろいろありますが、夏季・冬季の集中講座もその一つ。 集中講座とは、進学指導を目的とした夏期講習や授業の補足的な内容を扱う補習とは異なり、(日帰りの場合も宿泊を伴う場合もありますが)数日かけて集中的にあるテーマについて学習するもので、生徒は履修と修得の条件を満たせば「単位」が付与されます。 というわけで、

          夏期講習でも補習でもない。新陽にしかない集中講座とは 【週刊新陽 #172】

          自分で選んだ道を拓いていく卒業生たち 【週刊新陽 #171】

          新陽高校には自分だけの「〇〇」を見つけた生徒がたくさんいます。最近では、空手道の全国大会で優勝した生徒、eスポーツの全国大会出場を決めた生徒などが、さらなる挑戦に向けて頑張っています。 自分だけの「〇〇」は、子どもの頃からの夢だったり、在学中に出会った人や体験をきっかけに見つけた目標だったり。そして卒業後も、その「〇〇」で挑戦を続けています。 今週はそんな卒業生たちの近況をお知らせします! 地元チームを盛り上げるJリーガーまずは、2024年3月卒業の出間思努さん。現在は

          自分で選んだ道を拓いていく卒業生たち 【週刊新陽 #171】

          「本当のこと」を伝えるポスター〜多様性対談特別企画 【週刊新陽 #170】

          7月24日(水)に行った夏休み前の全校集会。 『多様性対談』の特別企画として、学校ポスター制作プロジェクトの報告会を兼ねたトークセッションを実施しました。 5月に完成し既に市内の中学校に配布している今年のポスターについて、あらためて在校生に紹介するための企画です。 松浦弥太郎さんと小熊千佳子さんも札幌へお越しくださり、プロジェクト(PJ)に関わった生徒(3年生の福塚さんと山下さん)や先生にも一緒に登壇してもらって、ポスター制作の裏側やポスターに込めた想いを聞きました。

          「本当のこと」を伝えるポスター〜多様性対談特別企画 【週刊新陽 #170】

          本気で学び挑戦する先生たちの母校 【週刊新陽 #169】

          新陽高校は、7月25日から8月22日まで夏休みです。 学校祭明けの7月16日以降、札幌でも最高気温30度を超える日があり、短縮授業で午後カットにするなどしてなんとか乗り切りました。 この期間、短縮日課だった中には年間予定で最初から決まっていた日もあります。それが、教員の校内研修の日です。 科目選択に向けた校内授業研修会まず7月19日(金)に行われたのは校内授業研修会。 今年度、6回開催される授業研修は、講師をお招きし近隣の小中学校や他の高校など外部の方にも参加いただけ

          本気で学び挑戦する先生たちの母校 【週刊新陽 #169】

          僕が目になろう〜新陽祭2024 【週刊新陽 #168】

          新陽高校の学校祭「新陽祭」が7月12日(金)〜13日(土)に開催されました。 今年のテーマは「僕が目になろう」。 有名な絵本「スイミー」から引用されたこのフレーズに込められたメッセージを、生徒たちがどう形にしたのか、記録しておきたいと思います。 I'll be the eye.レオ・レオニ作の絵本「スイミー」、日本では谷川俊太郎さんの訳で幅広い世代に親しまれています。 という文章で始まる物語。 今年の新陽祭では、スイミーを見習って「一歩踏み出す」ことを大切にしようと

          僕が目になろう〜新陽祭2024 【週刊新陽 #168】

          夏本番!新陽の中学生向けイベントに行こう! 【週刊新陽 #167】

          7月6日(土)に開催された真駒内花火大会は、2万2千発の花火が夜空を彩る道内最大級の花火大会です。そのオープニングショーに今年も本校のYOSAKOIプロジェクトメンバーが参加。43人の生徒と2人の先生が新陽ソーランを披露しました。 会場からのあたかい手拍子や一緒に踊ってくれた小さなお子様たちもいて、掛け声をあげる先生も生徒の踊りにもいっそう熱が入りました! 新陽YOSAKOIプロジェクトメンバーは今後も各地のお祭りに伺います。もしどこかのイベントで新陽の法被を見かけたら、

          夏本番!新陽の中学生向けイベントに行こう! 【週刊新陽 #167】

          ワクワクしたい人へ〜新陽高校Webサイト大リニューアル! 【週刊新陽 #166】

          「学校っぽくないですね」と言われることの多い新陽高校のWebサイト。この度、3年ぶりにリニューアルしました! スクールイメージはそのままに、コンテンツがさらに充実。UI・UXの向上にも努めました。 「学校っぽくない」サイトを目指したら「新陽らしい」サイトになりました。まずは覗いてみてください! Design : Mitsuki Sato, Ryo Ueda @COMMUNE Photo : Tsubasa Fujikura Models : 札幌新陽高校ボランティア生徒

          ワクワクしたい人へ〜新陽高校Webサイト大リニューアル! 【週刊新陽 #166】

          海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

          2023年3月に卒業し、米国にあるデニソン大学に進学した63期生の林あかりさん。大学生活1年目を終え、夏休みで帰国しているとのことで会いにきてくれました! ただお喋りするつもりが、良い話が聞けたのでやっぱり記事にします(そうなる気はしてたのでカフェにパソコンを持って行ってました・笑)。 大学がたのしすぎる!-- おかえりなさい!さっそくですが、大学どうですか? 授業がとにかく面白いです!入学して最初の秋学期はイントロ(導入)の授業が多かったのですが、春学期になって専門的

          海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

          生徒が広報する学校〜SHINYOアンバサダー2024始動 【週刊新陽 #164】

          6月14日(金)の放課後、SHINYOアンバサダーのミーティングが行われていました。 アンバサダー(ambassador)には、「大使」や「代表」そして「企業や自治体などの組織から任命され公式に広報・普及活動を行う人」という意味があります。新陽高校では、学校の広報活動に参加する生徒のことをSHINYOアンバサダーと呼んでいます。 生徒自らが学校の特色や魅力を発信したり、イベントで直接触れ合ったりすることで、中学生やその保護者の方々に新陽を感じてもらいたいと思っています。

          生徒が広報する学校〜SHINYOアンバサダー2024始動 【週刊新陽 #164】

          みんなで完全燃焼〜YOSAKOIソーラン祭り2024 【週刊新陽 #163】

          6月9日、札幌の初夏の風物詩『YOSAKOIソーラン祭り』が幕を閉じました。 第33回の大賞は「平岸天神」!!! 新陽高校のある澄川のお隣・平岸の伝統あるチームで、YOSAKOIソーラン祭りの出場回数は今年で30回。大賞受賞は7年ぶり11回目と歴代最多だそうです。 新陽の生徒や卒業生も踊り子として参加していて、本祭直前のお披露目に呼んでいただいたりパレード当日の朝練習に学校のグラウンドを使っていただいたり、とても身近なチームなので、悲願の大賞受賞は自分のことのように嬉しい

          みんなで完全燃焼〜YOSAKOIソーラン祭り2024 【週刊新陽 #163】