Mimico

フランス在住。 映画、旅行、占星術、建築、アート、インテリア、写真が好き。 欧州暮らし…

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フランス在住。 映画、旅行、占星術、建築、アート、インテリア、写真が好き。 欧州暮らしで日々感じたことを綴ります。

記事一覧

カウンセリング

つい最近メンタルケアのためにカウンセリングをようやく始めた。 日本でもオンラインで受けられる所が増えていて凄く助かる。 以前調べた時は初診は対面のみの所が多く、受…

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2日前

人生の終わり

生きている存在として避けられないもの。 死。 当たり前のことなのに、死を思ってとんでもなく怖くなったり、やたら死にたくなったり。 動物はそんなことを考えたりするの…

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3日前
1

【映画】ローマ帝国の滅亡

ソフィアローレン主演のローマ帝国の滅亡を観た。 3時間を超える作品。 ここのところ集中力があまりなく、ドラマでさえ観終われないことが多いため観きれないかもしれなと…

Mimico
12日前

昨日、一昨日と海の透明度がとても高かった。 こういう時は水中の魚を見るのが楽しい。 びっくりするくらいすぐ近くまで寄ってくるけれど、絶対に触れられない。 よく見る…

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3週間前
4

美しさの基準

欧州の女性と話をしていると、彼女達は金髪碧眼に優越感なり劣等感なりを持っている人が多いなと感じる。 私が今まで接してきた欧州の男性はそこまででもないように感じる…

Mimico
1か月前
1

人間天使

ポルトガルでは人間天使のような人の家に泊めてもらっていた。 彼女は夫の親戚でポルトガルのとある美術学校の先生をしている。 いつも穏やかでニコニコしていて人のことば…

Mimico
1か月前
1

Fundação oriente

リスボンのアルカンタラ地区にある東洋博物館。 現在開催中の日本の祭りと儀式の展覧会に行ってきた。 この博物館は常設展だけでも東洋文化に興味のある人ならかなり面白…

Mimico
1か月前
1

先入観

私はポルトガルという国が好きだ。 ポルトガル人の国民性が好きだ。 私の暮らすフランスではポルトガルという国は馬鹿にされがちである。 何故かというとその昔、ポルトガ…

Mimico
1か月前

お節介おばさんになりかけた話

半年くらい前の、日本に一時帰国中だった時の話。 その日は京都にいた。 京都は帰国する度に行く、大好きな土地のひとつ。 京都にいる時は私はとにかく歩く。 バスは混む…

Mimico
3か月前
7

植物の力

約ひと月前からずっと続いていた咳が、最近ようやく治った。 お医者さん曰く特に何のウイルスというわけではないらしいが最近よく流行っているらしい。 感染症や病気ではな…

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3か月前
1

アートな旅 in London

ロンドンではいつものように美術館・ギャラリー巡りをしてきた。 今回初めて行ったのはロンドン大学内にあるピートリー博物館。 大量のエジプトコレクションを無料で公開…

Mimico
3か月前
3

ロンドンに行ってきた。 何かと停滞している時には旅に出るのが一番だ。 やっぱりこの街が好きだ。 特に新緑が映えるこの季節、公園がたくさんあるロンドンは格別に美しか…

Mimico
3か月前
3

優しさ

夫の働く幼稚園での話。 夫の受け持っているクラスには一人、自閉症の子供がいるらしい。 その子は落ち着いて座っていたり、ほかの皆がしていることを一緒にするということ…

Mimico
4か月前
1

オルフェオ

この間ふと思い出した。 10年近く前に知り合ったお爺さん、オルフェオ。 その日、夫は休みで私は仕事がある日だった。 夫は暇つぶしに海沿いのベンチで日光浴中、隣に座っ…

Mimico
5か月前
2

当たり前の暮らし

数日前からガスが止まっている。 住んでいる建物内の誰かがガスの匂いがするとガス会社に連絡したらしく、点検の為に止められている。 家はコンロとお湯、暖房がガスなの…

Mimico
5か月前
8

食べ物のルーツ

もうすぐラマダンが始まる時期だ。 この時期になるといつもGriwechというアラブのお菓子を思い出す。 北アフリカで生まれ幼少期を過ごした夫はマグレブ(北アフリカのモロ…

