【ゼロから始めるnote生活 04】noteのコンセプト設計について
noteにおける「コンセプト設計」の重要度を理解していますか?
コンセプトをまったく考えずにノープランで始めると……
過去のわたしとおなじように、ネタ切れにより更新が途絶え詰みます……。
そのようなことにならないためにも、今回の記事では「コンセプトの重要性とコンセプト設計のやりかた」について説明していきます。
これからnoteを始める人は、記事を書き始めるまえにコンセプト設計を。
すでにnoteを運営している人は、中・長期的な運用をするためにもコンセプトの確認と見直しの意味を含めて、最後までお付き合いいただければと思います。
コンセプト設計の重要性
noteにおけるコンセプト設計とは「アカウントそのもののベースとなるモノ」と、わたし自身は定義しています。
コンセプトを明確にしておくことで……
読んでほしいターゲット層が明確になる
ターゲット層の悩みに対する理解度が深まる
記事としての需要を再確認できる
発信のブレを防ぐ
逆に過去のわたしのようにノープランで始めてしまうと……
✓ ターゲット層が不明確
✓ 悩みなど関係なし
✓ 需要がない記事を量産
✓ 発信内容はブレッブレ
✓ ネタ切れになって試合終了
noteにおける「コンセプト」を決めておくことで、一貫した考えかた・ベースを保ったまま目標達成に向かって進めるようになります。
コンセプト設計に大事な8つ
コンセプトを設計すると8つのことを明確にでき、アカウントのベースが完成します。
noteの目的
ターゲット層の明確化
発信内容の明確化
差別化ポイント
更新頻度(行動計画)
横展開するSNS
収益化に向けた行動
大・中・小規模の目標
コンセプトが決まれば、あとは決めたコンセプトに従って記事を投稿する。
そして、noteの運用を継続するだけです。
1.noteを運用する目的
ひとつ目は「目的の明確化」。
と、自分自身に問うてください。
明確な目的がないのであれば、ムダに時間を浪費してしまうだけなので辞めたほうがいいです。
「目的」と言われると……
✓ 有意義な記事を書いて発信したい
✓ 人の役に立ちたい
など、キレイごとを並べたがりがちですがそうではありません。
アナタ自身の心の中にある「本能」と「欲望」で良いと思っています。
noteで収益化してお小遣いを稼ぎたい
発信力を高めて認知度を上げたい
SNS上で人気者になりたい
といった感じで、なりたい自分が「目的」ではないでしょうか。
2.ターゲット層の明確化
2つ目は「ターゲットの明確化」。
「だれに?」伝えるのかを明確にしておかなければ、だれにも需要がない記事を量産してしまうことになります。
ブログやnoteでは「ターゲット」や「ペルソナ」という言葉が使われますが、難しいことはありません。
「過去の自分」でOKです。
たとえばこの記事を例にすると「ノープランで始めてネタ切れになり、noteに挫折した過去のわたし自身」が対象者。
つぎに続きますが「だれに?」を明確にしておくことで、その人が抱える悩みの理解度があがるため、より需要の高い記事を書けるようになります。
3.発信内容の明確化
3つ目は「発信内容の明確化」。
2番目で考えた「対象者」に対して、ナニを伝えたいのかをザックリと考えます。
「ザックリ」考えた内容を深堀りしながら「具体的」な内容にしていきましょう。
「副業」とひとえに言っても、多種多様な「副業」があります。
noteやブログのように文章を通じてモノを販売するモノや、YouTubeやTIKTOKなどの動画サービスを利用するモノ。
ウーバーイーツのようにカラダを使った副業と、本当に数多くの「副業」が存在します。
ただ「副業について発信する」では、対象者と範囲が広すぎて抽象的になりがち。
文章を書くことが好きである
仕事でも文章を書くことが多い
文章を書くことを活かしたい
日々2~3時間を捻出して投資できる
このような対象者をイメージしたのであれば「文章を書いてお金を稼げる副業」→「ブログやnote」「電子書籍」と発信内容が絞られてきます。
4.差別化ポイント
4つ目は「差別化できるポイント」。
「差別化」と聞くとハードルが上がってしまうかもしれませんね。
特別なスキルをもっていないし……
影響力も高くないし……
有益情報を知っているわけではないし……
こんなネガティブな思考が先行していませんか?
