赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社…

赤司展子

札幌新陽高校校長/ウィーシュタインズ株式会社代表取締役/NPO法人インビジブル理事・社会彫刻家/一般社団法人STEAM JAPAN理事/一人ひとりが持つ彩り豊かな能力「多彩能®️」が輝く世界を目指し、学びの多様化に取り組んでいます。

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  • 週刊新陽 校長室から

    札幌新陽高校の校長による(ほぼ)週刊レポートです。 新陽高校ウェブサイト: https://sapporoshinyo-h.ed.jp/

  • 海外視察レポート

    海外の教育現場やミュージアムの視察レポートです。

  • ウィーシュタインズ株式会社

    ウィーシュタインズの活動に関する記事を書いていきます。

最近の記事

海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

2023年3月に卒業し、米国にあるデニソン大学に進学した63期生の林あかりさん。大学生活1年目を終え、夏休みで帰国しているとのことで会いにきてくれました! ただお喋りするつもりが、良い話が聞けたのでやっぱり記事にします(そうなる気はしてたのでカフェにパソコンを持って行ってました・笑)。 大学がたのしすぎる!-- おかえりなさい!さっそくですが、大学どうですか? 授業がとにかく面白いです!入学して最初の秋学期はイントロ(導入)の授業が多かったのですが、春学期になって専門的

    • 生徒が広報する学校〜SHINYOアンバサダー2024始動 【週刊新陽 #164】

      6月14日(金)の放課後、SHINYOアンバサダーのミーティングが行われていました。 アンバサダー(ambassador)には、「大使」や「代表」そして「企業や自治体などの組織から任命され公式に広報・普及活動を行う人」という意味があります。新陽高校では、学校の広報活動に参加する生徒のことをSHINYOアンバサダーと呼んでいます。 生徒自らが学校の特色や魅力を発信したり、イベントで直接触れ合ったりすることで、中学生やその保護者の方々に新陽を感じてもらいたいと思っています。

      • みんなで完全燃焼〜YOSAKOIソーラン祭り2024 【週刊新陽 #163】

        6月9日、札幌の初夏の風物詩『YOSAKOIソーラン祭り』が幕を閉じました。 第33回の大賞は「平岸天神」!!! 新陽高校のある澄川のお隣・平岸の伝統あるチームで、YOSAKOIソーラン祭りの出場回数は今年で30回。大賞受賞は7年ぶり11回目と歴代最多だそうです。 新陽の生徒や卒業生も踊り子として参加していて、本祭直前のお披露目に呼んでいただいたりパレード当日の朝練習に学校のグラウンドを使っていただいたり、とても身近なチームなので、悲願の大賞受賞は自分のことのように嬉しい

        • 地域社会と協創する学校になる 【週刊新陽 #162】

          6月5日、札幌の初夏の風物詩「YOSAKOIソーラン祭り」が開幕しました!今年は9日までの5日間にわたり、255チームが迫力満点の踊りを披露します。 新陽高校からは、6月8日に1年生が全員で澄川会場や札幌中心部の各会場で演舞するほか、個人的に参加しているチームで出場する生徒もいます。 それぞれに全力で、今年のYOSAKOIを踊り切ってもらいたいと思います! YOSAKOIで地域とつながる先日、南区の藻南公園で開催された「もなみフェスタ2024」に、新陽のYOSAKOIプ

        海外進学という選択は間違っていなかった 【週刊新陽 #165】

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          原石が宝石になる高校〜ポスタープロジェクト完結 【週刊新陽 #161】

          新陽高校の新しいポスターが解禁となりました! このポスターは、有志生徒10名が、クリエイティブのプロである文筆家の松浦弥太郎さんとデザイナーの小熊千佳子さんと共に歩んできたプロジェクトの結晶です。  「自分たちは宝石の原石。そんな原石を発掘し、磨いてくれる場所が新陽高校」というプロジェクトメンバーのメッセージが詰まったデザイン。 『出会いと原体験』を大切にする新陽ならではのプロジェクトで、『人物多様性』をビジョンに掲げる新陽らしいポスターが完成したと思います。 ぜひ多