Mimico
6か月前
2
カウンセリング

カウンセリング

つい最近メンタルケアのためにカウンセリングをようやく始めた。
日本でもオンラインで受けられる所が増えていて凄く助かる。
以前調べた時は初診は対面のみの所が多く、受けられなかったので断念したのだが需要が増えているからだろうか。

数年前、フランスでも一度精神科に診てもらおうと思ったのだが、夫に止められた。

一度彼自身が精神的に参っていた時期に診てもらった際、精神科医に説教されて酷く落ち込まされた経

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人生の終わり

人生の終わり

生きている存在として避けられないもの。
死。
当たり前のことなのに、死を思ってとんでもなく怖くなったり、やたら死にたくなったり。

動物はそんなことを考えたりするのだろうか。
考えてなさそうに見えるけれど。
猫は確実に考えてなさそうだな。

海外で暮らしていると老後を不安に思うことがある。
特に私には子供がいないから、このままここで年老いて一人になって死ぬのだろうかとたまに考えても仕方のないことを

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【映画】ローマ帝国の滅亡

【映画】ローマ帝国の滅亡

ソフィアローレン主演のローマ帝国の滅亡を観た。

3時間を超える作品。
ここのところ集中力があまりなく、ドラマでさえ観終われないことが多いため観きれないかもしれなと思いながらの鑑賞。

結果、全然観れた。
少しだけいくつかの戦闘シーンが長すぎたきらいはあるけれど、最後まで目が離せなかった。
大画面で観たからというのもあるからかもしれない。
エキストラの数から、セットから、衣装まですんごいスケールの

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海

昨日、一昨日と海の透明度がとても高かった。
こういう時は水中の魚を見るのが楽しい。
びっくりするくらいすぐ近くまで寄ってくるけれど、絶対に触れられない。

よく見る魚の名前を初めて調べてみた。
フランス語ではObladesというらしい。
英語ではSaddled seabream。
尾鰭の付け根が黒くてかわいい。
よく見かけるのはだいたい10cmくらいのサイズ。
知らなかったけれど、歯が生えていて噛

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美しさの基準

美しさの基準

欧州の女性と話をしていると、彼女達は金髪碧眼に優越感なり劣等感なりを持っている人が多いなと感じる。

私が今まで接してきた欧州の男性はそこまででもないように感じる。
もしくはそこまで本音を引き出せていないか、私がアジア人女性だから気を遣われているか。

女性の場合、見た目の美醜にこだわってなさそうに見える人(メイクも薄く、身につける物にこだわりが無さそうに見える人)でも、ふとした時にその人が感じて

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人間天使

人間天使

ポルトガルでは人間天使のような人の家に泊めてもらっていた。
彼女は夫の親戚でポルトガルのとある美術学校の先生をしている。
いつも穏やかでニコニコしていて人のことばかり考えている。

今回も彼女からの是非家に泊まっていってという希望から甘えさせてもらってきた。
泊めてもらっている間も何から何まで気遣いが行き届いており、こちらが気疲れしないか心配になるくらい良くしてくれた。

彼女は一度離婚していて子

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Fundação oriente

Fundação oriente

リスボンのアルカンタラ地区にある東洋博物館。
現在開催中の日本の祭りと儀式の展覧会に行ってきた。

この博物館は常設展だけでも東洋文化に興味のある人ならかなり面白い博物館だと思う。
ポルトガルとの東洋との歴史を主要に扱っているから、ポルトガルと縁の深いインドや中国、日本のものが特に充実している。

ヨーロッパの東洋文化を扱う博物館、美術館といえばパリのギメ美術館が有名だが評判とは裏腹に昨年初めて訪

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先入観

先入観

私はポルトガルという国が好きだ。
ポルトガル人の国民性が好きだ。

私の暮らすフランスではポルトガルという国は馬鹿にされがちである。
何故かというとその昔、ポルトガルが独裁政権だった時代にフランスに来た移民が沢山いて、そのイメージが強いせいだ。
移民というのはとかく立場が自国民より弱い。
持てるものを全て手放して裸一貫異国の地で暮らす。
仕事なんて選んでいられない。
そんな理由でお金持ちアパルトマ

