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みたにノ戯言

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『いつもの日常を、とても素晴らしいことの様に書く。』 ”みたにノ戯言“のコンセプトは、小さな発見、気づきや、可笑しな事柄を描く事。 今まで見えていたものが、全く違って見えてくる…
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#演劇

無作為な思考の産物

無作為な思考の産物

〜みたにノ戯言P.13〜

《キッカケ》

〜7月ある日〜

無作為に考えてみようと思う。

何かテーマが決まっているわけではない。

たまには、100%自分のために書いてもいいかなっと、思ったからだ。

 特に意味はないが、なんとなしに考えを広げて行くと、うっすら思っていた事が見えてきて、頭の中の整理になったり、やりたいことが見えたりしてくる。

僕は結構気に入っている。

そんな所が産物なので

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芸術は空間を喰って生きている。

芸術は空間を喰って生きている。

〜みたにノ戯言P.8〜

これはあくまでも僕自身の芸術論であるが、芸術作品はそれ単体では芸術になりえない。

そもそも、物や事柄をそれ単体のみ存在させることが出来るのかは疑問であるが、やはりその作品が存在する空間が、どの様なところであるかが、その芸術の意味するところが多いに変化する。芸術は空間によって生かされて、空間を喰って個性を身につける。

なので、絵画や写真や彫刻など、それのみで芸術的価値が

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芸術のいらない国

芸術のいらない国

〜みたにノ戯言P.6〜

 そもそも資本主義的世界において、芸術は存在しにくい。他者に対するサービスや物事を金銭に変えるシステムは、芸術行為を行うにあたって、高い壁となり、目の前に立ち塞がる。

 芸術家という生き物は、他者に対しての忖度と生き残る為の金稼ぎを行う事が少ない為、殆どが自身の感じ考え共有しようと思った事がきっかけであり、大勢の顧客の考えを読み、それに合わせて需要と供給を生み出し続ける

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