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Nakano Nanae
2023年12月27日 23:58
置いておく場所がなくなったので写真をたくさん捨てたこれで思い出せなくなることがまた増えた風の吹かない朝月の出ない夜もしも逃げだせない時はいつでも電話してほしい海の底でも崖の上でもあのファミレスでもどこへだって迎えにいくよ
2023年12月25日 18:57
100人いたら90人は同じようにやるだろう5人は変わり者だと笑われ3人は金持ちになりあとの2人は今も行方知れずあのことを告白するのはもう少し後にするよ雨が埃を流した頃ぬかるみにそっとつける足跡のように君が私を忘れた頃その髪をなでる風のように
2023年12月16日 21:20
君の町の海は宝石みたいに輝く緑色でこの町の海は見慣れた灰色知らない人が人気者になってすぐに忘れられていった少しだけ信じていたあの予言が当たっていた世界のことを考えてみる「小説は読まない。だって全部嘘だから。」そう言いながら 私の話はいつも聞いてくれたね全部嘘かもしれないのに
2023年12月15日 18:33
太陽が昇る時と沈む時、どちらが美しいと思う?君は昇る時で私は沈む時だった君の好きな人は私の嫌いな人で君がとっておきの日に選んだ服は私が苦手な紫のジャケットいつか今日と同じ悲しみに出会う時には思い出すことくらい許してくれよまぶしすぎる朝日としずかな夕暮れの色
2023年12月14日 20:58
本物の星は手に入らないから星空の絵を描いた本物の月は手に入らないから紙を切り抜いて作ったそれでも足りなかったから庭の木に電球を吊るして光らせてみたりした本物の君にはもう会えないから君が好きだった歌を聴いている