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【日記】アイカツを見たら書く日記
【2021.9.17】 #1・ 「私がアイドルになっても?」 弁当屋の娘の星宮いちごは、友達の霧矢あおいに誘われてアイドル養成学校スターライト学園の編入試験を受ける。天賦の…
ニガクサ製麺所 製品一覧(もとい書いた小説の一覧)
社員紹介
社員1名。苦草堅一(ニガクサケンイチ)。書き分けの理由は特にないですし名前をコロコロ変えたい癖もあります。
趣味は地方競馬。 Twitter:@nigakusakennthi
業務内容
小説の執筆。何でも書くつもりでいるが、ストレートなギャグか謎の実験小説が多い。「二八蕎麦怒鳴る」の製造元なので製麺所を名乗ってみた。
社史・製品情報(個人的に気に入ってるのは★)
1991‐2019
県北戦士アガキタイオン番外編『村上茶買います』
※「阿賀北ノベルジャム」参加作品の『有限会社新潟防衛軍』『県北戦士アガキタイオン』の二次創作を募集するグランプリ「いぬねこグランプリ」の参加作品の「村上茶売ります」です。つまりこれがどういうことなのか知りたい方は『県北戦士アガキタイオン』と、残念ながら織り込めなかった『有限会社新潟防衛軍』の二作を今すぐチェックだ。
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「本当に作ったの!」
出
第49話 衝撃の大団円! さらば超煙合体(ちょうえんがったい)エンガオン!
枯木枕さん「となりあう呼吸」シェアードワールド企画の応募・落選作です。ご笑覧ください。
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『第49話 衝撃の大団円! さらば超煙合体エンガオン!』
●セブンスタータウン・工場跡(夜)
倒れ伏す「エンガオン」メンバー五人。
十全なるピアニコ、資材の上に立っている。
ピアニコ、両腕を広げ、
ピアニコ「話にならないわね、
吉田棒一さんのイグBFC2優勝作品「飯塚」(https://note.com/ycdb1/n/n9241254b0c35)を勝手ながら朗読いたしました。
新しい私なのぞよ(BFC3幻の2回戦作)
(noteテキスト版は下部)
一倉さんは魔法使いで、もう要らない魔法があるそうで。だったらあたしにちょうだい! 構わないわよ。それが事の顛末。カーテンを閉め切った放課後の視聴覚室は異世界みたいで、明りは僅かな夕陽だけ。一倉さんの瞳は濡れた光を蓄えていた。誰もが見惚れる一倉さん。モデルめいた長身、なめらかな黒い髪。壊れ物めいた白い肌、凛と引締まった美貌。かたやあたしは色黒のチンチクリンで、一倉さ
ブンゲイファイトクラブ3感想(随時更新)
グループA
・竹田信弥「幸せな郵便局」は出色。登場人物のバックボーンをじんわりと描きだす手つき。軸となる人物のスイッチもこれ以上ないタイミング。「山田の涙の理由が自分なんじゃないかと考えていた」を挿入するタイミングもまた、これ以上ない。これは理屈ではない部分かなと思う。そういう理屈ではない不思議な「良さ」が、いちばん多かった、不思議な作品。かなりセンスで押して来ている気がする。
・鞍馬アリス「成長
でかい鳥(BFC3落選作)
(以下、横書きテキスト)
町内放送が流れた。近所の動物園からエミューが逃げ出したらしい。エミューといえば身の丈2メートル近い巨鳥で、飛行能力がない代わりに発達した脚部でもって猛然と駆ける。遭遇した日にはそれなりの危険もあるはずだが町内放送はべらぼうに呑気だった。上り調子にピンポンパンポン、『エミューが逃げましたので、よろしくお願いします』下り調子のピンポンパンポン。終わってしまった。吉村
【日記】アイカツを見たら書く日記
【2021.9.17】 #1・ 「私がアイドルになっても?」
弁当屋の娘の星宮いちごは、友達の霧矢あおいに誘われてアイドル養成学校スターライト学園の編入試験を受ける。天賦の才を発揮して狭き門を潜り抜けるいちご&あおい。いったい何が待ち受けているというのか。
「芸能人はカードが命」とのこと。「芸能人は歯が命」という元々のキャッチコピーを考えた人は天才だが「おしゃもじをマイクに持ち替えて」を生み出し
第2回かぐやSFコンテストを振り返って(および「二八蕎麦怒鳴る」ができるまで)
苦草堅一です。
というものがあり、
というのを書いて最終選考に残していただきました。
またとない経験でしたので備忘録を書こうと思います。
『二八蕎麦怒鳴る』が出来るまで 大賞受賞者の吉美駿一郎さんが公開されている「アザラシ(略)ができる まで」と経緯が似ており、私も今回のコンテストではパートナーに意見を求めました。日頃は妻に自作を読んで貰ったり、内容を相談することは滅多にありません。趣味が合
第2回かぐやSFコンテスト最終候補作感想など
ランダム順です。
アザラシの子どもは生まれてから三日間へその緒をつけたまま泳ぐ カッコいいとはこういうことだ(なんかこんなコピーありましたね)。
まず梗概が図抜けていました。意外性と、程よい諦観のある語り口の格好良さです。内容に進んでみても、ジャンル分け不能な無二の読み心地がありました。手触りの新しさにかけては、この作品が一番であったように思います。登場人物たちのビジュアルも、想定の埒外にある
【小説】遠のき(たぶん3000字)
遠のき(横書きテキスト)
渡された海図には蜃気楼ばかりが書き込んであり、矯めつ眇めつしても行くべき場所が分からない。とんだデタラメを掴まされたものだと吐き捨てるものの、どうしてか表情は浮かれている。行きたい場所があるのではなく、辿りついた場所に居つくだけのこと。
※
見世物の前説として不踏島(ふとうとう)のことをすこし。どうしてか距離と時の法則を軽んじがちな貝楼諸島において、不踏
ありとあらゆるもの(第4回阿波しらさぎ文学賞・投稿作)
地球、四十六億年。
その歴史は、あまたの生と死の積重ねで出来ている。いま生きているものより、これまでに死んでいったものたちのほうが、圧倒的に数が多い。理屈のうえでは自明だけれど、ことこれを実感するとなると現世から離れなくちゃいけなくて大変だ。ちっちゃな頃から精霊で、何十年と幽明のあわいをプラプラしていたおれにとっては、この地上はあらゆる幽霊でいつも賑やかなように思うんだけど、ちゃんと命ある人々
ハミーについての疑問を検討してみる
「バゴプラ」掲載小説「かわいいハミー」は、私がこういう最後にダババーっと畳みかける構成を好き好き大好き超愛してることもあってお気に入りの一作なのだが、一般公開後に為された一つの問題提起をきっかけに、界隈が紛糾した。
そのへんを考えないで読んだので、言われてみればそうだなと思い、正当性について考えた。考えれば考えるほどに、正当性はない。
ところが、作品の出発点に倫理的な疑問が生じることと「
読みかけのディケンズ(第12回六枚道場)+自作解説
以上、六枚道場・第12回「読みかけのディケンズ」です。
「読みかけのディケンズ」というタイトルでみんなで書いて提出しようというイベントで、むっちゃ新参者なのにノリノリで手を上げて参加させて頂きました。お調子者なので。
以下、言い訳したいことがあるので、解題です。
【文芸サークル『毒猿』】
・ネーミングに困ると「毒猿」と名付けます。
むかしサークルを立ち上げたことがあったのですが、「本当はサ