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自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う【マンガ紹介】

久しぶりの漫画紹介は異世界転生もの!
今回は自販機に異世界転生する話です。

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原作:昼熊 漫画:九二枝 キャラデザ:憂姫はぐれ
前回のマンガ紹介で今回から1000字くらいでと書きましたが、文字を打つのが止まらず2700字ほどになってしまいましたm(_ _)m

まだ1巻しか出ていませんが続きが気になる面白さですね~。
こういうシリアスな笑い系のマンガは長く続かないことが多いのですが、だがしかしみたいにアニメになるくらい続いてくれると良いなぁと思っています。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

自販機に転生?
えぇ。意味不明に思えるかもしれません。
実際に1巻を読んでみたところ、ちゃんと意味が分かりませんでした。
あれです。深読みとか無粋です。勢いで読む漫画です。

主人公は普通の人以上に自販機が好きな青年。
彼は現世で事故った車により倒れた自販機を守ろう(?)としましたが、

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自販機に潰され死亡しました。

そして気づいたら自動販売機に転生するという運びになった…みたいです。
車や自販機から誰かを助けるんじゃなくて自販機を助けようとするその心意気はよく分かりません。

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どうやら異世界に転生してしまった主人公。
湖畔の崖に転生しましたが自販機なので動くことができません。

生存(?)する為にはポイントいう名のお金が必要なのですがどうやらこの世界のお金を変換してポイントを得られるみたいです。
どうしようか悩んでいると頭(どこが頭を指すんだろう?)に情報が浮かんできます。

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どうやら普通に水やジュースを販売できるようです。
ポイントを消費して商品補充ができ、また機能も追加できるとの事。
なるほど。
電源も不要。
ぇ…うん………なるほど!(思考放棄)
自販機のラインナップは食べ物もあるし多岐にわたるので色々できそうな気がしてきました。

秋葉原やサービスエリアにある商品は大体追加されるとみて間違いないでしょう。

考えている内にモンスターのような化け物カエルが現れます。

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自販機を怪しい生物と見なしたのか攻撃的でガンガン叩いてきます。
仲間がいたのか二匹でガンガン叩いてきます。

そこにお腹を空かした少女(表紙の女の子)が現れます。
戦いの経験がある様子。
目的はモンスターのようです。
でも空腹で力が出ないのですぐに力尽きて倒れてしまいました。
このままじゃ少女やばいと思った主人公(自販機)は機能の1つである結界を貼ります。
あ、異世界転生っぽい。

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攻撃されたと認識したのかカエル二匹は激高し、結界をガンガン叩いてきます。
結界にはポイントが必要なようでガンガン減っていきます。
このポイントはHP(ヒットポイント・体力)みたいなもんですね多分。

敵意はない帰ってくれと言いたいところですが、自販機の定型文しか喋れないそうです。
そして彼(自販機)は言います。
またのご利用をお待ちしております
馬鹿にされたと思ったカエルは疲れ果てるまでガンガン殴り続けました。

………

疲れたカエルたちが帰ったあと、空腹で気絶していた少女は目を覚ましうなだれます。
どうやらハンターという名称の冒険者の落ちこぼれのようで、冒険中に仲間から見捨てられ荷物もなくしてしまったようです。

彼(自販機)は言います。
いらっしゃいませ
ビクッとする少女。
訝し気に自販機を眺めるもこの世界には魔法があり魔導具というものも存在するらしくそういう類だとあたりを付けます。

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お腹を空かせた彼女は水のペットボトルのサンプルを見てお金で飲み物が買えると判断しました。
自販機を初めて見るにしては何気に洞察力あると思う。

元々日本仕様らしいですが機能で異世界のお金で買えるよう変換。
何となく思ったのですが、未来の日本の自販機はこんな風に外貨自体で買うことは出来なくても、スマホの電子マネーの外貨なら買えるようにはなりそうですね。
商品が出てきます。

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適当にボタンを押して選ばれたのは水ではなくコーンスープでした。
一口飲むとこれまで飲んだことない旨味が口いっぱいに拡がります。

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画力の高さも相まって本当に美味しそうですよね!(^^)!
自分も冬の寒空に外出ると思わず買ってしまう一品です。

要領を掴んだ彼女はお金が尽きるまで次々と飲み物を購入してしまいました。

ちなみに金額は銀貨1枚で1000円で1本というレートらしい。
つまり1000円で飲み物一本
ちなみに現実でも例えば富士山の上の方って配送料の関係でこれに近いくらいの金額です。
(メルカも経験済み。頂上近くだと普通に500mlのペットボトルが500円とかします。トイレも一部有料だし。10年以上前なので今もそうかは知りませんが。)
…異世界レートなのでしょう。競合いないし。
まぁ少々、いやかなりぼったくりな気もします(~_~;)

自販機は意思があると察したのかラッミスと名乗った女性は自販機に話しかけますが定型文しかしゃべれないのでもどかしい主人公。
特定の言葉しか話せないと察したラッミスは定型文でコミュニケーションを取ろうとします。
彼にとってはありがたい提案。

「いらっしゃいませ」⇒はい。(肯定)
「ざんねん」⇒いいえ。(否定)

これを基軸に意思疎通が図れるようになりました。
ラッミス優秀すぎない?
ご都合主義な気もしましたがこうでもしないと物語が動かせなかったのでしょう。
ちなみになぜ「ざんねん」なんて定型文があるのかというと、他にも「あたりがでたらもういっぽん」という文言があるからです。
あたりつき自販機だったんですね。

ご都合主義的にラッミスは怪力の加護という異世界あるある能力を持っていて400kgある自販機を担いで村まで持っていくことにしました。

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そして自分が滞在している村まで連れていきそこに設置することにします。

ハッコンと名付けられた自販機。
ここから村人もハッコンの魅力にハマっていくことになるのです。
ミルクティー派とレモンティー派で派閥ができるほどに…。
おでん缶は大人気です。

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自販機と言っても元は人情味のある人間です。
悪戯好きの少女がよく自販機をおちょくりに来ていましたが、その少女が落ち込んでいる時にオレンジジュースを差し入れる気遣いも出来ます。

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やだ。この自販機イケメン(*ノωノ)

400kgある自販機を持ち運べるのはラッミスだけ。
ある日、この有用すぎる自販機を食料調達の手段として用いたいと有用なハンター集団に持ち掛けられます。

そして自販機も冒険へ…。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

いかがでしたでしょうか。

冒険先でも日清で一番有名なあの商品など多彩な商品が出てきます。
そんな持ち運びできるサービスエリアのような便利さが異世界でコミカルに描かれていきます。
戦闘においても異世界の加護があるのでハッコンとラッミスの名コンビの様子も見ものです!

無人である自販機 独特の犯罪あるあるも面白いです(>_<)

興味が出た方はこちらから3話ほど無料で読めるので試しに読んでみてくださいな。

では今回はこんなところでノシ

メルカ

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