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焚き火を囲って

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古来、人類は焚き火を囲っていろんな物語を紡いできました。このマガジンには頭の中の何事かを言語化した記事を入れています。ゲームネタ、時事ネタ、ノウハウが多め。
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#ゲーム

久々に追加コンテンツにも夢中になった『Inscryption』と、ゲームに体験させられることのだるさ

久々に追加コンテンツにも夢中になった『Inscryption』と、ゲームに体験させられることのだるさ

巷で大絶賛のローグライクなカードゲームにしてサイコロジカルホラーと呼ばれている『Inscryption』をクリアしました。

本作はSteamのゲームでありながら、ゲーム内に散りばめられた暗号が現実世界とも連動するデザインになっており(いわゆるARG、代替現実ゲーム)、2021年10月頃に多くのゲーマーを駆り出させ楽しませてくれた作品です。

その出来と比ぶべくもなく、今年の僕のゲーム遍歴はあまり

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ゲーム中の暇な時間の過ごし方 :Medieval Dynasty

ゲーム中の暇な時間の過ごし方 :Medieval Dynasty

中世ヨーロッパのド田舎でサバイバル&クラフトな生活をする『Medieval Dynasty』を遊んでおります。

本作の世界は農業社会のため、あらゆる仕事が人力で行なわれており、便利な器具や機械がほとんど存在しません。脱穀は棒でひたすら叩くだけ。

そういう世界観なので、最適化や効率化を至上とする人には悪夢としか言いようがないほど、あらゆる作業に時間がかかります。

例えば、序盤の金策で有効な石ナ

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ゲームnoteを語る番組「Jiniと謎部のnow reading」でしか出せない脳味噌のゲロ

ゲームnoteを語る番組「Jiniと謎部のnow reading」でしか出せない脳味噌のゲロ

口頭だとTwitterとかnoteで書かないような話ができるというより、思考があんまり濾過・漂白されずに表に出ていってしまう。

そういう放言を僕は脳味噌のゲロと呼んでいるんですが、テキストを書き慣れてくるとテキストでこいつを吐き出すことができなくなっていくんですよね。つまり、最初の出力からきれいな、読みやすい、分かりやすい文章が自然と出てきてしまうわけです(喋り慣れてる人なら逆でしょう)。それど

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『レッド・デッド・リデンプション 2』をクリアしたあと、僕はシチューを作り始めた

『レッド・デッド・リデンプション 2』をクリアしたあと、僕はシチューを作り始めた

ぶつ切りの巨大な牛スネ肉に焦げ目をつけて、みじん切りしたタマネギを飴色に炒めて、大きめに切ったニンジンとジャガイモ、それから赤ワインとビールに缶のトマトソースを鍋にぶち込んで塩と砂糖とコンソメを合わせて5時間煮込むとどうなるか?

『レッド・デッド・リデンプション 2』をプレイした記憶が蘇る。

僕が操るアーサーは、キャンプで目を覚ますと焚き火に近づき、火に煽られる深底の鍋を覗き込む。毎朝欠かさず

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VTuberの「本間ひまわり」にハマってアーカイブ動画を漁ってる話

VTuberの「本間ひまわり」にハマってアーカイブ動画を漁ってる話

おはござ! 謎部えむです。

最近僕はにじさんじのライバー、本間ひまわりさんにハマっています。彼女はヒマワリの髪飾りが印象的で、国会議事堂を知らなかったようですが、FPSがやたらと得意な高校2年生です。

今日は皆さんに彼女の魅力を知ってもらいたく、筆舌を尽くして彼女を紹介します。

僕は個人的にキング本間と呼んでいますが、それは彼女が一部のゲーム内ネームでこれを使用していることを知ったからです。

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ドラマ『ウィッチャー』はゲームをプレイするような新しい映像体験をもたらしてくれた

ドラマ『ウィッチャー』はゲームをプレイするような新しい映像体験をもたらしてくれた

去る12月20日、かの名作『ゲーム・オブ・スローンズ』に匹敵する、あるいは超える大作として期待されていたドラマ『ウィッチャー』がNetflixで配信された。

シーズン1の全8エピソードが一挙に公開され、僕も一気に観終わった。そして不思議なことに、僕はその数時間後にゲームをプレイしたかのごとく続きをプレイしようとしてしまった。

言いかえれば、僕は本作を観て、なぜかゲームをプレイした気になっていた

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いろんな道のプロが独自目線でゲームにツッコむ「ゲームさんぽ」が面白いぞ!

いろんな道のプロが独自目線でゲームにツッコむ「ゲームさんぽ」が面白いぞ!

