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どうか無事に帰ってきて…!命がけの単身赴任に向かう防人たちの愛と別れ

家族が離れて暮らす単身赴任。

仕事のためにやむを得ないとはいえ、大切な人に会えない時間は切ないものです。

1300年前にも、命がけの単身赴任をしていた男たちがいました。

飛鳥〜奈良時代、東国(東海、信濃、関東地方)から北九州へ、国を守るために派遣された兵士「防人(さきもり)」です。兵士といっても、彼らの多くは農民。防人に選ばれるとふるさとに家族を残し、3年間の任務につかなければなりませんでした。

『万葉集』には、防人やその家族が別れの悲しみ、恋しさをうたった和歌が数十首収められています。都の貴族が作る和歌とは違う、素朴で素直なしらべに耳をかたむけてみませんか?

(和樂webに書かせていただいた記事です)


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