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モノを作ること

モノを作る人間の欲求として、他の人に見てもらいたいという事がある。
評価•支持される、されないは他者の観点なので
基本的には、自分が満足できるかどうかという事なのだろう。
満足という中には当然、他からの評価が含まれるが
ゲイジュツなので、気にする必要は無いし
誰か彼か褒めてくれるモノだし、好きだと言ってくれる。

下手も味わいのうち、とは思わないのだが
下手は下手、誰も言ってあげないのかな。
周りに褒めるヒトしかいないのも、何だか可哀相だと思う。
まあ、まれに褒められて伸びるという事もあるとは思うけれど…
一生、勘違いに気づかずにいれるのだろうか?
表現の技術は、こなせば上がっていくのだろうけれど
根本はセンスの問題だから、磨いても限度がある様に思える。

往々にして、ヒトは何とか良いところを見つけ
あるいは、無くても褒めようとする。
それが友達、仲間の役割や優しさなのかな?
賢いはずの人が、疑いながらもそれを信じようとする。
褒められる事で、自分の可能性に希望を抱き
そして確信に変わる。
それは決して悪い事では無いのだけれど
いつか、真実に気づく時まで待つのか。
ただ、全てを分かっている確信犯だとしたら
逆に、凄いなあと許せてしまったりするかも。

下手だよ、それを売ってはいけないよって
言ってあげるのも優しさなのかと思うのだけれど
仲良し同士の、義理で回っている世界の人たちには
まあ、大きなお世話な事だね。

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