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表も裏も、生徒が支えるオープンスクール 【週刊新陽 #175】

8月31日(土)、今年1回目のOPEN SCHOOL(OS)を行いました。あいにく朝から強い雨が降ってしまいましたが、200名以上の中学生と、保護者の方々にご来場いただきました。ありがとうございました!

入試イベントのやり方は各校それぞれですが、新陽高校のOSは全教職員が関わり、そして有志の生徒も積極的に参加する、学校をあげたイベントになっています。

これまで以上にSHINYOアンバサダーをはじめとする生徒に支えられた今回のOS。生徒たちの活躍の裏側を(表側も)レポートします!


準備から当日運営、撤収まで

今回のOSは、1・2・3年の全年次から49名のアンバサダー生徒がエントリー。当日参加だけでなく、生徒企画のアイデア出しや前日準備にも携わります。

前日は、会場設営や校内の装飾、来場する中学生に配るメッセージカードの作成、リハーサルなど。

なお全体会を行う体育館の椅子並べは、男子硬式野球部を中心にハンド部やサッカー部など部活生たちが、快く引き受けてくれました。

400脚ほどのパイプ椅子を体育館にきれいに
並べてくれたのは、男子硬式野球部などの生徒。
「毎日宝石発掘中」のポスターをイメージした
キラッキラの飴には、アンバサダー生徒による
手書きメッセージが付いてます。
生徒が書いた「# 新陽のよきところ」
前日、そして当日も開場ぎりぎりまで
音合わせしていた軽音部のガールズバンド

***

迎えた当日、蒸し暑い雨のなか来てくださった中学生と保護者の方々を冷たいおしぼりで迎える生徒や、受付係、アウトドアや制服など体験会場での案内役、体験授業のアシスタントなど、各所でアンバサダー生徒が活躍!

来場者と接する姿からは、「新陽高校をもっと知ってもらいたい」「中学生に楽しんでもらいたい」「新陽の良さを伝えたい」という想いが伝わってきました。

オープニングアクト。元気な演奏に、
会場からあたたかい手拍子をいただきました!
e-sports研究部による体験会&
フォールガイズ大会は毎回人気です!
新陽にしかない科目「アウトドア探究」。
あいにく雨のため教室での体験となりましたが
写真パネルや薪割りで本格的な雰囲気を演出!
コンパス別の体験授業では先生をサポート。
アシスタントになったり、中学生と一緒に学んだり。
撤収は、ハンドボール部の生徒がテキパキと。
いつも手伝ってくれるので慣れたもので、
あっという間に片付いてしまいました!

生徒から伝わる新陽高校

今回、特に生徒主体で行ったものがあります。

それが、全体会(説明会)と生徒企画の新コーナー「おいでよ しんようの森」です!

まず、OSの最初に行う全体会。ここ数年は、
1、校長挨拶(5〜10分)
2、新陽高校の特色について(15〜20分)
3、入試やパスポート制度について(10〜15分)
という流れで教職員が話すのが定番となっていました。

アンバサダー生徒の仕組みができてからは、司会を生徒が務めたり、行事や部活動など一部を生徒から紹介することがあったりと、少しずつ生徒が前に出る場面が増えてきました。

今年の司会は2年生。
イレギュラーな事態にも機転を利かせて対応し
安心して頼れる進行でした。

さらに昨年、第1回OSの個別ブースでの生徒プレゼンが良かったので、第2回OSの全体会では教員からの学校説明に加えて生徒からも「新陽の良いところ」を話してもらったところ大好評。

そこで今年は、生徒メインで学校紹介をしてもらおう!とプレゼンする生徒を募ったところ、単位制1期生である3年生が手を挙げてくれました。

多少、先生がアドバイスしたものの、彼女が自分で考え自分で作ったプレゼンが完成。それを見て、進行の順番を変えることにしました。生徒プレゼンをトップに持ってくることにしたのです。

組み直した今回のOSの全体会の流れがこちら。
1、生徒による学校紹介(18分)
2、校長挨拶(8分)
3、入試やパスポート制度について(10分)

