水野うた

笑って泣いて働いて。こよなく愛する野球と、手のひらサイズの日常を描きます|2023夏 …

水野うた

笑って泣いて働いて。こよなく愛する野球と、手のひらサイズの日常を描きます|2023夏 文春野球 初登板|note公式 #自分にとって大切なこと・#この仕事を選んだ理由 審査員特別賞/#応援したいスポーツ スポーツのきっかけ賞 受賞 |不定期20時更新|X @uta_mizuno

マガジン

  • ビューティフル・レインボー

    • 210本

    LGBTQ+やジェンダーなどに関するnoteを、幅広くピックアップしています。

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    何度でも読みたいなぁ・・・と思ったnote、トラックバックのように大々的に紹介はしないけれど、誰かにもおすすめしたいなぁ・・・と思ったnoteを、そっとしまう場所です。ときどき、気まぐれに引き出しを整理します。

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    1枚の写真とちいさな物語

  • つなぐnote、つながる世界。

    大好きな書き手を、わたしのことばでご紹介した記事を集めました。

  • エッセイ

    日々是好日。 出会う物事から、ちょっぴり思いをめぐらせて。 感じたことを、思いのままに綴っています。

記事一覧

夏の終わりを胸いっぱいに吸いこんで

水野うた
2週間前
27

どうかこの夜が

水野うた
2週間前
42

歩き出す背中にカメラを向けたら、修学旅行の集合写真みたいになった話 #書けるnote勉強会 レポ

「懇親会、行ける人?」 「はーい!!!!!!!!!!!!」 「これだけの人数が入れるお店、あるかな?」 「えーと、何人?」 JPタワー名古屋36階、コラボベースnagoyaの外の広々と…

水野うた
4週間前
104

最期まで燃やし尽くせ!

水野うた
2か月前
33

みちのくの空へ

水野うた
6か月前
47

もう どこまでも歩いていける #買ってよかったもの

 かたちと軽さが好きで選んだプレーントゥ。けっこう難ありのわたしの足をやさしく包んで、くるぶしもアキレス腱も指の付け根も痛くない。でも、たくさん歩くと疲れてしま…

水野うた
6か月前
54

画面の中だけだったら、知り得なかった何か。

水野うた
6か月前
33

存在そのものがエース/投手 22 大野雄大 #勝手に選手名鑑

水野うた
6か月前
24

梅 こぼれる春に

 梅がひらいた。  中庭の八重の梅。この花がひらくと、春が来た、と思うのです。前の部署にいたときは窓からこの梅がよく見えて、蕾がふくらんでいくのを待ち遠しいよう…

水野うた
6か月前
50

お休みする勇気。

水野うた
6か月前
38

レジェンドの香り ―ミズノ バットクラフトマン・名和民夫

水野うた
6か月前
25

ブチギマリドリーム/投手 90 松山晋也 #勝手に選手名鑑

水野うた
6か月前
21

勝負強い永遠の末っ子/内野手 5 村松開人 #勝手に選手名鑑

水野うた
6か月前
30

出会うとき、離れるとき

 お別れする時期が来た。  ありがとう。ありがとう。もう、ここへは来ない。  わたしが大切にしたいものは、きっとここにはないから。   ❅    初めて電話をかけ…

水野うた
6か月前
58

分かち合うもの

水野うた
6か月前
46

ちがうふたりだから心地いい

水野うた
6か月前
50
歩き出す背中にカメラを向けたら、修学旅行の集合写真みたいになった話 #書けるnote勉強会 レポ

歩き出す背中にカメラを向けたら、修学旅行の集合写真みたいになった話 #書けるnote勉強会 レポ

「懇親会、行ける人?」
「はーい!!!!!!!!!!!!」
「これだけの人数が入れるお店、あるかな?」
「えーと、何人?」

JPタワー名古屋36階、コラボベースnagoyaの外の広々としたエントランス。足元には名古屋駅の夜景がひろがっている。
そこに満ちていたのは、はじめまして!の人ばかりとは思えない、和気あいあいとした空気だった。

勉強会が終わり、エスカレーターに向かって歩き出す。これから始

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もう どこまでも歩いていける #買ってよかったもの

もう どこまでも歩いていける #買ってよかったもの

 かたちと軽さが好きで選んだプレーントゥ。けっこう難ありのわたしの足をやさしく包んで、くるぶしもアキレス腱も指の付け根も痛くない。でも、たくさん歩くと疲れてしまう。そんな靴だった。

 今では仕事にも履くし、遊びに行くときも旅行でも履く、お気に入りの一足になった。どれだけ歩いても、足は痛くならないし、疲れない。変わったのは、3年前。ぜんぜん違う靴を買いに出かけたのがきっかけだった。

 



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梅 こぼれる春に

梅 こぼれる春に

 梅がひらいた。
 中庭の八重の梅。この花がひらくと、春が来た、と思うのです。前の部署にいたときは窓からこの梅がよく見えて、蕾がふくらんでいくのを待ち遠しいような、それでいてそのままでいてほしいような気持ちで眺めていました。

 この梅の下でお見送りしたことが、何度かあります。年度の変わり目は余裕のない部署でしたから、送別会は、お弁当を取り寄せての“ちょっといいランチ”。握手を交わし、肩を抱き合っ

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出会うとき、離れるとき

出会うとき、離れるとき

 お別れする時期が来た。
 ありがとう。ありがとう。もう、ここへは来ない。
 わたしが大切にしたいものは、きっとここにはないから。

 



 

 初めて電話をかけたとき、とても勇気がいったことを覚えている。7~8年前だろうか、何度目かの美容院難民になっていた頃だ。自宅にほど近いサロンは4階建てのビルの1階にあって、天井からドライフラワーの花束がいくつか下がっている。店のホームページを見ると

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