ライブドアニュースがYouTubeチャンネルが突如配信し始めた「ゲームさんぽ」が面白い。

「ゲームさんぽ」はいろんな道のプロが、ゲーム内で巻き起こる出来事に独自の目線で切り込んでいくシリーズ。

もともとなむさんが制作していて、ライブドアニュースとのコラボ版はこれまで3本が公開されている(かなりハイペース)。

気象予報士×ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
気象予報士の石原良純さんが登場

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あの頃はゲーム音楽だけを聴いて楽しめるなんて知らなかった

あの頃はゲーム音楽だけを聴いて楽しめるなんて知らなかった

コンサートホールの片隅でじっと耳を澄ませていると、崩壊したザナルカンドの街並みが脳裏に甦ってきた。現実/夢の世界から夢/現実の世界に召喚され、長い旅を経てやっと帰ってきた故郷はそこになく、これから待ち受ける最愛の人の死を考えないようにできるだけ明るく振る舞おうとしていた。

ほんのわずかな平和な時間を勝ち取るために、顔も名前も知らない人たちのためにユウナが死んでいいはずがなく、なのに何もかも受け入

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noteでゲーム系記事を書いている人へ~開かれやすいタイトルや検索性を向上させるコツ

noteでゲーム系記事を書いている人へ~開かれやすいタイトルや検索性を向上させるコツ

最近noteでゲーム系記事を書いてくれる人が増えてきて嬉しい限り。

しかし、「もうちょっと気を配ればもっと読まれるのに」と思う記事が多々あるのも事実。読めば面白くても、そもそも記事を開かれるチャンスを失っていて非常にもったいない!

特に気になるのが、(中身は面白くても)内容がまったく分からない適当なタイトルをつけていたり、検索に引っかかりやすい言葉を使っていなかったりする記事。

ということで

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何年かバーチャルな東京に住んでいたときの話――そしてmeet-meの思い出

何年かバーチャルな東京に住んでいたときの話――そしてmeet-meの思い出

目覚めると、僕は原宿に向かう。毎日1回、タダでガチャをやらせてくれるからだ。3等が出た。まあ、1等でも6等でもそんなに嬉しい景品はもらえないから、これは儀式のようなものだった。近くにあるトレードボックスを眺めてめぼしいものがないか確認するが、今日はこれといったものがなかった。

あ、そうだ。今日は16日、鍵の日だ。毎月、6のつく日には無料で鍵がもらえる。なぜか? 6とLockをかけているらしい。そ

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やりたいことがないなら、他人の欲望を真似する仕組みを作ればいい

やりたいことがないなら、他人の欲望を真似する仕組みを作ればいい

プログラミングを学ぶとき、最も効率がいいのは自分がやりたいことを実現するための知識を探し出して身につけることだとよく言われる。プログラミングに限らず、こうしたい、ああなりたいという欲望は学びにおいて重要だし、日々の生活を豊かにするうえでも欠かせない。

欲望ドリブンで物事に取り組み進捗を獲得するのは非常に望ましい。しかし、自分の欲望は一見無限に思えても気まぐれで、とても貴重だ。

欲望したいときに

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無印良品の爪切りマジやばい、「めんどくさい」が「待ち遠しい」に変わってしまった

無印良品の爪切りマジやばい、「めんどくさい」が「待ち遠しい」に変わってしまった

僕は昔から親に「うちは貧乏だから」と言われて育ってきたため、安物を我慢して長く使うのが当たり前になっていた。だから、爪切りも100均でしか買ったことがなかったし、切れにくくなってもなかなか買い替えない。この5年は1度も買い替えていなかった。

しかも手の爪は1~2週間に1度、足の爪は3~4週間に1度くらいの頻度で切らないといけない。めんどくさすぎる。そのうえで切れにくくなった爪切りを使い続けてるも

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ゲームが下手でも一生懸命プレイしてるのを観ると好きになっちゃう

ゲームが下手でも一生懸命プレイしてるのを観ると好きになっちゃう

最近AbemaTVでウルトラゲームスというチャンネルが始まり、テレビ番組っぽいゲームを扱った番組が放送されてる(ニコ生全盛期はもっといっぱいあったけど)。OPENREC.tvではガチゲーマー、コアゲーマー、プロゲーマーといった「うまい人」たちが配信してる一方で、ウルトラゲームスではこれまでの人生で2分くらいしかゲームをしたことのないような人や、初心者丸出しでめちゃくちゃ下手な人もけっこう出演してる

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職歴よりゲーム歴の空白期間のほうが怖い

職歴よりゲーム歴の空白期間のほうが怖い

Steamで新しいゲームを探していると、いつの間にか何時間か経っていることがある。さぞ豊作かと思いきや、そういうときに限ってピンとくるゲームが見つからず、なんとなくやるせなさを抱えてしまう。それならと思ってライブラリを見つめても、どれにしようかなとカーソルを順繰りしているうちに「何かゲームをしたい」という気持ちが萎んでいく。

僕は小学生の頃に遅ればせてファミコンを触ったのが最初のゲーム体験だが、

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