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旅の記憶、ふたたび -その1

40数年前の旅の記憶はすっかり薄れ、どこで撮った写真のなのかは判らないものも多い。街角のスナップだと難しいけれど、特徴的な建物はgoogleの画像検索で見つかることがある。名前や場所が特定できると、その場所をGoogleMapのストリートビューで探してみる。時が経ち街は変化しても建物が残っていていると、古い写真と比較しながらまた新たな脳内旅行を続ける事ができる。自分にとって新しい旅のスタイルである。
それにしても、画像検索の精度の高さには驚かされてしまう。

マドリッドで2CVを借りて、スペインを南下。ポルトガルへは下のほうから入って北へ向かう。スペインの荒涼とした風景から一転して、ポルトガルの緑の多い景色へと変化。空気が穏やかな感じがして、ちょっとホッとしたことを記憶している。

ポルトガルの田舎町の教会前で撮った写真。旅人を見る視線が強い。
教会は、人々が集う場所なのだろう。
門の所からは、こんな教会が見えている。
落葉が積もっているので、季節は秋から冬なのだろう。
この写真で画像検索をしてみた。
検索で割と簡単に見つけることができた。Vila Cortês da Serraという街の
Igreja de Nossa Senhora da Conceição/受胎の聖母教会
こんな所だったのか…
Lisbon→Coimbra→Porto を経てMadridへ戻る途中で立ち寄ったのだろう。
地名など知らなかったが、何となく旅の記憶が蘇ってくる。
現在の教会。入口の壁面にはタイル画があって整備されている感じ。
街路樹は、代替わりして小さくなっている。
現在の教会左側の風景
1981年の通り。外装は少し変わっているけれど、この建物は残っていた。

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