          原石が宝石になる高校〜ポスタープロジェクト完結 【週刊新陽 #161】

          宮沢賢治 来道100年展 【週刊新陽 #160】

          5月15日(水)から5月26日(日)まで、大通公園ではさっぽろライラックまつりが開催中。初夏の訪れを告げるイベントとして札幌の人たちにはお馴染みとのことで、特に週末はすごい人出でした。 そんな大通公園に宮沢賢治の詩碑を建てたい!、と活動している新陽高校の卒業生がいます。今週は、そんな先輩たちと一緒に在校生が行ったプロジェクトを紹介します。 宮沢賢治と北海道『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』などの童話や『雨ニモマケズ』の詩など、多くの人が何かしらの宮

          宮沢賢治 来道100年展 【週刊新陽 #160】

          学び合う生徒を支える学び合う教員であるために 【週刊新陽 #159】

          5月も中旬に入り、急に日差しが強くなってきました。札幌にいると本州よりも紫外線が強く感じるのは、急に初夏らしくなるからなのか緯度のせいか・・・。 登校してきた生徒を迎える木漏れ日もはっきりくっきりしてきたような気がします。 授業研究会を公開する理由5月9日(木)、今年度最初の公開授業研究会を開催しました。 新陽では1〜2ヶ月に一度のペースで授業研究のための研修を行なっていて、そのうち数回は外部講師をお招きする形式です。毎回素晴らしい講師の方々が来てくださるので、この貴重

          学び合う生徒を支える学び合う教員であるために 【週刊新陽 #159】

          一歩踏み出すことから始まる探究 【週刊新陽 #158】

          札幌は青葉が眩しい季節になってきました。藻岩山や真駒内公園など新陽高校の近隣にも緑が豊かなスポットが多く、冬から春、春から初夏へ、一日ごとに景色が変わります。 自然が身近な札幌ならではの休日の過ごし方にも慣れてきた4年目。GWには近所をぶらぶら散歩して、散り始めた桜と芽吹いた新緑を楽しんできました。 お天気が今ひとつだった連休後半は、積読していた本を読んだり動画をチェックしたり。 そこで、今号では、「先生の学校」YouTubeで私がMCを務める『社会を彫刻する人たち 〜

          一歩踏み出すことから始まる探究 【週刊新陽 #158】

          進路も留学も諦めない。本気で挑戦する人のための奨学金 【週刊新陽 #157】

          今年のゴールデンウィーク、10連休になる人もいるそうですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。新陽高校はカレンダーどおりの前半3連休と後半4連休、あいだの3日間は登校です。 GW前半は各地で真夏日となるほど気温が上がりましたね。札幌の桜も一気に満開を迎えています。 新陽にしかない奨学金連休の合間の5月1日(水)、全校集会を行いました。 今月の集会では、6月のYOSAKOIソーラン祭参加に関することや7月の『新陽祭』のテーマ発表など、これから予定されている大きなイベントについ

          進路も留学も諦めない。本気で挑戦する人のための奨学金 【週刊新陽 #157】

          4年目の「中つ火を囲む会」〜息は吐かなきゃ吸えない 【週刊新陽 #156】

          新学期が始まり、3週間が経とうとしています。 習慣化の法則として「3日・3週間・3ヶ月」などと言われますが、この時期はやっとペースが掴めてくる一方、慣れや疲れも出る時期。連休となる来週までもうひと踏ん張りです。 そんな3週目を迎える直前の4月19日(金)の午後、『中つ火を囲む会(通称:中つ火)』を行いました。 「自分らしさ」とは多様性を尊重する学校づくりと高校教育の再創造に挑戦している新陽が、教職員のリフレクションと対話を通した学びの場として、2021年4月から行ってい

          4年目の「中つ火を囲む会」〜息は吐かなきゃ吸えない 【週刊新陽 #156】

          自分で学びを選び、学び方を学ぶ 【週刊新陽 #155】

          4月10日(水)から授業が始まっています。 単位制が導入されて以来、新学期がスタートした時期に見られる光景が今年もありました。それは、休み時間や授業が始まる直前に教室を探し歩く生徒の姿です。 新陽高校の単位制カリキュラムでは、生徒は固定教室で授業を受けるのではなく授業ごとに教室を移動します。特に1年生はまだ校内の教室配置が分からないので迷子になりやすく、休み時間に私が校内をうろうろしていると「〇〇教室ってどこですか?」と聞かれることもしばしば(校長だと分かって質問している

