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ひび

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ひびのこと 日記未満、だいたい1日1更新。
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2023年9月の記事一覧

家の中なのに「家の外」ってどうやったら作れるんだろう

家の中なのに「家の外」ってどうやったら作れるんだろう

さらば9月、ということで、気温もすっかり秋めいてきて…というわけでもなく、今日もうだうだした夏の気温って感じだった。

今日は一日中松戸にいて、チャリで近所のスーパーに買い出しにでかけた程度、家で「こっち向いてよ向井くん」の最終話を繰り返しみたり、オドぜひをみたり、呪術廻戦の2期をみたりして過ごしていた。

家での時間の過ごし方があまり得意ではなくて、近所のカフェとかにいってパソコンを開いた方が仕

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「よぼう」って方言なん?

「よぼう」って方言なん?

「あ、よぼってるよ」
「え、なんて?」

みたいなことが友人と食事をしているときにあったりする。

「よぼう」はどうやら方言らしい。

醤油とか液物を皿に淹れるときなんかに醤油が入っている器の口から液体が垂れている状態、をわれわれは「よぼってる」という。

めちゃめちゃ限定的なシチュエーションを指すことばだけど、食事の際には意外と頻繁に使ったりする。

そんなとき、「よぼう」を知らない人は、

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移動のひびと留まることの不安

移動のひびと留まることの不安

5月からのひびが移動が多くて9/28に至るまで松戸で寝泊まりしたのが27日、多いのか少ないのか分からないけど、この期間で京都、愛媛、香川、兵庫をいったりきたりしてきた。

来月はほとんど松戸にいる(といってもほぼ週2で島根にいる予定)んだけど、移動していないと余計なことをあれこれと考えてしまう。

お金のこと、あれが買いたい、これを買わないと、まあその余計なことのほとんどがお金がかかることなんだけ

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ただ暑いという日

ただ暑いという日

だんだん夜が涼しくなってきた。

夕方から外出した今日はひさびさに長袖のシャツを着た。

けども結局歩いてればエネルギーは消費されて、体温が上がって、暑くなる。

今も電車の中で額から汗したたりながらこれを書いているわけだけど、スマホを触っているとスマホの熱だったり、自律神経が乱れたりで、またさらに汗が出る。

汗が引くには、邪念をはらい、涼しい(寒い)場所で、ぼーっとするに限る。

だがしかしそ

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『三本足で山を登る』のあとに

『三本足で山を登る』のあとに

これからどこにいくんだっけ?
山だよ、山、
わたし山田、
ここから?
ここから、山にいくんだよね?これから、
ここから?これから?
山ってどこだろう?
あそこ?
あそこお?!

・・・・・

雨降るかなあ
ここらへんは急に降ってくるからね
あーね

・・・・・

おーい、おーい、

・・・・・

なにい?

そこは、どこだ?
ここも、山?
そこは山じゃないでしょ、
いめーじ!
え?
いめーじ!

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多可町

多可町

豊岡演劇祭2023が終わって、今日は兵庫県多可町でフルセルフビルドで自宅とサウナ室を作っちゃったBobさんのお家におじゃまさせてもらいに。

家というか秘密基地。

子ども心が擽られるようなセルフビルド感。
なにかの花の綿が流れてきていて、それが妖精にみたいにみえて神秘的だった。
初めて訪れた多可町は、神社の周りがすごく綺麗に整えられていて、町自体が神秘的な雰囲気を帯びていたように思う。

帰りに

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自意識過剰な自分と居れる場所と居れない場所

自意識過剰な自分と居れる場所と居れない場所

歳を重ねるにつれて、大人数での集まりが苦手な理由が変わってきた。

5年くらい前までは、いろんな場所で同時多発的に交わされる言葉であったり、誰かが主導権を握って、その人の采配によって交わされる言葉に苦手意識を持っていた。

けど最近では、自分よりも歳下の人たちが集まる場所に参加することが増えてきて、自分がこの場を支配してしまうことへの恐怖だったり、歳上だから・男性だからという理由で気を使わせてしま

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ひとりぼっちを上手く過ごせれば他人を悪く言う必要ってなくなるのでは?

