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婦人科は男性医師か女性医師か…患者力も大事。

乳がん検診と一緒に受けてた子宮がん検診で引っかかり、乳がん宣告されてからコルポスコープ診という精密検査を受けた。

乳がんは全摘が決まっていたため、
入院手術は決まっていて、入院説明と麻酔科医の説明の日が婦人科での結果発表でサラリと

「子宮頚がんの恐れがある『高度異形成』だったんですよ。ちょうど全身麻酔で手術するから子宮頚も取って調べた方がいいですね」と言われた。
手術1週間前のことである。

さらに、
「それでダメだと子宮取ることになるんですけど…」
と今、考えたらなかなかハードなことをサラリと言う。

私が担当してもらってたのはずっと女医さんで、
3人の先生に診てもらっていた。

デリケートな部分も見られるだけに女医さんに診てもらいたい…という人が多いが、
私は性別よりもポンコツかそうでないか…の方が重要だと思う。

手術後の生検で手術から10日後に
「上皮内からガンが出てきました。今後の検査で取り切れてるかどうかがわかります」
と言われたが怒涛の展開に「???」の連続だった。

結果的に保険屋さんに出す診断書で
腫瘍の大きさが8ミリだったことがわかったが、
先生たち側からしたら「コレくらい」の軽い案件だったのかもしれない。
私も乳がんについては調べたけれど子宮頚がんについてはどれくらい心配すべきなのかよくわからない。

要するに取った子宮頸上皮内からガンが出て
経過観察で今後が決まる…ということだったのかな?
と今になって思うがあまり説明もされずサラリと流されていた気がする。

4月になって、
担当医師が女性から男性医師に変わった。
3ヶ月前の診察の時
「次回から男性医師ですがいいですか?」
と聞かれたが、コッチもアッチも見せびらかし状態だったし、もう心の底からポンコツでなければどっちでもいい…と思っていたので
「いいです」と答えた。

4月になって初めて会った男性医師は、
女性医師のホワンとしたところはなかったが、
ガチで婦人科やってます系の先生で、
今まで受けたことのない説明を図に書いて、
文献をネットで出して説明してくれた。
ものすごい理論的。……デキる奴。

「あ、初めて聞きました…」と言うと
「コレくらいの説明はして当たり前の説明ですから」と愛想はないが理論的に的確な球を投げ返してくる。

昨日、手術より244日経って初めて
ガンの悪性度が極めて低いものであって、
2度の細胞診でガン細胞を認めないので普通の人と同じと考えてくれていいですよ…と言われた。

女性医師たちからは細かい説明なかったよなぁ…と
今頃ぼんやりと思った。
私も乳がんについては乳がん学会の本を熟読して
臨んだが子宮頚がんについてはノーマークで怒涛の展開だったので無知だった。

不安に思ってることを女医さんたちにも聞いてみたが
的確な回答ではなかった。
モヤッとした感じで日数が経過していた。

今回、初めて子宮頚がんの進行はそんなに早くないし
子宮内にガンが出来ていたとしたらそれも剥がれて細胞診に結果として出てくるはずなので、二度の細胞診で異常がないから上皮内ガンはもう大丈夫。

普通の人と同じ状態です。
と断言された。

インフォームドコンセントと言うが、
個人差がある。
お医者さんにとっては日常のことでも我々患者にとっては青天の霹靂で「ガン」という言葉の破壊力は並大抵のものではない。
先生の性格にもよるので患者力も鍛えて質問したり
突っ込んだりした方がいいんだな…と思ったし、

結局のところ、
医者もいろいろ。

完璧な人などいない。
患者の立場にたって誠意を持って接してくれる先生も
いるにはいるが全員ではないってことだなって、
ひとつ賢くなりました。



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