記事一覧
2023年新年のご挨拶
昨年の末に、3年ぶりに開かれた「新潟第九コンサート」へ出掛けた。新潟市年末の風物詩で、2019年以降は私も賛助会員という形で微々たる形ながら応援させて頂いているのだが、コロナ禍の影響で2020年、2021年と開催されなかっただけに、どうなるものか心配はしていた。しかし、昨年はついに復活することになり、案内が来た時はほっとしたものだった。どのような形であれ、生で聴く演奏は心地良く、そして音楽の力強
もっとみる曲メモ:Have a Nice Day!「僕らの時代」
Have a Nice Day!「僕らの時代」(Apple music)
2019年1月に公開された映画「チワワちゃん」の主題歌だったこの曲は、予告編で初めて聴いた時強い衝撃を受けた。サビの一節、
という言葉に、私自身も息も出来ない程のセンチメンタルな思いを感じた。
もっとも、私はこの曲に出て来るようなパーティーカルチャーとは無縁の道を歩いていた。この時はちょうど、長岡の同年代や少々上の
Aさんに手紙を書く。色んな感情を込めた真剣な手紙。しかしBさんとCさんは気まずい口で、Aさんの無回答も覚悟した方がいいと言う。その確率が何%かも分からない。私はいずれにせよ、ほんの僅かでも奇跡を信じたい。しかしそう願う目には既に涙が浮かぶ。奇跡は起きるか。起きて。奇跡よ起きて。
子供の頃、親に起こされて無理矢理に目を覚ましていたのが、今は自然と早く目が覚める。2度寝をするかしないか、いずれにせよその体は朝であることを認識する。1日に期待したりしなかったり。そして時折、自分はなぜ生きているのかと問う。結局答えを見出せぬまま1日が始まる。そして終わる。
曲メモ:ヒグチアイ「劇場」
ヒグチアイ「劇場」(Apple music)
「劇場」とは恐らく人生の暗喩だ。「2人の男と女」とは父と母の事で、それから客席に現れるのは友人や親族、その他沢山の人達であり中には恋人もいるのだろう。
人生の暗喩と同時に、自分を誇示したい欲の現れとも言えるか。それは時に自分の行方を失わせてしまう。誰も私から離れて欲しくない!と言う自分の中から放たれる悲鳴。でもその悲鳴は往々にして理解はされづらい。