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札幌でモノ作りをしています。 本業はグラフィックデザイナーですが、鉄を使ったインスタレ…

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札幌でモノ作りをしています。 本業はグラフィックデザイナーですが、鉄を使ったインスタレーションや小物を作ったり 写真を撮ったり、絵を描いたりの日々を過ごしています。 このnoteでは普段思っている事を文章にして、自分の考えを残しておこうと始めました。 忘備録的なものです。

記事一覧

旅の記憶、ふたたび -その1

40数年前の旅の記憶はすっかり薄れ、どこで撮った写真のなのかは判らないものも多い。街角のスナップだと難しいけれど、特徴的な建物はgoogleの画像検索で見つかることがあ…

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1か月前
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my songbook - いつか聴いた歌 その4

この songbookシリーズは、好きな歌の歌詞とイメージしたヴィジュアルの組み合わせです。必ずしも合致はしていませんが… Moonriver Lyric : Johnny Mercer / Music : Hen…

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1年前
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38年前のロゴフォントを探す

遠い遠い昔、Flamenco Libreというフラメンコスタジオのロゴを作った事があった。 もう、すっかり忘れていたけれど 時々訪れる会社の地下に 記憶の片隅にあった、その名前…

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1年前
4

my songbook - いつか聴いた歌 その3

この songbookシリーズは、好きな歌の歌詞とイメージしたヴィジュアルの組み合わせです。必ずしも合致はしていませんが… Me and Bobby McGee / Kris Kristffason, Janis …

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1年前
4

my songbook - いつか聴いた歌 その2

early morning rain 1966 / Peter, Paul and Mary もう、50年以上前の話しではあるけれど 高校の頃、学祭ではPPM( Peter, Paul and Mary )を コピーするグループがたくさ…

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1年前
3

my songbook -いつか聴いた歌 その1

このsongbookシリーズは、20年ほど前に歌の詞とビジュアルを組み合わせたモノを作ったのが最初。それは歌詞をイメージして作った訳ではなく、ビジュアルから歌をセレクトし…

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1年前
4

デザイナー/作家のストック、あるいは不良在庫について

モノ作りを長年やっていると、ボツ案と言うのが溜まってくる。 それが上手く次に回ってくれるストックとなれば良いのだけれど なかなか思う様にはいかないのが、世の常なの…

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1年前
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アート或いは芸術的写真についてのメモ

この頃、芸術的な写真って何なんだろうか?と考えたりする事があります。 で、「芸術的な写真や写真の権威付けに、何を苛立っているのか?」と言う問いに対して考えた事の…

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1年前
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写真について、この頃思うコト

この頃、割と写真に濃密に接しているらしく 色々とモヤモヤしている事を、断片的ではあるけれど書いてみた。 芸術的と言われるらしい写真と、そうではない写真て何なのか…

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1年前
10

モノを作ること

モノを作る人間の欲求として、他の人に見てもらいたいという事がある。 評価•支持される、されないは他者の観点なので 基本的には、自分が満足できるかどうかという事なの…

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1年前
10
旅の記憶、ふたたび -その1

旅の記憶、ふたたび -その1

40数年前の旅の記憶はすっかり薄れ、どこで撮った写真のなのかは判らないものも多い。街角のスナップだと難しいけれど、特徴的な建物はgoogleの画像検索で見つかることがある。名前や場所が特定できると、その場所をGoogleMapのストリートビューで探してみる。時が経ち街は変化しても建物が残っていていると、古い写真と比較しながらまた新たな脳内旅行を続ける事ができる。自分にとって新しい旅のスタイルである

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 my songbook - いつか聴いた歌 その4

my songbook - いつか聴いた歌 その4

この songbookシリーズは、好きな歌の歌詞とイメージしたヴィジュアルの組み合わせです。必ずしも合致はしていませんが…

Moonriver
Lyric : Johnny Mercer / Music : Henry Mancini 1961
Audrey Hepburn 1961

we’re after the same
rainbow’s end
waitin’ round the

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38年前のロゴフォントを探す

38年前のロゴフォントを探す

遠い遠い昔、Flamenco Libreというフラメンコスタジオのロゴを作った事があった。
もう、すっかり忘れていたけれど 時々訪れる会社の地下に
記憶の片隅にあった、その名前を見つけた。
気になって、HPを見てみたら不鮮明でボケたロゴがあった。
何とかキレイなものにしてあげたいなと、思ってしまった。
フォントを組んだ簡単なモノだけれど、当時も今も好みは余り変わってはいない。
多分、a,b,r の

