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巫子を護る者 第三章
#創作大賞2024 #ファンタジー小説部門
援来(えんらい)の小麦色の髪が、下から吹きあげた風によって舞いあがる。色とりどりの紙吹雪もまた、青空の中に溶けこんでいった。
王宮前の広場には、多くの国民が集まっていた。市場で振り向かれ、注目される援来の珍しい金の髪に、今このときだけは目を向ける者は誰もいなかった。
人々の歓声が波動となって地面を轟かせた。その絶え間ない喝采を聞いたとき
巫子を護る者 第二章
#創作大賞2024 #ファンタジー小説部門
三つ編みに結った長い髪を後ろ手でいじりながら、満砕は暇を持て余していた。夏陀に付き添って呼ばれた宴の席で、貴族の何のためにもならない自慢話を聞かされている。
このようなきらびやかな場に、戦闘を生業とする者が出席するのは無粋だが、瓏家は歴史ある武家である。将軍であり当主である夏陀と、養子でありながら長子の満砕が招待された。貴族の機嫌取りが重
巫子を護る者 第一章
#創作大賞2024 #ファンタジー小説部門
あらすじ献栄国(けんえいこく)の王都から離れた村に住む少年・満砕(ばんさい)は、親友の立憐(りゅうれん)とともに平穏な日々を過ごしていた。しかし二人が八歳のとき、王都からやってきた兵士によって立憐が連れ攫われてしまう。「結界を張り、他国から国を守る『巫子(みこ)』」に立憐が選ばれてしまったのだ。もう助けられないことを突きつけられた満砕だったが、そばにい
2024年の執筆の仕方
このままではいけない!!
こいちゃんはそう強く思った。
2019年の2月に作家を目指そうと決意し、
2021年から公募勢として真面目に活動して早3年目…………
このままではいけない!!!!!
2024年はNEWこいちゃんということで、
執筆の仕方を改めようと思う。
執筆量を増やそう
今日はちょっとダルい。
そう言い訳してパソコンを開かなかった日があるね?
そういうの、いい加減にやめよう
文学フリマ東京35、お疲れ様でした!!!
2022年11月20日(日)に開催された、文学フリマ東京35に出展しました!
その記録をここに残しておきたいと思います。
文学フリマとは?
文学フリマとは、全国で開催されている文学作品の展示即売会です。
私の出展した会場は東京。
ここ最近は年に2回、5月と11月に開催しています。
場所は東京流通センター。
浜松町からモノレールに乗ってちょっと……というところにある大きな会場です。
歴代最