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日常の中の日常

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全50回。日常の普遍的なことをテーマにしたエッセイ。無料。 クスりと笑えるような思わぬ発見があるような。この作品があなたの日常にとけこんでくれたらそれはとても喜ばしいことです。 …
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2018年5月の記事一覧

髪染めについて

髪染めについて



たった今、髪の毛を染めた。

何色に染めたかというと、黒色だ。
黒色に染めたというよりも白髪染めだ。

白髪は昔からある方だったが、最近では特に多い。目に余るほど多くなると時々染めるようにしている。
見た目で老化を感じるポイントのトップ2がシワと白髪と聞いたことがある。
歳をとるのも悪くないと思っているが見た目で「老い」を感じるとそれはそれで好ましくない。

何故なら見た目であからさまに感じる

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努力について

努力について



先日、とても嬉しいことがあった。

ここ数年、酷くなっていた首、肩の凝りの解消が見えてきたのだ。

最初に違和感を感じたのが高校二年でそれからは年齢を重ねるごとに酷くなっていった。しばらく放っておいたのだが何年か前に寝違えたような痛みが取れず整形外科にて診断。レントゲンの結果、首の骨が曲がっているとのこと。小さい頃に何か首を痛めてその結果、年齢を重ねたことにより骨が硬くなって無理が生じている。

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スマホについて

スマホについて



今日のテーマはスマホについてである。

スマホの持つ利便性や、いかにこの時代に必要なアイテムかということをお伝えしたいわけではない。
そんなのは、これを読んでいる皆さん自身が分かっている事であるからわざわざお話しする程度ではないと思っている。
今日フォーカスするのはそこではない。
問題なのはスマホという名称だ。

僕が持っているケータイはアイフォンである。所謂スマホだ。
スマホなのだけれど、そ

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洗濯について

洗濯について



日常の中の日常を読んでいる方々はどういった人がいるだろうか。

男性だろうか、女性だろうか。

そして皆さんは家事をするだろうか。

一言に家事といえども大きく三つに分けられる。

それは料理、掃除、洗濯だ。

家事をする人や家事が好きな人、あるいは家事が苦にならない人でもこの三つの中でも得手不得手があると思う。いや、あって当然だ。

僕は一人暮らしの経験から家事は幾分苦にならない方だと思って

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歯磨きについて

歯磨きについて



たった今歯磨きをした。
朝起きて寝ぼけ眼に洗面台に向かい、歯ブラシを口にくわえながらリビングに移動する。テレビをかけながらゴシゴシゴシゴシ。なんて事のない一日の始まりだ。

いつもと同じ言わばルーティンの一つなのに、ふと歯磨きにかかる時間的コストが非常に無駄だと思った。

自分を変えたければなんてことのない無意識の行動こそ見直すべきではないだろうか。そんなわけで「歯を磨く」ことと「歯を磨かない

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鉛筆について

鉛筆について



忘れられない名前がある。

忘れたくても忘れない名前と言えば大袈裟だろうか。

忘れられない名前というよりは忘れない名前である。

それは、バイト夜勤前に会いに行った誰かさんではなく、親切にしてもらったのに裏切った誰かでもなく、「ここで辞めたらこの先も諦め続けるよ」と言ってくれた誰かのことでもない。

ただ僕が一方的に知っている名前。

そう、それは「ポディマ・ハッタヤ」さんだ。

僕は鉛筆に

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敬語について

敬語について



皆さんはどういう時に敬語を使うだろうか。

自分より目上の人と話す時、年上の人と話す時、初対面の人と話す時、サービスを提供する時など今思いつく限りでザッとこれぐらいのことが挙げられる。

では敬語を話すことは得意か。はたまた好きかという問いをかけられるとするならば、僕はすぐさま「ノー」と言うだろう。

ビジネスの上では敬語は重要である。日本の文化の中で敬語は古くから使われてきた。会社内の組織構

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1600について

1600について



「1600」と聞いて何を思い浮かぶだろうか。

400×4と考えれば勘づく人もいるだろうか。

400×4。つまりは原稿用紙4枚分。
そう、1600とは文字数のことでエッセイに最適な文字数なのだ。

1000字では少ない。しかし3000字ともなれば読む時間や場所を選ばなければならない。
なんにも一分間で文字を読める平均文字数は400字程度とだそうだ。
つまりは3000字を超えるような文章は「そ

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動物好きと子ども好きについて ~人間対人間~

動物好きと子ども好きについて ~人間対人間~



前回「動物好きと子ども好きについて ~性格ステータスの数値化~」の続きである。

実際のところ、僕はどうか。
子ども好きかと問われたら、なんとも言えない。

甥っ子や姪っ子は心底可愛い。だが他人の子に対してそこまで愛着を持ったりしないかもしれない。もっと言うならば、子どもなら誰でも可愛いという感覚はない。他人の子でもコミュニケーションをとることにより可愛いと思うことは大いにあり得る。しかし、誰

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動物好きと子ども好きについて ~性格ステータスの数値化~

動物好きと子ども好きについて ~性格ステータスの数値化~



あなたは米が好きですか?

この手の質問をされた時あなたはなんと答えるか。

いや、なんと答えるべきか。

それは勿論、自分の気持ちを素直に答えれば良い。米が好きであれば「イエス」と答えれば良いし、仮にパンの方が好きであれば「ノー」と言えばいい。あなたが米派であろうとパン派であろうと、もしくはそれ以外であろうと答えるにはなんの差し支えもないはずだ。

仮にあなたが「パンの方が好きだ」と答えたと

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ストレッチについて

ストレッチについて



身体がバキバキだ。

何をしたわけでもない。

いや、何もしていないからバキバキになったのかもしれない。

年齢とともに身体は衰える。それにも関わらず何もケアをしてこなかったのが原因だ。

特に肩こりが酷い。元々肩こりがある方だが最近は特に酷い。過去最大級だ。
そして今みたいにキーボードを叩くといった同じ姿勢をとるのがあまりよくないのだろう。時々、背筋を伸ばしたりして筋肉が硬直しないように心掛

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魚について

魚について



思えば、幼い頃は魚が好きではなかった。

実家の敷地から数メートルのところに海はあったのにだ。

いや、どちらかと言うと敷地から数メートルのところに海があるからかもしれない。

ご飯は毎食のように魚料理が出された。それは焼きであったり、煮物であったり、時には造りであったり。今思えば贅沢とも思えるが、幼い頃の僕にはそれが贅沢とは思えなかった。

僕は魚より肉のほうが好きだった。

それには二つの

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緊張と緩和について

緊張と緩和について



表現をする上で、それは作品なりライフスタイルなりで僕なりに気をつけていることがある。

「僕なりに」なんて言葉は批判を恐れ、防衛本能から発せられる言葉のような気がして思い切りが悪い。
「自分なりに頑張っている」と言えば受けては何も否定ができない。
受けてが踏み込む余地を残しておくのはこれもまた一つの礼儀かもしれない。

だから「表現をする上で、それは作品なりライフスタイルなりで気をつけているこ

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