わたしもそうでしたが、特別なスキルや秀でた知識は必要ありません(もちろん、あるに越したことはないのですが……)。
前回も書いた通り、noteやブログにあふれている記事は「興味関心度合いが高くて、調べればわかること」が大半を占めています。
つまり、アナタだけが知っている特別なことを発信する必要はないのです。
ナニもないヒトなんていませんし、人はなにかしらの得意分野をもっています。
あの「のび太君」だって、あやとりに関しては得意中の得意。
まずは、自分のことを書き出してみてください。
特別ではなく「ちょっと知っている」とか「長期間携わった」「仕事で毎日使っている」などのことでOKです!
書き出したなかから、とくに自分が好きなことをピックアップしてみましょう。
なぜ「好き」で選ぶのかはシンプルで「好きなことは続けられる」からです。
書き出してからピックアップしてみると、それなりに強み(武器)があることに気が付くはずです。
あとは複数の「好き」を組み合わせることで、自分だけの差別化ポイントができあがってきます。
【いったん休憩】ここまでの内容をまとめてみよう
コンセプト設計は本当に重要なのですが、いかんせん手間と時間がかかります。
休憩をかねて、ここまでの内容を振り返りつつ、まとめてみましょう。
(画像とは違うパターンで考えてみますね!)
だれに?
→ デザイン初心者だけどSNSで画像付きの発信をしたい人&仕事での資料作成のスキルを高めたい人なにを?
→ デザインツールのCanvaについて発信する差別化ポイントは?
→ これまでたくさん作ってきた経験や失敗経験を活かして、初心者・未経験者でも見やすい・伝わりやすいデザインのコツやテクニックを伝えるnoteでの目的は?
→ 有料記事やアフィリエイトでお小遣いを増やす!
あわよくば……Canva公式アンバサダーになりたい!
こんな感じでしょうか。
ここまでまとまってくると、これから発信する内容や書く記事の内容をイメージしやすくなってくるのではないでしょうか。
5.更新頻度(行動計画)
5つ目は「更新頻度」ですが、行動計画です。
まずは「1週間に1記事公開する」といった最低目標(高すぎない目標設定)を定め、その目標に向かって少しずつ進めていきましょう。
「noteを1記事公開する」と言っても、ツイートを投稿するのとはわけがちがいます。
ネタを考える
キーワードを調査して決める
(最初のうちは不要ですが……)記事の構成やボリュームを考える
アイキャッチ画像を作る
記事内の画像を作る
(もしくは撮影して編集する)本文を下書きする
本文を仕上げる
全体を見直して記事を公開する
と、ひとつの記事を公開するまでの作業は、ザっと書き出しただけでもこれだけあります。
これらの作業を、一度にすべて実行する必要はありません。
移動時間や休憩時間・待ち時間などのスキマ時間を活用しながら、少しずつ進めていきましょう。
月 → ネタとキーワード決め
火 → 構成を考える
水 → 画像作成
木 → 下書き
金 → 寝かせる(なにもしない)
土日 → 見直し・修正・公開
このように小さな作業を少しずつ進めるようにサイクルを組んで、ルーティン化することが大事です。
6.横展開するSNS
6つ目は「水平展開するSNS」について。
とは言われるものの、そこまで多くの人に認知してもらえるわけではありません。
ただし、使わないよりは使ったほうが良いのは確かなので、水平展開するSNSも決めておきましょう。
SNSは広範囲にわたって届くため、ターゲット層に届くかどうかは微妙です……。
ここまで書けば察しの良い人であればお気づきでしょうが「SNSの発信内容も統一する」ことで、noteをSNSで広めたときのスピード感が増します。
わたしのようにTwitterで好き勝手呟くよりも、日々おなじような内容を継続して発信している人のほうが強いです。
とはいえ、SNSも……となるとけっこう疲れますので、臨機応変に使い分けるのがベストかと。
7.収益化に向けた行動
7つ目は「収益化に向けた行動」ということで、どうやって目的(お小遣いを増やす)を達成させるか?です。
有料記事や有料マガジンを販売する