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my songbook - いつか聴いた歌 その3

my songbook - いつか聴いた歌 その3

この songbookシリーズは、好きな歌の歌詞とイメージしたヴィジュアルの組み合わせです。必ずしも合致はしていませんが…

Me and Bobby McGee / Kris Kristffason, Janis Joplin

freedam’s just another word for nothin’ left to lose
nothin’ ain’t worth nothin’ bu

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my songbook - いつか聴いた歌 その2

my songbook - いつか聴いた歌 その2

early morning rain 1966 / Peter, Paul and Mary

もう、50年以上前の話しではあるけれど
高校の頃、学祭ではPPM( Peter, Paul and Mary )を
コピーするグループがたくさん出演していた。
高校生の自分にとって、プロテストはフォークソングと共にあって
深い思考を伴わない、ある種のファッションだった様に思う。
ベトナムは遠く、差別も身

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my songbook -いつか聴いた歌 その1

my songbook -いつか聴いた歌 その1

このsongbookシリーズは、20年ほど前に歌の詞とビジュアルを組み合わせたモノを作ったのが最初。それは歌詞をイメージして作った訳ではなく、ビジュアルから歌をセレクトしたのだった。今回まとめたものも、ほとんどがビジュアル先行であったけれど、歌のイメージに合わせて調整したものも多い。

20年ほど前に作ったのは「スターダスト:Stardust」
この曲を一番最初に聴いたのは、多分 Nat King

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デザイナー/作家のストック、あるいは不良在庫について

デザイナー/作家のストック、あるいは不良在庫について

モノ作りを長年やっていると、ボツ案と言うのが溜まってくる。
それが上手く次に回ってくれるストックとなれば良いのだけれど
なかなか思う様にはいかないのが、世の常なのだ。

① デザイナーとしての仕事の場合
例えば、一つの案件に対して複数案を提案して欲しいと言うオーダーが来る。
提案側としては、色々と検討した結果の案で決めて欲しい。
それで問題があれば、修正して完成形にしたいのだが
客は、複数の案の中

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アート或いは芸術的写真についてのメモ

アート或いは芸術的写真についてのメモ

この頃、芸術的な写真って何なんだろうか?と考えたりする事があります。
で、「芸術的な写真や写真の権威付けに、何を苛立っているのか?」と言う問いに対して考えた事のメモ書きです。アートとか芸術的とか言葉の使い方も、何だか難しいのですが。

● 権威に関してのメモ
人それぞれの感じ方•考え方の違いなので、写真に権威を求める人への苛立ちとかでは無く、単につまらないなと思う事が多いだけです。発表の機会や、目

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写真について、この頃思うコト

写真について、この頃思うコト

この頃、割と写真に濃密に接しているらしく
色々とモヤモヤしている事を、断片的ではあるけれど書いてみた。

芸術的と言われるらしい写真と、そうではない写真て何なのかとか
スマホの進化で「誰でも写真家」時代が来ている問題とか
撮るのは簡単(当然そうで無いのもある)なのに、能書きを垂れる問題とか
写真を始めた女子に、しつこく教えたがるオジサン問題とか
妙にハシャギまわる、写真愛好家グループ問題とか
まあ

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モノを作ること

モノを作ること

モノを作る人間の欲求として、他の人に見てもらいたいという事がある。
評価•支持される、されないは他者の観点なので
基本的には、自分が満足できるかどうかという事なのだろう。
満足という中には当然、他からの評価が含まれるが
ゲイジュツなので、気にする必要は無いし
誰か彼か褒めてくれるモノだし、好きだと言ってくれる。

下手も味わいのうち、とは思わないのだが
下手は下手、誰も言ってあげないのかな。
周り

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