花より団子🌸琵琶よりお寿司?正倉院展&大仏観光に行ってきた!
この記事をご覧くださり、本当にありがとうございます!
今日は週に一回、ゆるゆると続く子育ての気づきの回です🎶
いつも真面目な調べ物の記事が多いですが、たまにはゆるっと楽しみつつ、参考になる部分を見つけていただければ幸いです。
今回のテーマは、正倉院展&奈良の大仏観光に幼稚園児&祖父母と行ったらどうなったか?です。笑
まあ、大体はご想像の通りかと思いますが、お楽しみください。笑
正倉院展とは?
正倉院展とは、東大寺の大仏建立で有名な聖武天皇ゆかりの品が納められた正倉院の宝物を、時々開示してくれる企画。
だいたい年に一回、秋頃に期間限定で行われていることが多いです。
奈良時代からの宝物を納めているので、今から約1300年前のものを見ることができます。
正倉院宝物のメインは何と言っても、こちらの琵琶。
聖武天皇が愛用した琵琶で、螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)と言います。
歴史の教科書などでも乗っていて、とっても有名ですよね。
今回は、こちらに近い琵琶も出展されるとあって、非常に盛り上がっていました。
奈良の大仏も行ってきたよ。
なるほど、だから最近の記事は大仏、大仏してたのね!と思った方。
そうなんですよ。笑
正倉院展といえば、奈良国立博物館。
東大寺の大仏のすぐ近くです。
せっかく大仏を観に行ったなら何かのご縁。
ただ観に行くだけじゃなくて、伝えるべきことは伝えないとね。
というわけで、大仏をテーマにした記事はこちら。
良かったら読んでみてください⭐️↓↓
子ども✖️美術展はキビシイ
それではお楽しみの、子どもたちがどんな反応したか、のご報告です。
案の定、正倉院展の宝物は、「分からない」という感じで、5歳の息子、3歳の娘共に暴れていました。笑
美術館などもそうですが、小さな子どもが行っても、何が楽しいのかよく分からず、つまらないことが多いんですよね。
申し訳ないな、と思いつつ、今回は主人の両親の方が「いつ行けるか分からない」とノリノリだったため、ご一緒することに。
大好きな可愛い孫とも奈良に行きたいし、正倉院展も死ぬまでに一度は行きたい。
そのお気持ちもすごく分かるんです。
ただですね。
その2つ、両立します?
答えは、限りなくグレー。
まず、正倉院展は人気の美術展なので、館内に入るまでに少し並びます。
子どもたちはその時点で疲れてしまい、「疲れた〜!お腹すいた〜!」となってしまいました。
「こんなに並んで何観るの?」
と聞かれるので、
「昔の偉い人が使っていたモノだよ」
と答えると。
「……いらないー!」
そうだよね。笑
そしてさらに、
「〇〇ちゃん、そんなの観たくない!お寿司食べたいー!」
……お寿司??
ここに来てなぜお寿司なのだ?と思ったのですが、どうやら先日行った回転寿司が美味しかったので、また食べたいと思った模様。
「ごめんね、今お寿司ないから、正倉院展終わってからでもいいかな?」
すると、
「ダメ〜!今、お寿司食べたいの!」
スイッチが入ってしまいました。
入りたくない、お寿司お寿司と騒ぐので、次第に並んでいる方々もザワザワ。笑
兄も妹も2人してお腹空いたと泣き始めてしまいました。
そこで見かねた義母が、並んでいる列を抜けて、正倉院展前の出店を観に行ってくれました。
そしたらね、あったんです。
柿の葉寿司が。
柿の葉寿司
柿の葉寿司とは、奈良の名産品の一つ。
柿の葉っぱに包まれた、熟成されたお寿司。
意外にも持ち歩けるという優れモノでした。
6個ほど購入してくれた義母。
列に並んでいる間に、2つの小さな口はパクパクと食べ進め、もっぱら食べることに専心。
並んでいる列が終わり、入り口にたどり着いたものの、今度はお寿司を食べ終わってないから、と戦線離脱。笑
やっとのことで食べ終わり、少しご機嫌を直してから、「正倉院展」に入りました。
館内に響き渡る叫び
当然のことながら、館内には沢山の人がいますが、音声ガイドを聞かれながら回られたり、静かに展示品と向き合われている方が多いです。
小さな子どもはあまりいないイメージです。
少しでも興味を持ってもらおうと、子どもたちに話しかけます。
「昔の人が使っていたお椀だよ、すごいね」
「昔の人が使っていた台だよ、今も残っているのはすごいことなんだよ」
すると反応は、
「木の板じゃん」
…はい、そうです。
「そんなに綺麗でもないし」
…はい、そうですね。
「ガラス細工だよ、これは綺麗だね」
すると、
「ビーズの方がいいや」
…確かに。笑
残念ながら、思ったことをそのまま口にする子どもは時に残酷です。笑
古いという事に価値がある、という説明は伝わりませんでした。
ただ、唯一心が動いたかな、と感じたのはやっぱり琵琶。
「1300年前の人が使っていた楽器なんだよ」
と伝えると、
「その人、もう死んじゃったの?そこからずっと残ってるってこと?」
と聞いてきました。
よっしゃ!と思った私はすかさず答えてみました。
「そうだよ。今でも綺麗だけど、きっと当時はもっと綺麗だったのかもしれない。
それに、1300年近くも琵琶だけは残って、色んな人たちの歴史を見守ってきたのはすごいよね」
さあ、反応はいかに?
