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僕が昔ハマっていたゲームの話
ある平日の夜のこと。
学校から帰った僕はランドセルを勉強机の上に放り投げ、宿題もろくにせずそのまま2段ベッドの上の段に寝転がって「ポケットモンスターパール」をプレイしていた(下の段は妹のものだ)。
しばらくすると玄関のドアが開く音がした。多分おじさん(当時の母の彼氏のこと。話すと長いので今は割愛する)が仕事から帰ってきたのだろう。廊下を歩く足音で分かる。
帰ってきたおじさんはリビングに通じる廊下を
特にない。強いて言えば、なんとなく
「なんで大学辞めたの?」
家族や友人に今まで何度も質問された。
その度に僕は「ちょっと鬱気味になっちゃって…」とか、「大学の授業が高校の延長線みたいに感じられてつまらなくて…」とか、「決められたレールを走るのが嫌になって…」とか、色々とそれっぽい答えを返してきた。
まるで面接官に志望理由を聞かれる就活生のような気分で。
嘘だ、全部嘘だ。
本当は分かっていた。
でもどうしても僕は「それ」を認めら
高校生時代に夜の部室に忍び込もうとして失敗した話(後編)
↓前編はこちら
10分後
僕らは部室の中にいた。
仕方ないじゃないかだって、田中があんなに純粋な目で見つめてくるんだもの。
「え、行かないの?行くよね?俺たち何のためにここまで来たのかわかってるの?」
みたいな目でじっと見つめられたら僕ももう何も言えず学校へ引き返すしかなかった。
ただまあ、そうは言いつつも僕の中にも諦め切れない気持ちがあったんでしょうね、馬鹿が
しかし警備
目が覚めて意識が覚醒するまでの数瞬間が好きだ
とても寝覚めが良い日は、目が覚めてからほんの僅かな間小さい頃住んでいた家のベッドにいるような錯覚に陥ることがある。
あの頃は幸せだった。
平日はランドセルを背負って母に見送られて家を出ていた。
1人で早朝の通学路を歩くのも好きだし途中で友達を見つけたら声をかけて一緒に登校するのも楽しかった。
休日は目が覚めてすぐに今日は何をして遊ぼうかワクワクしていた。
友達と約束があれば友達の家に行って一緒にゲ
僕は「人はなぜ生きるのか」という問いから目を逸らし続けて生きていくしかない
問:人はなぜ生きるのか
答:意味などない。
問:ではなぜ人生という意味のない行為を、こんなに苦しい思いをして続けていかなければならないのか
答:生きなければならない理由はない。
問:では死んでも良いか
答:そうしたければそうするが良い。止める理由はない。
これ以上に反論の余地のない理屈に僕は出会ったことがない。
自分が死ぬと悲しむ人がーとか、まだ人生の楽しみを経験してないからーとか、色々反論
車の後部座席に乗るのが好きだ
車の後部座席に乗るのが好きだ。
僕はただ座っているだけで、他の誰かがハンドルを握って運んでくれる。
僕は携帯をいじったり、流れる景色を見たり、ぼーっとしたり、そうやって時間を潰していたらその内にまぶたがだんだん重たくなってきて...
そして気づけば目的地に着いている。
そんな人生を送りたかった。
一歩間違えたら死ぬところだった話
気づけば随分遠くまで流されていた。
底は見えず、足もつかない。
泳げない上にライフジャケットも着ていない。
助けを求めて必死に辺りを見渡すが、僕以外は誰もいない。
それもそのはずだ。だって今は朝の5時過ぎなんだから。
大人たちは誰も起きて来ない。
とにかく顔を水面から出そうともがき続けてはいるが、自身の体力が一歩一歩着実に限界に近づいているのを、僕は絶望的な気持ちで感じ取っていた...
小学五年
Desideriumとテレビ石
英語には、日本語ではひとつの単語として表現できない意味を持つ単語がいくつかある。
例を挙げると
Petrichor... 雨が降った時に、地面から上がってくる匂い
Ambisinistrous...両手が左手である状態、転じて両手が左手であるかのように不器用で危なっかしい状態
Azymous...イーストを入れられていないパン
Artolater...パンを崇拝する人
Paneity...パンがパ
高校生時代に夜の部室に忍び込もうとして失敗した話(前編)
「夜中に学校に泊まるとかワクワクしねぇ?wwwww」的な頭の悪いノリで僕を誘ってきやがったのは、同じ部活の田中(本名)である。
もっとも、その誘いに軽率に乗って夜の9時に正門前に集合した僕も大概馬鹿ではあるのだが。
正門前に集合した僕達は、正門から堂々と入るのはさすがにバレそうだということで門から少し離れたフェンスをよじ登って学校に侵入することにした。
ガシャガシャと不吉な音を立てながら、それを