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障害児育児が苦しいとき工夫したこと④カウンセリングを受ける_1

数回に渡り苦しいときに工夫したことを書き連ねてきましたが、きっかけは今回の「カウンセリングを受ける」が書きたかったからです。でもその前に、わたしが長年鬱に苦しんできたことをお伝えしなければなりません。

かつて息子が幼児と呼ばれる年齢の頃、夫が息子に異様なほど厳しく当たることで、すでに夫婦関係が悪くなっていました。それもそのはず。後に夫も発達障害当事者と診断され、彼はきっちりしたいASD、息子はきっちりできないADHDで非常に相性が悪かったのです。そうなると小学校でのトラブル対応と、療育・通級・通院全てを一人で抱えることになる。家庭内は常に夫と息子が一触即発。お互いに折れられない障害なので結局私が折れるよりなく、だんだんと自分の意思を失わせ、末に肉体としての正体も失っていく。
鬱と診断されたのが6年前ですが、正直その1年前の記憶がすっぽり抜け落ちていること思うと、正確には7年前から鬱だったのだと思います。

紆余曲折あり、3年前に離婚。体調を戻すことができましたが、そこから心を立て直すのは2年ぐらいかかっています。1年前ぐらいから、何が好きなんだっけ?何がしたいんだっけ?と少しずつ自分の気持ちを取り戻してきて、今に至ります。

これは、息子の主治医が言っていたことなのですが、療育がうまく進まない家庭は、旦那さんの協力が得られない家庭が多いとおっしゃっていました。実際私の周りを見てもそう思います。(主語が大きいと誤解を生むので繰り返しますが、全ての旦那さんがそうだと言っているのではありません。多い、という話をしています。)

もし、私と似た境遇の場合、強くカウンセリングを勧めます。

濁流を泳ぐかのような育児の中で、自分自身を振り返る時間が持てず、心も体も置いてけぼりになることが多いです。私は大丈夫。私もそう思っていました。愛は力を生みますが、時間は資金と体力を消費しながら進みます。どこかで冷静になる時間を意識して取らなければ、私のように膨大な時間と、老後不足する資金と、健全な体力を失っていきます。

学んだことも多くこの7年を無駄な時間とは思いませんが、一度鬱になるとこれだけ回復に時間を要してしまうこと、気づかぬ資金や体力の損失があることは、知っておいてほしいと思います。

次に続きます。

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