「ふーん」
と言って、琵琶の方を見つめていました。
(今のキミには分からないかもしれないけど、きっと大きくなった時にまた観に行きたい、と思う日が来るかもしれない。
その時にまた、心ゆくまで楽しんでね。)
そう思った矢先に、
「もうおしまい〜!!」
限界を迎えた妹の方の泣き声が館内中に響き渡ったので、ここで終了。
私たちの滞在時間は10分くらいで、あえなく退場となりました。笑
せっかく来たのにかなり駆け足でしたが、まあ、全く観れないよりはいいよね。
義父母も急かしてしまい、申し訳なかったので、あとから図録を買ってプレゼントしました。
奈良の大仏はいかに?
正倉院展には長居できなかった子どもたち。
奈良の大仏はいかがだったでしょう?
最初に奈良の大仏を観た時の2人の反応は、
「大きいねー!!」
驚いているようでした。
ただ、人の多さにも驚いており、長居はできなそう。
大仏の前に着くと、参拝客の切れ目を見つけ、急いでお祈りをしました。
お祈りの内容は……ふふ。秘密です🎶笑
いっぱい祈ってしまったのですが、その中にはもちろん、
「世界が正しき方向に導かれますように」
「子どもたちが道を踏み外さず、立派に成長しますように」
という祈りがあったのは確かです。
私は、純粋な祈りは必ず天に届くと信じているので、お祈りをする時はいつも真剣です。
こういった場では、1人静かにお祈りしたいものですが、
いかんせん周りには大量の外国人観光客、そして長く持たない子どもたちがいるので、自分のお祈りもササッとですね。
でも、滅多にお会いできない大仏にお目にかかれて、とても満足です🎶
奈良時代の人々が国家安寧のために真剣に祈ったであろう大仏さま。
私の世界平和への祈りも届くといいな。
鹿とせんべい
東大寺大仏殿周辺のもう一つの名物といえば、「鹿」です。
至る所に鹿が歩いており、観光客から「鹿せんべい」をもらって食べています!
動物園さながらの光景に子どもたちもビックリです!
我が家でも鹿せんべいを買ってあげてみましたが、慣れているようで、とても上手に食べてくれます。
3歳の娘もおそるおそる鹿せんべいを差し出します。
すると、紳士な鹿さんは優しく食べてくれました。
「シカさん、シカさんー!」
と子どもたちも大喜び。
所々に鹿のフンが落ちていて、
「シカさんのフンだ!わーい、シカのフン!」
と、これもまた大喜び。笑
なんで子どもって、フンとかオシッコとかいう言葉が大好きなんでしょうねーー。
大合唱はやめておくれ。笑
そんなこんなで大仏見学&鹿さんとの触れ合いは終わり。
視覚的に大きかったり、動物と触れ合えたりと、正倉院展よりは楽しかったようです。
旅の終わり。
帰り道、子ども達に、「奈良では何が楽しかった?」と聞いてみました。
すると、返ってきたのは、
「お寿司。あとシカさん、シカのフン!」
でした。笑
正倉院展も大仏もランクインならず……。笑
でも、帰ってきて、日本地理の絵本を見返した息子は、早速奈良のページの大仏を見つけていました。
「ママ、この大きいやつ観たってこと?」
そうだよ。
大きいやつ、じゃなくて大仏さまね。
そして鎌倉のページにも大仏を見つけ、
「こっちの大きいやつも行ってみたい!」
とのこと。
いいぞいいぞ、その調子。
全く意味のない観光にならず、「あの時観に行ったことあるな」くらいの記憶が残るといいな、と思った親心でした。
取り止めのない我が家の正倉院展&大仏観光。
誰かの参考になれば幸いです。
小さなお子様と美術展に行かれる際は、待つ事から気を逸らす方法をよくご検討くださいね!
ここまでお読み下さり、ありがとうございました!
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