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私の(戦略的)ドライな子育てについて
息子は息をするように噓をつく。
親切な読み手の方で、親のかかわり方一つとおっしゃりたいのは少し待ってほしい。
例えば5分後にウソがばれるとわかっていても、「今」しか想像できないので、保身のための嘘をついてしまう。
5歳児の話をしているのではない。齢16歳なり。
しかも嘘に限らず数分前のことを覚えていないので、
詰められると、身に覚えがないと言って、自分を攻撃する相手として逆切れする。
他、
息子と私の境界線、それと神様とかつおだしのお話。
先日実家の母が怪我をして、姉と二人で家事を分担しているのですが、姉は懸命に母をケアしようとするがあまり、父や母の行動に制限を掛けようとする。父母は困惑。
姉の気持ちは良くわかるのですが、どうしても母がそうしたいのなら、たとえこれで寝たきりになろうと、それが運命であったと思う自分がいます。少し、他人が自分から遠くに見えている感覚に近いのかな。
かくいう私は、かつて息子の凸凹の長所である勉強に、私
発達障害児の育児と孤独②Active bystander(行動する傍観者)
ひと月前。Twitterで藤沢駅にて、おそらく自閉の青年が線路に降り、それをお母さんがハグして落ち着かせようとするけれど、体格差で制御できない…という動画が投稿されていました。
このお母さんの気持ちを考えると胸がえぐられると同時に、発達障害児の育児で私を苦しめるひとつに、この、世間の白い目があるかと思います。
年齢とともに秘儀「気にしない」を習得しましたが、その人数が多くなると、さすがにひるみ
障害児育児が苦しいとき工夫したこと④カウンセリングを受ける_1
数回に渡り苦しいときに工夫したことを書き連ねてきましたが、きっかけは今回の「カウンセリングを受ける」が書きたかったからです。でもその前に、わたしが長年鬱に苦しんできたことをお伝えしなければなりません。
かつて息子が幼児と呼ばれる年齢の頃、夫が息子に異様なほど厳しく当たることで、すでに夫婦関係が悪くなっていました。それもそのはず。後に夫も発達障害当事者と診断され、彼はきっちりしたいASD、息子はき
障害児育児が苦しいとき工夫したこと③心理学を学んだ
発達障害の夫とは意思疎通できず、障害児を一人で抱え身動きが取れなかった頃、コミュニケーションスキルが学べると謳っている『親業』(自民党御用達の「親学」ではない。)という心理学を学びました。当時、鬱のお薬のおかげで、1週間に半日ぐらいなら外出できるようになっていたところですが、まだまだ本調子ではなく。しかし、学んでからは確実に回復の速度を上げることができました。
(※発達障害児である息子への対応は、
障害児育児が苦しいとき工夫したこと②家飲みをした
はいそこ、不良主婦って言わない。合法です(笑)
育児が苦しいからなのか、ただ飲むのが好きなのかはともかく、予防的措置と位置付けておきましょうか。
子どもがいると夜に外出するのは難しい。居酒屋の雰囲気は好きだけれど、今は状況が許さない。なので前日から登校することだけを目標とした、全方位死角なしの環境調整を行い当日を迎える。目論見通り登校したら最低限の家事を終わらせ、スーパー開店時間を逆算して来訪し
障害児育児が苦しいとき工夫したこと①判断しなくていい環境を作る
私には我が子を恥ずかしいと思う瞬間がたびたびありました。
縦縞のズボンに横縞のTシャツで外出すると言い張るぐらいは許容範囲ですが、友達とのゲームに負けて泣いて当たり散らす息子は、やはり恥ずかしいと感じました。
そう思う自分の気持ちを深堀りして…などという模範解答は置いておいて、障害児育児に考える時間など皆無なのが現実。
ですから同じ境遇の母子が集う場所…療育施設や通級に通うことは私にとって癒
発達っ子とその母、信頼の置き場所、あっちへ行ったり、こっちへ来たり。
みなさま、お疲れ様です。少し、自分の時間が取れているところでしょうか…?
みなさんは安心できる、居場所はありますか?
今回は息子が小学校4年生の頃のお話を、日記から転載しますね。
息子には吃音があって、小学校に併設されたことばの教室に通い発話を学んでいる。
絶賛ADHDの息子は、授業中苦手だと感じる『今』の気持ちに気を取られ、自分が吃音で困っていることを忘れる。
ゆえ、ことばの先生の目を見
息子の自立を阻むもの②
さて今日は前回に引き続き、息子の自立を阻むものについてお話します。
もう先に結論を述べますが、「期待」です。
これは私の性格によるところが大きかったと思います。
私はとても不安になりやすいタイプです。
小さいころから夏休みの宿題は始めに片づけてしまうタイプでした。今だって災害対策に1週間分のNASA開発の食糧備蓄もあります。昨日、知らずできた手首の痣を見つけて、すわさっき聞いてしまった怪談の
息子の自立を阻むもの①
私の息子は現在16歳、高校1年生です。
小学生のころからゲームのために走って下校するような子でした。今人生のすべてをゲームに注いでいます。入学した時の学力の順位が、今下から数えた順位になりました。おっとめまいが…(笑)
さて、今日は「環境調整」のお話。
2年前ぐらいから息子にも思春期がやって参りました。
当時身体15歳が許される自由を、情緒9歳(発達の子は3分の2のスピードで成長するそうで