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アレコレ楽書きessay

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はてなブログのつぶやきエッセイを転載。イラストエッセイには書かないこぼれ話あれこれ。
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2023年3月の記事一覧

誘惑されまくる日々の嬉しい苦悩

誘惑されまくる日々の嬉しい苦悩

なにを描こう?
どんな風に?
どの紙に?
画材と技法は?
モノクロ?セピア?カラフル?

いちいち些細な
選択肢はたくさんあって
決めて動かないと
なにも始まらない。

描き始めても
躊躇したり途中でやめたり。
完成間近にすごく嫌になったり。

気にくわないけど
とりあえず続けてみたら
予想外にうまく仕上がったり。

描くときはたいてい
ひとりで部屋にこもるから
行動範囲は極狭。

移動するとして

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実体のない世間様を最優先することをやめた結果〇〇が増えた【イタリアの復活祭と大掃除】

実体のない世間様を最優先することをやめた結果〇〇が増えた【イタリアの復活祭と大掃除】

2023年4月9日はパスクワ。
(イースター・復活祭)
その前に神父さんが
各家を祝福をしてまわる。

年末の大掃除ではなく
ほとんどの家庭では
復活祭前に家をキレイにする。

キリスト教徒ではないので
聖水を振りまく儀式を
屋内でやってもらわないし
大掃除もしないけれど
気持ちの整理整頓はする。

いらない思考は分別ゴミみたいに
いったん観察してから手放す。

今年ごっそりと処分するのは
あちこ

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やっと馴染んできた感覚とスイスイ動き出す現実【ヘビの毒を使う医神・へびつかい座】

やっと馴染んできた感覚とスイスイ動き出す現実【ヘビの毒を使う医神・へびつかい座】

離婚してひとり暮らしを始めて3年。
家や持ち物と刻むリズムが
ごくあたりまえの日常になった。

のんびりゆったりと
今の生活に馴染んできた。

覚悟を決めたら
行動するスピードは速い。

だけど身体やこころが
現実生活に慣れるには
少々時間がかかる。
あたりまえのことだ。

ひとつのことを3年続けたら
たいてい人はそのことに馴染む。
肉体はそういう作りになっている。

天体の動きが全て順行の今

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過去の自分の遺影

過去の自分の遺影

同僚の肖像画を描いた。
その話題の流れで
職場の経営者が言った。
「ワタシが死んだら描いてね」

もちろん雑談のひとつ。
「死んでからじゃ遅いよ」
などと周りの誰かが言い
軽い笑いが沸き起こる。

その直後に描いたのは
自分自身の正面図。
たぶん初めて長時間
顔を眺め続けた。

ふと思った。

「これは昔の自分の遺影だ」

誰かにどう思われるか
それを気にしすぎる。

思い通りにならない部分に

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