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2024年2月の記事一覧

映画「デトロイトメタルシティ」を観に行った時の苦いような楽しかったような思い出を綴る

映画「デトロイトメタルシティ」を観に行った時の苦いような楽しかったような思い出を綴る

#映画にまつわる思い出

これまで40年近く生きてきたが、感性が乏しいせいか「人生を変えた映画」というものに出会ったことがない。

大学では一般教養科目として「映画論」という授業をとっていたし、所謂名作と呼ばれる映画を一時期貪るように観たことはあったが、それでも自分の内面が大きく変わった、という経験は悲しいが一度もない。

一方で、映画を観に行ったおかげで自分の人生の行き先が少しだけ変わったという

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さよなら情報銀行

さよなら情報銀行

情報銀行Dprimeのサービス終了記事を日経新聞で見つけると同時に、Dprime運営事務局から昨日、サービス終了のお知らせメールをもらった(以下はサービス終了お知らせメールのスクリーンショット)。

情報銀行と言えば、もともとは東大の柴崎教授がその構想をTEDトークで発した後、瞬く間に広まった後、当時の安倍政権の下で具体化が進められた官主導のプロジェクトだ。

その具体的な成果の一つが三菱UFJ信

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UPS(米国の運送会社)の管理職12,000人リストラの衝撃

UPS(米国の運送会社)の管理職12,000人リストラの衝撃

今日、とあるX(旧Twitter)を見て驚いた。米国の大手運送会社であるUPS(United Parcel Service Inc.)が12,000人の管理職をレイオフするとのことだ。

UPSは本社がジョージア州アトランタにあり、2022年の売上高は1,003億米ドル(約14兆円)で、従業員人数50万人超の巨大物流企業である(下記スクリーンショットご参照)。

UPSは日本でいうところの郵便局と

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顕在化し始めたウクライナ侵攻における不都合な真実

顕在化し始めたウクライナ侵攻における不都合な真実

ロシアによるウクライナ侵攻は、ロシア側にとって有利な戦局となりつつある。これまでのウクライナ侵攻の経緯も振り返りながら、そう思われる理由について以下説明したい。

1.これまでの経緯

2022年2月に始まったウクライナ侵攻当初は、ロシアの圧倒的な軍事力を前にゼレンスキー政権は早々に降伏しロシアの傀儡政権が誕生するものと思われた。(戦力比較の詳細データは下記リンクご参照)。

だが、士気を高めたウ

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外銀の投資銀行部門の方々と働いてみた感想(顧客の立場から見た風景)

外銀の投資銀行部門の方々と働いてみた感想(顧客の立場から見た風景)

前職で新規事業開発部門に所属していた時代、戦略コンサルや外銀の投資銀行部門(IBD)と一緒に仕事をしたことがある。

どちらの仕事も高給でやり甲斐もあり、社会的な地位も高いためか、ここ20年間で常に最難関の就職先として君臨し続けている。

戦略コンサルタントと言えば大企業の経営者の参謀としてロジックとファクトをもとに戦略を提言する職業であり、また投資銀行IBDといえばこちらも連日の深夜2、3時まで

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戦略コンサルの方々と働いてみた感想をつづってみた(クライアントの立場から見た風景)

戦略コンサルの方々と働いてみた感想をつづってみた(クライアントの立場から見た風景)

前職で新規事業開発部門に所属していた時代、戦略コンサルや外銀の投資銀行部門と一緒に仕事をしたことがある。

どちらの仕事も高給でやり甲斐もあり、社会的な地位も高いためか、ここ20年間で常に最難関の就職先の一つとして君臨し続けている。

戦略コンサルタントと言えば大企業の経営者の参謀としてロジックとファクトをもとに戦略を提言する職業であり、また投資銀行社員といえばこちらも連日の深夜2、3時までの激務

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目の前の人(正確には、自分が生殺与奪権を握られている人)を喜ばせたいという気持ちは起業家も個人事業主もサラリーマンも同じ

目の前の人(正確には、自分が生殺与奪権を握られている人)を喜ばせたいという気持ちは起業家も個人事業主もサラリーマンも同じ

起業家も個人事業主も中小企業の経営者もサラリーマンにも共通していることがある。それは「目の前の人を喜ばせたい」という気持ちである。ここではエモい話をしようとしているわけではなく、サラリーマンをしていて、またスタートアップや中小企業の方々と接していてつくづく感じる点である。

では、ここでいう「目の前の人」とは誰か?それは自分の生殺与奪権を握っている人、つまり金銭をくれる人のことである。起業家や個人

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