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好きを仕事にって言うけど結局どういうことなのか

ハッとする言葉に出会った。


「好きな事を仕事にしよう」と思って焼き肉が大好きだから焼き肉屋でアルバイトしてもそれは好きな事ではない。ボクが好きなのは焼き肉を食べることだから。


全くその通りだと思ってしまった。


わたしは書店でアルバイトしたことがある。

仕事は本当に楽しかったし、心の底から経験できてよかったと思っている。しかしこれを本業にしていきたいかと言われるとちがう。

なぜならわたしが好きなのは、本のお会計をすることでもなく、在庫を並べることでもなく

本を読むこと』だから。


もう1つ例をあげたい。

わたしはカフェで正社員として
お仕事をしたことがある。

完全に好きを仕事にできたと
思っていたんだけれど、すぐさま

カフェで珈琲を飲むことが好きだった

ということに気づいた。

アルバイトならまだしも正社員で
決められた時間そこに居続けることは
思いのほか苦痛だった。なので辞めた。

わたしはどうやら『好きを仕事にする』の
本質を理解できていない気がして

よく考えてみることにした。


......


しかし、考えてもよく分からないので
実際に行動してみることにした。

わたしは一定の期間を設けて興味のある分野に飛び込むことにした。同時期に4つのお仕事を経験していたし、国境を超えて色んな働き方に出会いたかったから現在はカナダにいる。

そして最近ある小説の一節に出会って
『本質』とやらを理解するのに大変役立った。

11年前にドラマでも人気になった
あの『夢をかなえるゾウ』の一節だ。

少し長いけど、紹介させてほしい。



それはやな、『仕事』いうのは、
つきつめていけば『作業』ってことなんや


「作業.....」

「サービスやら、人を喜ばせるやら、仕事に関していろんなこと言ってきたけど、結局のところ『仕事』いうんは『何か作業をする』っちゅうことなんや」

「それは、確かにそうですけど....」


仕事に費やす膨大な時間、それはつまり
『作業に費やす時間』や
。だから仕事はブランドで選ぶと不幸になるんや。その『作業に費やす時間』の喜びを犠牲にすることになるからな」


「小学校の時ドッジボールやったり缶蹴りやっとって、自分がどないみられてるか、
どないな評価されてるか、考えとったか?」


「いや、まったく考えてませんでした」


「せやろ。当たり前や。それは、ドッジボールという『作業』が楽しかったからなんや。繰り返すで。仕事は作業や。せやから、自分が仕事で幸せになりたかったら、自分が好きな『作業』を選ばんとあかん。どんだけでも続けられる一番好きな『作業』を仕事にするんや。それが仕事の正しい選び方や。」

<夢をかなえるゾウ 水野敬也 一部引用>




この本を読んでから、


自分が好きな作業の中で
人の役に立てるものは何か


この基準で選択することが

『好きを仕事にする』ということなのでは
ないかと思いはじめた。

わたしには今好きな作業が2つある。

外国人観光客をもてなす作業と
書く作業だ。

ゲストハウスやホテルで働いていたときに、
異国の地で右も左も分からない彼らにおすすめのご飯屋さんを教えたり、お寺や神社に案内して色々教えてあげることが好きだった。

世界中からやってきた人と触れ合えるワクワク。自分の国を好きになってくれるのはとっても嬉しかったし、リピーターになって異国からわざわざ遊びにきてくれたときは心底感動した。

書く作業は、もともと本を読むことが大好きで
本の中の言葉をキッカケに大きな決断ができたり、元気をもらったりしたことがきっかけで興味を持ちはじめた。

自分も人の琴線に触れる文や背中をぽんと押せるような文を書いてみたいなと思った。

自分が書いた文に励まされたという声をもらったとき心の奥底から嬉しくなって、この作業が大好きだと思った。

わたしはこの2つの作業を
心ゆくまで続けてみたい。




おわりに


わたしの社会人歴は浅い。
偉業も成し遂げてない。

だから『好きを仕事に』系のトピックについて語る資格がないのかもしれないし、少しためらいもある。

でも『好きを仕事にする』ことには
人一倍興味がある。

だってわたしは幸せになりたいから。

そのために1日、もっと大規模に言うと人生の大半を費やす『仕事』を楽しむことができないと、つまらない人生になってしまうのではないかと思った。

だから関連する書籍を読み漁ったし、
今日も研究は続いている。

わたしの『好きを仕事に』の本質の間違いや
水野敬也さんの夢をかなえるゾウの一節を
届けて、1人でもちょっとヒントになった!と感じる人がいたら、それだけで嬉しいと思うのです。





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『好きを仕事に〜』を投稿してから早4年。気付けば突き詰めすぎて自分らしさをフル活用したオリジナルな仕事が4つ生まれました。

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沢山の引用ありがとうございます!









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