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乳がんにまつわるエピソード

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私の乳がんに関する記事を集めています。
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#がんサバイバー

元旦からエストロゲン。

元旦からエストロゲン。

毎年のことだがお正月は夫が2日から仕事
帰宅時間こそ少し早いが、寿司職人。
仕込みあるでしょ。

だからわが家の元旦は忙しい。(私だけ)
朝、お雑煮を炊きお祝いのセッティングをする。

10:00〜12:00の間は仕込みと決まっていて、
毎年、私が車で送って行っていたのだが、
今年は強い味方次男坊がいる。

朝のお祝いが終わり、夫を職場まで送って行く仕事が1つなくなった。

その間にお姑さん(通称

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手術から9ヶ月。

手術から9ヶ月。

夏だ!
先日、誕生日を迎えた。

もうすっかり時が経った感があるのだが、
乳がんの手術をしてから9ヶ月しか経っていない。

去年の今頃は会社の健康診断を受け、
48歳にしてはものすごい健康値を叩き出していて、
夏のデザート作りに勤しみ、自分は健康と信じて疑わず日々をめちゃくちゃ楽しんでいた。
自作のコンポートで自分の誕生日に自分でケーキを作ったくらいである。

知らない間は「がん」など存在しないも

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婦人科は男性医師か女性医師か…患者力も大事。

婦人科は男性医師か女性医師か…患者力も大事。

乳がん検診と一緒に受けてた子宮がん検診で引っかかり、乳がん宣告されてからコルポスコープ診という精密検査を受けた。

乳がんは全摘が決まっていたため、
入院手術は決まっていて、入院説明と麻酔科医の説明の日が婦人科での結果発表でサラリと

「子宮頚がんの恐れがある『高度異形成』だったんですよ。ちょうど全身麻酔で手術するから子宮頚も取って調べた方がいいですね」と言われた。
手術1週間前のことである。

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GO!フラットで生きる。

GO!フラットで生きる。

私は片乳である。

乳がんを発見した時には乳房内に米粒ほどのがんが
広がっていてMRI画像を一目見て
「全摘ですね」と自分から言ってしまったくらいに散らばっていた。

現在保険適用になり、
乳房再建する人が多い中、

即答で「再建要らないです!」
と答えたので先生は豆鉄砲をくらった顔をしていた。

「がん宣告」を受けた時に、
特に感情的にならなかった。
もともとプティなサイズのお胸、なくなったとて

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観に行きたかったけど叶わなかった映画



「がんになる前に知っておくこと」という
ドキュメンタリー映画が上映されていた。
ちょうど韓国へ旅に出たり、その分の穴埋めで仕事をせっせと入れてしまったので観にいくことが叶わなかった。

厳密にいうと、もう「がん」になってしまったんだけどなってしまっていろいろ調べるうちに、イメージと現実の解離の甚しさはなかなかのもので、
「そういえば痩せたと思った」とか、
今にも死にそうな扱いを受けて「すぐ死な

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サラバ、マイブラジャー

サラバ、マイブラジャー

4月も後半なり、夏日かよ!という日が増えてきたので
衣替えをする。

タイツやヒートテック、セーターなど衣装ケースに入れるものをどんどん畳んで積んでゆく。

そんな中、私の頭を悩ませるものにブラジャーがある。

昨年8月の健康診断の結果で健康値の高さに「ヒャッハー」状態で
ピラティスにハマっていることもありエクササイズ用のスポブラと呼ばれるものを4枚ほど新調した…。それなりのお値段だったが背筋も伸

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