ひとりぼっちを上手く過ごせれば他人を悪く言う必要ってなくなるのでは?

(この話はあくまでも『悪口』の話です)

世間一般に『悪口』と言われることの大半は主観で、他方から聞くとまったく認識が異なることを聞かされることが多い。

それが1対1で発生する悪口なら尚更。

だから1対1で発生した問題について、第三者に愚痴のように喋る、という行為はしないようにしている。

でも、他方が例えば自分の悪口を言っていたとき。
それはもうアウトオブコントロールの話で、それを聞いた第三

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他人と飯を食べる

他人と飯を食べる

豊岡での生活も3日目に突入。

宿に泊まるお金がないので、豊岡在住のメンバーの宅に4人で滞在。
朝も昼も夜も一緒にいる生活を送っている。

その中で、ともに過ごす時間として『食事』がある。

みんなで自炊をするときもあれば、車で飲食店に行って食事をするときもある。

一人でする食事もすきだけど他人とする食事もすき。
単純計算食べ物が4人分並べられたテーブルの雑多感は一人では見られない光景だ。

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豊岡演劇祭2023なう

豊岡演劇祭2023なう

先週から兵庫県豊岡市にて開催されている豊岡演劇祭2023にアーティストとして参加している。

自分たちのパフォーマンスは今週末なので、今日はリハーサルをしたり他のアーティストの公演をみたりして過ごした。

昨日の夜に京都から豊岡市の江原駅にやってきて、1か月前に来た時は夜は真っ暗人っ子一人いやしないみたいな感じだったのが、駅前ではナイトマーケットなるものがやっていて、地元の飲食店がキッチンカーやら

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『自分のため』からもれ出たもの

『自分のため』からもれ出たもの

昨日はTwitter(現X)で知り合った写真を撮っている方と京都の夜市的点心酒場 好 ハオでご飯を食べた。

同い歳で普段は関東で会社員をしながら、休日に写真(主に人)を撮っているらしい。

「どうして人を撮るんですか?」

「散歩をしながら、話をしながら、撮影するのがすきなんです」

というような会話をした。

人と風景を切り取った写真そのものではなくて、写真ができあがる過程に楽しさがあるようで

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風景が風景を受容する

風景が風景を受容する

大阪のフェニーチェ堺で幻灯劇場 音楽劇『鬱憤』をみてきた。

感染症流行下のわたしたちの不安を描いた群像劇。

演劇は、基本的に目に見えないものを目に見えるものをつかって観客といっしょに見ようとする行為、だと思っている。

舞台上にある有限のもの、それをみる有限の観客が、目には見えない記憶だったり感情だったり、この客席にいない人のことを見ようとしたりする。(見えてしまう)

それが、演劇の面白いと

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京都はなんで居心地がいい?(個人差あり)

京都はなんで居心地がいい?(個人差あり)

京都の家には、今のところ冷蔵庫も洗濯機もWiFi環境もない。
自炊もできる状態ではないので、京都にいる間は外食が主になるし、作業も基本的に府内のカフェになる。

ヤブチャリ(HOTEL SHE,KYOTOのヤブさんからもらったチャリ)があればだいたいどこでもいけるので移動に不自由はない。

ただどこかのお店に入ればお金が必要になるので、その分働かなくっちゃというチェーホフの三人姉妹で聞いたことある

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鴨川を漕ぐ

鴨川を漕ぐ

京都で借りている家は鴨川デルタが近い。

8月まで関わっていた泊まれる演劇でお世話になったHOTEL SHE,KYOTOのヤブさんから譲り受けた通称ヤブチャリで鴨川デルタにいってみた。

エモい。

なんだこの懐かしい気持ち。

誰かの学生時代の青春が自動脳内再生される感覚。
みたくなくても勝手にみえてしまう。
この脳内再生から逃れられないと諦めるしかないくらいに多くの人たちの青春がもやみたいにか

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