Amazonアソシエイトに参加して商品を宣伝して広告料を獲得する
オリジナル商品を作成しBASEに登録し、BASEとnoteを連携して販売する
といったのが代表的なところですが「なにで、どうやって稼ぐ」のかを決めないことにはハナシになりません。
SNSの情報が豊富 → 有料記事・有料マガジン
Amazonを頻繁に利用する → Amazonアソシエイト
(アソシエイトに登録する必要があります)オリジナル商品がある → BASE&note
4番で考え決めた「差別化ポイント」を軸に、どうやって収益を生み出すのかを決めて、そこに向かって行動しましょう。
Amazonアソシエイトをnoteの記事内で利用するのであれば、Amazonアソシエイトに参加しないといけません。
参加するためには、申し込みをして期間内に商品を販売して、アソシエイトの権利を獲得しないといけません。
このように、ひとつの収益化の方法だけを見ても「やるべきこと」がありますので、必要な条件を満たせるように行動計画を立てましょう!
「とくになにもないから有料記事をつくろう!」と安易に考えるのは危険。
有料記事はとてもハードルが高いです。
ハードルが高い理由は参入障壁が低いこと以外に「人は価格以上のものを求めるイキモノ」だからです。
アナタがもつ有益情報を1,000円で販売したとしましょう。
アナタにとっては1,000円は安いかもしれませんし、1,000円なら買いたいと思う価格設定かもしれません。
しかし、多くの人がおなじように思うかと問われると答えは「NO」です。
情報を読むために1,000円払える人が少ないことと、その情報が1,000円の価値なのかどうか判断基準がないのが難しいポイント。
「まぁ1,000円なら……」と買ってもらったとしても、人は無意識的に1,000円以上の内容を求めているので、内容と価格に差異が生じた時点で「返金してもらお……」に変わります。
8.大・中・小規模の目標
最後8つ目は「大・中・小規模の目標を立てる」。
「目的」と「目標」はベツモノです。
目的は「ゴール」で、富士山登頂を例に挙げると「富士山の頂上へ行く」がゴールで「目的」。
その途中にあるそれぞれの山小屋(5合目・7合目など)が「目標」です。
わたしのように「ただなんとなく」で始めると、なんのために始めたのかがわからなくなり詰みます……(詰んでばっかりですね)。
小規模 → 1週間に1記事公開する
中規模 → 5記事公開して20人にフォローしてもらう
大規模 → 100記事公開して収益化を達成させる
目 的 → 収益額を10万円貯めて旅行に行く
このような感じで、小規模は「すぐに・確実に達成できる目標」を設定することで、小さな成功体験を得られます。
「成功」は「小さな成功体験」の積み重ねですから、小規模目標はたくさん設定してもOK。
コンセプトを設計してみよう!
ここまでの内容(1~8)をカンタンに入力できるシートを用意しました。
頭のなかだけで考えてしまうと、情報や思考の整理ができずグチャグチャになりがち。
書き出す(入力する)ことで見えるようになり、見えることで情報や思考を整理しやすくなります。
noteで成功したい!
noteを書くモチベーションを保てない……
ネタ切れだ……
思うように進められない……
このような人は、いったんnoteを書くところから離れて、自分自身と対話しながらコンセプトの再設計をおすすめします。
(わたしは何度も挫折しては、なんども作り直してます(笑))
まとめ
ということで、今回のまとめです。
noteはコンセプト設計が大事
ノープランで始めると詰みます
コンセプトを決める8つのコト
①目的を決める
②ターゲット層の明確化
③発信内容の明確化
④差別化ポイント(自分の強みや好きなこと)
⑤更新頻度(行動計画)
⑥横展開するSNS
⑦収益化に向けた行動
⑧大・中・小規模目標(たくさんの中間目標)
頭のなかではなく書き出して見える化
そんな感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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