結果は、大成功でした!「単位制」「メンター/ハウス」「出会いと原体験」という3パートに分かれたプレゼンは、的確に新陽の特色をカバーしつつ、生徒自身の体験や視点による分かりやすい説明となっていました。

「新陽ってどんな学校だろう・・・?」と思っている中学生や保護者の方に、等身大の新陽生の言葉が届く、これ以上の学校紹介はないと思います。

学校紹介を任された3年生。
15分、堂々と話し切りました。
カンペも見ず、自分の言葉で。
心のこもったプレゼンでした。
最後のスライドに伝えたいことが詰まってます

***

新コーナー「おいでよ しんようの森」は、生徒プレゼンのブースやラウンジ(休憩所)の一角で行っていた生徒プレゼンを発展させ、さらに中学生と新陽生が交流できるようにした部屋です。

実はこれは、数名のアンバサダー生徒からの持ち込み企画。「中学生の時、こういうコーナーがあったらよかったな」「せっかく来てくれる中学生をおもてなししたい」と考えた生徒たちが企画立案し、採用されました。

前日、学校が閉まる時間ぎりぎりまで部屋の装飾をしたり、交流しやすいようにボードゲームを用意したり、彼女たちがこだわった甲斐もあって「おいでよ しんようの森」は大人気!多くの中学生と会話が弾んだようです。

ちなみに、この日たまたま来た卒業生にも飛び入り参加してもらったのですが、後輩のホスピタリティに関心していました。(飛び入りでも、プレゼンや交流できてしまうところがまた新陽卒業生のすごいところです。)

生徒プロデュース「おいでよ しんようの森」
この部屋だけ学校祭みたいでした(笑)

「まかせて、校長先生!」

表舞台でも裏方でも生徒が大活躍した今回のOS。

実は私、前日から声の調子がなんだかおかしくて、夕方のリハーサルの頃にはだいぶあやしくなっていました。翌朝起きると全然声が出ませんでした。

こんな大事な日に、情けないやら悲しいやら(話せない校長なんてOSで何の役にも立たない…)。

全体会では、生徒プレゼンの後に校長挨拶があり、その生徒の紹介や「なぜ新陽の生徒がこんなふうにプレゼンできるのか」を説明する予定だったのですが、それも叶わなくなってしまったので、その旨を生徒に伝えると「まかせて!校長先生の分も私が話します。」と言ってくれました。

他の生徒も、「校長、大丈夫?」「無理しないでね」と心配してくれたり、声が出ない私につられてか(笑)無音で「グー!」のハンドサインやガッツポーツを返してくれたり。

先生方にはもちろんたくさん助けてもらったのですが、今回は本当に生徒たちに救われました。優しくて頼もしい新陽生、最高です!

アンバサダー生徒の当日朝のミーティングで
紙に書いて状況を説明(泣)
終了後のミーティング。OS統括の村上先生から
アンバサダー生徒へ、感謝が述べられました。

【編集後記】
今週お会いした方が偶然、保護者としてOSにお越しくださっていたとのことだったので感想を伺うと、「あんなに生徒さんが前に出ているオープンスクールは初めてです。先生たちが任せているんだなという信頼感と、生徒さんたちから喜んでもらいたいという気持ちが伝わってきました!」とのこと。
プレゼンしたり企画から関わったりとリーダーシップをとっている子たちも、決して元々そういうことが得意だった生徒ばかりではありません。むしろ自信がなかった生徒も多いです。でも、「やってみたい」とか「そういうことが好き」という気持ちはあったので、学校はただ挑戦する機会を用意しただけ。
先日、講演に来てくれたビリギャル本人・さやかさんに、モチベーションは「CAN(できそう)」と「WANT(やりたい)」からできていると教えてもらいましたが、まさに。CANとWANTを手に入れた生徒たちは最強だな〜、と改めて感じたOSでした。

(おまけ)大型扇風機を軽々運ぶ村上先生。
全体統括、おつかれさまでした!!

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