mori

感性的なインスピレーションに従って、小説・詩を中心に創作を行っています。色、形、音、言…

mori

感性的なインスピレーションに従って、小説・詩を中心に創作を行っています。色、形、音、言葉、形式は何であれ、心のインスピレーションを大切にして生きることが、本当の自己認識につながると思います。感性のままに生きよう、と勇気を与えられる発信を心がけています。

記事一覧

チンアナゴ(イメージの日記3)

mori
1か月前
2

小説とエッセイを書くことの違い

はじめにここ数日、noteを更新している。 自分は今まであまり、思考を言語化するエッセイみたいなものを書いた経験がなかった。一定数の記事を書いている中で、「小説・詩…

mori
1か月前
9

黄色い帽子の少年が笑う(イメージの日記2)

mori
1か月前
1

気負わず、気ままに作ることを、所ジョージに学ぶ

作る、という欲求 何かを作る、ということがしたい、と思っても、それを続けることは案外ハードルが高い。 「自分より遥かに上手い人がいるしな」 「こんなことやっても、…

mori
1か月前
2

Yの字etc(イメージの日記1)

今朝は、文章的なイメージが少なかった。 Yの字は鳥居っぽさを感じる。 細胞もそれにつながっていて、どこかお祭り感がある。

mori
1か月前
1

[創作論メモ]小さな魚をあつめる

いま書いている断片的な小説集の位置づけについて、友人のひとりから下記の質問を受けたので、この機会に創作への現状のスタンスを言語化しておきます。これは、小説・詩を…

mori
1か月前
3

作品は、赤ん坊と似ている。

作品は、赤ん坊と似ている。赤ん坊は無垢に産まれてくる。赤ん坊は目的を知らない。ただそこにいるだけだ。盲目的であるとも言える。必死に母乳を求め、泣き、ひたすら眠る…

mori
1か月前
4

私のスピリチュアリズム

時々、自分はシャーマンなのではないか、と思う。自分は特定の宗教に入っているわけではないし、信仰を持ったこともない。 興味はあって、関連するテキストは色々と読んで…

mori
1か月前
3

いい文章は「説明する」のではなく、「見せる」

なぜか惹かれる文章なぜか惹かれる文章がある。 普段はただ、「いいな」と思っているだけで、それについて深くは考えない。 でも、せっかくこうして物を書くのなら、いい…

mori
1か月前
6

表現したい、という欲求とは何か?

「表現したい」と思ったことがない。長い間、こういうブログのようなものを書くのに抵抗があった。 最近、少し思うところがあって、 ①頭に浮かぶことを文に起こしてみる…

mori
1か月前
5

空を眺めるだけの仕事がしたい、と彼女は言った。

「空を眺めるだけの仕事がしたい」 「どんなことでも仕事になるとしたら、何を仕事にしたいですか?」 そんな質問があって、妻と散歩しながら話しているとき、彼女が答え…

mori
1か月前
2
小説とエッセイを書くことの違い

小説とエッセイを書くことの違い

はじめにここ数日、noteを更新している。
自分は今まであまり、思考を言語化するエッセイみたいなものを書いた経験がなかった。一定数の記事を書いている中で、「小説・詩を書くときと、エッセイを書くときで、頭の使い方は全然ちがうな」と感じるようになった。それがどんな違いなのか、また、小説などの表現をやる上で、あえてエッセイなども併せて書く利点がどこにあるのか、などを、今回の記事で書いてみようと思う。

もっとみる
気負わず、気ままに作ることを、所ジョージに学ぶ

気負わず、気ままに作ることを、所ジョージに学ぶ

作る、という欲求
何かを作る、ということがしたい、と思っても、それを続けることは案外ハードルが高い。

「自分より遥かに上手い人がいるしな」
「こんなことやっても、仕事にも勉強にも足しにならないし」
「そもそも、ひどい自己満足だしな」

そう考えると、手が止まってしまう。

しかし、一方で、「作りたい」という欲求には何かがある。
これは、上記の、頭のなかの言葉になぞらえていうのであれば、

「別に

もっとみる
Yの字etc(イメージの日記1)

