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SDGs of note Action record

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会社や団体、個人の方など、皆さんが発信しているSDGsの取り組みや体験などのnote記事を集めています。
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2024年2月の記事一覧

ノア・スミス「気候変動をよく理解したいならグラフをいろいろ見てみることだ。解決するのに脱成長なんか必要ないよ」(2024年2月13日)

ノア・スミス「気候変動をよく理解したいならグラフをいろいろ見てみることだ。解決するのに脱成長なんか必要ないよ」(2024年2月13日)

百聞は一見にしかず。

気候変動に取り組むうえでの大きな困難の一つは、世の中に悪い情報源が蔓延していて、悪質な情報もばらまかれていることだ。左派の気候変動活動家たち(気候変動問題について何かしようと自身の時間と労力を費やす傾向が最も強い人たち)は、「100社の企業が世界の排出量の70%を引き起こしている」とか「10%の富裕層が排出量の半分を占めている」といった馬鹿げた主張をする疑似左派的な情報を入

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【衣類ロスを解決したい】廃棄予定の余剰生地を使用したアップサイクルワンピース

【衣類ロスを解決したい】廃棄予定の余剰生地を使用したアップサイクルワンピース

■廃棄前の生地からワンピースになるまで

今、日本には年間27億点の服が供給され、そのうち消費量は13億点。
約半数の14億点は余剰在庫となっています。

アメリカでは年間15兆円分もの服が余剰在庫となっているという報告もあります。

日本国内では繊維製品が廃棄の8割近くが焼却、もしくは埋め立てされているといいます。

その余剰在庫を廃棄するのではなく、素材として再利用したものを"余剰在庫素材"と

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裂き織り:裁断屑のアップサイクル

裂き織り:裁断屑のアップサイクル

裂き織を説明するのに、いちばん分かってもらえるのはツルの恩返し。
古くからある、アレねと
なんとなくイメージしてもらえるだろうか。

あの織り機は、童話の中の遠いことのようにとらえられますが
日本の暮らしの中で、かつてとても身近なものでした。
反物も簡単に手に入らない中
使い古した手ぬぐいや布団を裂いて、細くして、織って服にしたり
こたつ布団にしたりを繰り返し、それでも古くなるとひも状にして抱っこ

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長崎県対馬で海洋プラスチックのモノづくり活動を始めます!

長崎県対馬で海洋プラスチックのモノづくり活動を始めます!

初めまして、長崎県対馬在住の阿比留です。

今回、長崎県対馬という場所にて、
「AHORA(アオーラ)」という名前で、海洋プラスチックを使ったモノづくり活動を始めました。
※AHORAのHPも公開しました!ECサイトはこれからオープン予定です(2024年2月現在)

なぜ、そのような活動を始めるのか、具体的にどういう活動をして、何を目指しているのか、ここに綴っていきたいと思います。

1.自己紹介

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エシカルファッション専門のセレクトショップEnter the Eが『受注販売』にこだわる理由

エシカルファッション専門のセレクトショップEnter the Eが『受注販売』にこだわる理由

■Enter the Eとは?

Enter the E(エンタージイー)は、国内にまだ少ないエシカルファッションの選択肢を広げるために誕生した「セレクトショップ」です。

3歩先を進む世界のエシカルファッションブランドを訪ね歩き、創業者と直接お会いをして独自の7つのブランド選定基準で判断し、ブランドを誘致しています。

Enter the Eには、メンズ、レディス、ユニセックス、小物、バッグ、シ

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アパレル業界の「衣類ロス」の話

アパレル業界の「衣類ロス」の話

悲しいことにファッション産業は、生産から廃棄の過程において「持続不可能」な状態が多数見られます。
その過程でおこる環境破壊や人権問題は未だ解決されていません。

おもな要因は、全世界で行われている衣類の「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」。
これらのシステムの中で直面する問題のうちの1つが「衣類ロス」です。

衣類の生産時、加工時、消費後にでる廃棄は、日本だけではなく世界が直面している問題で、年間

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