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どうか無事に帰ってきて…!命がけの単身赴任に向かう防人たちの愛と別れ

どうか無事に帰ってきて…!命がけの単身赴任に向かう防人たちの愛と別れ

家族が離れて暮らす単身赴任。

仕事のためにやむを得ないとはいえ、大切な人に会えない時間は切ないものです。

1300年前にも、命がけの単身赴任をしていた男たちがいました。

飛鳥〜奈良時代、東国(東海、信濃、関東地方)から北九州へ、国を守るために派遣された兵士「防人(さきもり)」です。兵士といっても、彼らの多くは農民。防人に選ばれるとふるさとに家族を残し、3年間の任務につかなければなりませんでし

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24歳で早世した作家・樋口一葉、生涯ただ一度の恋

24歳で早世した作家・樋口一葉、生涯ただ一度の恋

旧暦の3月25日は、作家・樋口一葉の誕生日。

5千円札に描かれた肖像で見覚えがある方も多いと思いますが、一葉自身の後半生は、決して金銭的に豊かな暮らしではありませんでした。

生活苦の末、24歳の若さで病死した一葉は、亡くなる直前、「奇跡の14ヶ月」と呼ばれる短い間に、『たけくらべ』『にごりえ』など数々の名作を世に送り出します。

地味で引っ込み思案だった文学少女の一葉を、押しも押されもせぬ一流

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亡くなる日を歌で予言した!平安のベストセラー歌人、西行のドラマティックな生涯

亡くなる日を歌で予言した!平安のベストセラー歌人、西行のドラマティックな生涯

春分の日。各地で 桜も咲きはじめました。

「願はくは花のしたにて春死なむ(春、満開の桜の下で死にたいなあ)」と歌うほど桜を愛した歌人、西行の作品と生涯を紹介する記事を、和樂webで書いています。

https://intojapanwaraku.com/culture/187788/



「花の衾(ふすま)を着する春風(春風が花びらの布団をかけてくれる)」なんてロマンチックな歌もご紹介して

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