          自分で学びを選び、学び方を学ぶ 【週刊新陽 #155】

          新年度スタート、そしてハウスも3年揃ってスタート! 【週刊新陽 #154】

          自分が学生の頃、春休みは(記憶が正しければ)宿題も無いし、一番のんびり過ごせる休みだと思っていました。でも先生たちの春休みは、まったく"休み”ではなく、むしろ通常の授業がある時より忙しいかもしれません。 そんな春休みが明け、いろいろ新しくスタートした新陽高校をご紹介します。2024年度も『週刊新陽〜校長室から』をよろしくお願いします! 先生たちの新年度キックオフ生徒の前に、まずは教職員の新年度がスタート。 新陽では毎年、年度始めに全職員会議で「運営方針」を共有します。今

          新年度スタート、そしてハウスも3年揃ってスタート! 【週刊新陽 #154】

          札幌新陽高等学校 第67回入学式 校長式辞

          新入生の皆さん、入学おめでとうございます。 新入生のご家族や関係者の皆さまにも心よりお祝い申し上げます。そして来賓の皆さま、ご列席くださりありがとうございます。 1958年4月13日、本校の前身である札幌慈恵女子高等学校の第1回入学式が行われ、それから66年の歴史を振り返ってみると、社会も本校も大きく変わりました。 一方、変わらずありつづけたのは校訓「自主創造 この道は自ら拓くべし」の精神です。そしてこの精神に基づき、新陽が掲げているビジョン「人物多様性」が目指すのは、

          札幌新陽高等学校 第67回入学式 校長式辞

          遠くへ行きたければ、みんなで進め〜「前進をつなぐ」という仕事 【週刊新陽 #153】

          今週の『週刊新陽』は、元プロ野球選手の杉谷拳士さんが1年前に設立された会社と新陽高校の話です! 「前進」をサポートする会社2023年4月7日夕方、杉谷拳士さんが設立を発表した『株式会社ZENSHIN CONNECT』。 ZENSHIN CONNECTでは、4つの分野で、さらにはこれらの分野を掛け合わせて、『ZENSHIN ビジネス』と称した事業を展開しています。 この中の一つ、教育分野で行っているのが「学校における"前進"の支援」。新陽高校もご一緒いただき、まもなく1年

          遠くへ行きたければ、みんなで進め〜「前進をつなぐ」という仕事 【週刊新陽 #153】

          学校文化はあるものじゃなくて創るもの〜中つ火を囲む会 【週刊新陽 #152】

          もう3月も後半だというのに札幌はまだまだ雪景色です。 見出しの写真は3月19日の朝。この日、家を出る時は晴れていたのに5分ほどすると雪が降り始めて風も強まり、学校に着く頃には前を向けないほどの吹雪になっていました。 12月は暖かい日が多く、今シーズンは雪が少ないかな?と思っていたのですが、2〜3月にドカ雪が続き、むしろ雪解けが遅いようにさえ感じます。よく北海道の人たちが「雪の量は結局帳尻が合う」と言いますが、まさに今年はそれを体現しているかのよう。春が待ち遠しいです。

          学校文化はあるものじゃなくて創るもの〜中つ火を囲む会 【週刊新陽 #152】

          《卒業記念インタビュー Part2》 雪に耐えて梅花麗し〜諦めず挑戦する先にきっと咲く 【週刊新陽 #151】

          64期生の卒業記念インタビュー第2弾は、進学コースで学び、男子硬式野球部でピッチャーとして活躍した細野龍之介さんです。(一人目は「一水賞」を受賞した伊藤きあるさん。詳しくは先週の週刊新陽#150をご覧ください。) 昨年プロ野球志望届を出し、北海道のドラフト候補の高校生の一人として注目されていた細野さん。10月26日に行われたドラフト会議の中継を、本人そして男子硬式野球部の丸山先生と小崎先生と一緒に私も校長室で固唾を飲んで見守っていました。 あの日は残念ながら細野さんの名前

          《卒業記念インタビュー Part2》 雪に耐えて梅花麗し〜諦めず挑戦する先にきっと咲く 【週刊新陽 #151】