Yの字etc(イメージの日記1)

今朝は、文章的なイメージが少なかった。
Yの字は鳥居っぽさを感じる。
細胞もそれにつながっていて、どこかお祭り感がある。

[創作論メモ]小さな魚をあつめる

[創作論メモ]小さな魚をあつめる

いま書いている断片的な小説集の位置づけについて、友人のひとりから下記の質問を受けたので、この機会に創作への現状のスタンスを言語化しておきます。これは、小説・詩を中心にした話ですが、同様の考えは音楽にもあてはまります。

質問:
・この作品は、一話一話、詩として完結しているのか?
・それとも、これらを元に、長い作品をつくるつもりなのか?
・あるいは、このまま断片を並べていくつもりなのか?

結論だけ

もっとみる
作品は、赤ん坊と似ている。

作品は、赤ん坊と似ている。

作品は、赤ん坊と似ている。赤ん坊は無垢に産まれてくる。赤ん坊は目的を知らない。ただそこにいるだけだ。盲目的であるとも言える。必死に母乳を求め、泣き、ひたすら眠る。そこには確かな充実がある。過去を振り返るということがない。昨日も明日もなく、ただおぼろげな記憶があるだけだ。その記憶は幸福であり、不安でもあるだろう。すべては曖昧に溶けあって、それでいて極めてはっきりしている。
作品をつくる日々を送ると、

もっとみる
私のスピリチュアリズム

私のスピリチュアリズム

時々、自分はシャーマンなのではないか、と思う。自分は特定の宗教に入っているわけではないし、信仰を持ったこともない。
興味はあって、関連するテキストは色々と読んでいる。
しかし、〇〇教の信者である、ということはない。

一方、自分のことを、非常に宗教的な傾向のある人間だ、と思うことが多くある。宗教的、という言い方は正しくないかもしれない。
スピリチュアル、霊性主義的、とでも言うべきだろうか。

いわ

もっとみる
いい文章は「説明する」のではなく、「見せる」

いい文章は「説明する」のではなく、「見せる」

なぜか惹かれる文章なぜか惹かれる文章がある。

普段はただ、「いいな」と思っているだけで、それについて深くは考えない。
でも、せっかくこうして物を書くのなら、いいと思うものを、もう少し言語化してみようかな、と思った。

もう半年以上、『文学ラジオ』というのを継続的にやっていて、
ここでも色んな小説についての思考を言語化している。

改めてそこで話していたことを思い出すと、その瞬間は思いついて言って

もっとみる
表現したい、という欲求とは何か?

表現したい、という欲求とは何か?

「表現したい」と思ったことがない。長い間、こういうブログのようなものを書くのに抵抗があった。

最近、少し思うところがあって、
①頭に浮かぶことを文に起こしてみる。

と言うことを続けていた。

そして、それを妻と友人の2人に送り続けていた。

そんな中で、さらに、
②せっかく書くなら、ネットにも出す。出せるように書く。

という考えが出てきた。

これをすることに何の意味があるのか?
それはわか

もっとみる
空を眺めるだけの仕事がしたい、と彼女は言った。

空を眺めるだけの仕事がしたい、と彼女は言った。

「空を眺めるだけの仕事がしたい」
「どんなことでも仕事になるとしたら、何を仕事にしたいですか?」

そんな質問があって、妻と散歩しながら話しているとき、彼女が答えたことは、

「それなら、ただ空を眺めているだけの仕事がしたい」

ということだった。

何となく聞き流していたけど、色々聞いていると、どうも本当に「空を眺める」のが子供の頃から好きだったらしい。

しかし、最近はあまり空を眺めるようなこ

もっとみる