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お節介おばさんになりかけた話

お節介おばさんになりかけた話

半年くらい前の、日本に一時帰国中だった時の話。

その日は京都にいた。
京都は帰国する度に行く、大好きな土地のひとつ。
京都にいる時は私はとにかく歩く。
バスは混むし地下鉄は景色が見えないからつまらない。
なので歩く。
グーグルマップ様様で、あれがあればどこだって歩いていける気がする。
一度なんかは京都に来れたのが嬉しすぎて楽しすぎて、清水寺近くに取っていた宿から出発してまず祇園をぐるっと回って、

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植物の力

植物の力

約ひと月前からずっと続いていた咳が、最近ようやく治った。
お医者さん曰く特に何のウイルスというわけではないらしいが最近よく流行っているらしい。
感染症や病気ではないとしても咳をし続けるのはなかなか辛かった。

処方された咳止めの薬やシロップもあまり効果はなく、一番症状が和らいだのは辛子の湿布だった。

辛子の湿布は手作りできる。
粒マスタードをすり潰したものと小麦粉や米粉をお湯で混ぜ、ガーゼやタオ

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アートな旅 in London

アートな旅 in London

ロンドンではいつものように美術館・ギャラリー巡りをしてきた。

今回初めて行ったのはロンドン大学内にあるピートリー博物館。
大量のエジプトコレクションを無料で公開している。
大英博物館のエジプトコレクションよりは見栄えはしないもの、重要でないものなのかもしれない。
だが展示品との距離がとても近いことや展示の仕方が無造作で大量で、コレクションがより身近に感じた。
とっても気さくなスタッフがいろいろと

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旅

ロンドンに行ってきた。
何かと停滞している時には旅に出るのが一番だ。

やっぱりこの街が好きだ。
特に新緑が映えるこの季節、公園がたくさんあるロンドンは格別に美しかった。
ロンドンくらい緑豊かな首都って珍しいんではないだろうか。
と思ったらロンドン住民の90%が公園から徒歩圏内に住んでいるらしい。
しかもロンドンの公園は大抵古いので木々が大きく、首都に居ながらにして森の中を歩いているような感覚を味

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優しさ

優しさ

夫の働く幼稚園での話。
夫の受け持っているクラスには一人、自閉症の子供がいるらしい。
その子は落ち着いて座っていたり、ほかの皆がしていることを一緒にするということが難しいそうだ。
しょっちゅう叫びまわったり棚の上にあるものを全部落としたり本棚を倒したりするらしい。
他の子たちはというと、割とそういうものという風に受け入れているらしい。

昨日はその自閉症の子が教室の後ろの方で椅子に上って叫び始めた

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オルフェオ

オルフェオ

この間ふと思い出した。
10年近く前に知り合ったお爺さん、オルフェオ。
その日、夫は休みで私は仕事がある日だった。
夫は暇つぶしに海沿いのベンチで日光浴中、隣に座ったお爺さんとどちらからともなく世間話を始めた。
何やら気が合ったようで1、2週間に一度くらい同じ場所で会うようになったとか。
彼は有名なインテリアデザイナーだったらしく住む街の歴史にも詳しく、芸術にとても造詣が深い。
次からは家にコーヒ

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当たり前の暮らし

当たり前の暮らし

数日前からガスが止まっている。
住んでいる建物内の誰かがガスの匂いがするとガス会社に連絡したらしく、点検の為に止められている。

家はコンロとお湯、暖房がガスなのでかなり不便。
暖房はもう春めいているのでいいとして、コンロとお湯は本当に不便だ。
おまけに最近オーブンが壊れてしまったので料理をするのにとても困る。
グルテンフリーの食事でなければならない夫は出来合いのものは食べられないため自分で作る必

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食べ物のルーツ

食べ物のルーツ

もうすぐラマダンが始まる時期だ。
この時期になるといつもGriwechというアラブのお菓子を思い出す。
北アフリカで生まれ幼少期を過ごした夫はマグレブ(北アフリカのモロッコ、チュニジア、アルジェリア)の料理もお菓子も大好きだ。
アラブ圏のお菓子の中でもこのGriwechが好きだという。

私はというとアラブ圏のお菓子は正直に言うとあまり好きではない。
揚げてあったり蜂蜜をふんだんに使ってあったり、

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