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豊岡演劇祭2023なう

先週から兵庫県豊岡市にて開催されている豊岡演劇祭2023にアーティストとして参加している。

自分たちのパフォーマンスは今週末なので、今日はリハーサルをしたり他のアーティストの公演をみたりして過ごした。

昨日の夜に京都から豊岡市の江原駅にやってきて、1か月前に来た時は夜は真っ暗人っ子一人いやしないみたいな感じだったのが、駅前ではナイトマーケットなるものがやっていて、地元の飲食店がキッチンカーやら屋台を出していたり大道芸をやっていたり、商店街の人たちがアーケード街にビールサーバーを設置して楽しそうに飲んでたりしてて、しっかりお祭りの雰囲気が出来上がっていた。

なんとなく感じることだけど、最近日本人の祭り感、みたいなものが変化してきてる気がする。

阪神優勝とかワールドカップとかハロウィンとか、あんなに熱狂できるのって、その人たちにとっての新しい祭り感の表れなんじゃないかとか思ってて。

ケとハレなんて昔からいうけど、陰陽みたく2つセットである、どっちも欠かせないものっていう価値観だったのが、今のハレ(ワールドカップ観戦とか)ってもっと爆発的ですぐ鎮火してゆく、ある種生活とは完全に切り離された世界、なんじゃないだろうか。むしろ、生活っていうものがなくなって、無とハレ(爆発)みたいなばらばらのものになってる気がする。

人々の価値観からケがなくなったのか?

豊岡演劇祭2023の江原駅前の様子をみたときに、この人たちは、ケがあるからこそのハレだ、みたいな感覚になった。

それって、東京で味わうことって、ないのかな。

新しいハレを見つける前に、まずは足元のケを見つめることができたらいいのに(自戒を込めて)と思ったり。

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