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【詩】

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心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
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#現代詩

【詩】You-Me

【詩】You-Me

精神安定剤の眠りから覚めたとき
田園が夕陽に焼かれて燃えていた

幾星霜

長い永い時間のなかで
わたしはあなたと会えるでしょうか

窓辺を伝う雫のように
あなたへわたしの想いを伝えられるでしょうか

カーテンを膨らます風のように
わたしはあなたへ届けられるでしょうか

煙草の先の火種のように
小さく熱く灼ける想いを
憧れたあなたに言ってみたいのです

ゆめ

叶えるもの

覚めるもの

わたしが

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【詩】楔

【詩】楔

わたしのこころに楔をひとつ
打ち込んでくれたともがいる

日陰に咲くあさがおの花が
なぜだかとても綺麗だった

わたしのこころの楔から
愛しいものへと鎖が張る

愛車

あざらし
つちのこ

推し

愛車に無理を強いて
ある部分が故障した

わたしのこころの楔
刺さってから早一年
延びた頑丈な鎖一つ
千切ってから早一年

わたしのこころの楔が錆びて
腐食して溶けてこころを毒す

そのとき愛車の壊れ

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【詩】酔-水.鏡-狂

【詩】酔-水.鏡-狂

ザザ降りと 沈む夜明けと 水鏡

浴槽を逆さにした夜明け
朝陽が地から沈んでいた

運転席が水底にあるAqua
不運の悪魔に魅入られた?

ありのままを伝えたいけれど
外れちゃくれないlimiter...!!

堤防
ぶち壊し
溢れ零れる
原型を留めぬ
鮮やかな黒い虹
Crazy Rainbow!
いと美しき二十五時

みんなで同じ服を着て
似たような髪型に揃え
お上品な言葉を使って
それを正と言

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【詩】L.A.R.K.

【詩】L.A.R.K.

Last.

終りは必ず訪れる
その時を委ねれば
何時か分からない
然し
自ら選ぶのならば
いつでも良いんだ

Alive.

生きてはいるけれど
生きなきゃいけない
そんなことはないの
例えば
死んだら終るけれど
死が必ず否では無い

Reaching.

差し伸べられる手を
優しく握り返すのか
否と叫んで捨てるか
そうだね
手を何故伸ばしたか
教えてくれないかい

Killing.

最期は何

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【詩】Fxxkin,Future,Forever.

【詩】Fxxkin,Future,Forever.

ハイウェイを飛ばして
フロントガラスに映る
薄らオレンジ色の斜陽

世の中クソみたいなことばっか
反吐をスパークリングで割って
甘めに味付けして飲み干しては
脳味噌誤魔化しドラッグナイト

気高く
誇りを
掲げて

未来は追うものでも無ければ
追われるものでも無くってね
勝手に追いつくものなんだよ
死に物狂いになる必要なんて
指の隙間すらもないんだから

有限の永遠の中で
煙草の灰を浴びて
火種を

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【詩】ザザ、降。

【詩】ザザ、降。

ざぁざぁ
ざぁざぁ

少しぱらついてから降り出した
大粒で大量の大雨が水田を走る

ザァー、ザァー
ザァー、ザァー

真夏日和を吹き流し
風が涼しく雨が降る

ぱら、ぱら。
ぱら、ぱら。

少し大人しくなってきたね
少し眠くなってきちゃった

しと、しと、しと
死と、しと、詩と
しと、しと、しと

ソプラノの雨蛙
牛蛙のテノール
アルトは下住人

夜が来て
夜になり
夜風吹き
夜雨止む

おやすみ

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【詩】木は風に吹かれて

【詩】木は風に吹かれて

一週間が終わって
また次の愁が来る

天秤の上で揺れる苗木

安定した道選ぶのか
武器を上手く使うか
夢への近道を探すか

決断しなければならない

下手な鉄砲作戦

三ツ巴のリブラ

行き着く地点は誰もが同じ
生命には終わりがあるから

その道程を何処に定めようか

一度限りの授かった心臓
心はあちらこちらへ振動
神童に匹敵する脳は無し
Melancholy Syndrome

策はあればあるだ

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【詩】愛焦がれ

【詩】愛焦がれ

漸く病が大人しくなってきた
喜ばしくなかった結果と焦燥
酒に溶かして飲み干してやったよ

ツーシーターの助手席は今日も不在
心に決めた素敵な人に乗って欲しい

いつか持っている負荷を全て降ろしたら
邪魔する重荷を全て捨てる日が訪れたら
私に寄りかかってくれる人が現れたなら
全身全霊をもってその人を幸せにしよう

浴槽を泳ぐ一匹の小さな八ツ足
泡で消毒して排水口の彼方へと

憧れる夢がある
その夢は

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【詩】一閃

【詩】一閃

雲間に一線を
残す飛行機雲

コートで一戦を
交えた異国の友

一時停止を一閃
無視して進む車

目指せ一千万円
ツケはこんだけ

幾星霜へ向けて

【詩】境界

【詩】境界

早鐘が如く鳴り響くアタマ
右脳と左脳の真ン中を殺す

素面と酔いどれの境界を失った

誰も居ない夜道で両手を広げ
好きなウタを口ずさんで帰る
果たしてそれは正気か狂気か

割れる脳味噌

低気圧の所為?
悪天候の所為?
酒か偏頭痛か?

オンとオフのボーダーライン

鮮明に閃命に一本引いて
そこから迷うこと勿れ。

ニコチン、アルコール
雨水、冷汗、鎮痛剤。

ひときわ強い暴風が
窓を扉を激しく叩

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【詩】灰色の隙間にあるソライロ

【詩】灰色の隙間にあるソライロ

ゴミを捨てるついでに徘徊
目的はふたつあるんだけど
ひとつは達成できるのかな
できないならまた今度だね

実績は積み上げるもの
途切れずやり続けるの
無限に一石を投げ続け
そのひとつが当るまで

「あともう少し、もう少し」
その手を伸ばしたなら あぁ

諦めるのは簡単だ
一瞬だけ覚悟する
たったそれだけだ

諦めないのは難しい
毎分毎秒を決意する
果てしなく長い道程

花を育てる過程に似ている

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【ひとりごと】晴レ男、雨メ男

【ひとりごと】晴レ男、雨メ男

朋輩は雨雲を吹き飛ばす
不思議な力を持っている

久々に顔を合わせ
楽しいひとときを
俺ができることは
飯を振る舞うこと
それくらいだなぁ

彼のお陰かな
ひとつ嬉しい
結果を貰えた

かく言う私は雨を呼ぶ
外に出れば雨が降って
中に入れば直ぐに止む

はれおとこ
あめおとこ

晴女
雨女

大本命はまだ先だから
明日はおうちで雨宿り

のんびり、のんびり
雲の、流れるままに
空が、流れ移る様に

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【詩】勿れ

【詩】勿れ

下を見続けること勿れ
どん底だと思ったとしても
其処は決して底ではないのだから

驕り続けること勿れ
過剰なる自我の押付けほど
なんとも情けないものはないのだから

自身の自信を閉ざすこと勿れ
生き物には必ず自分にしかない何かがある
それを自ら閉ざしてしまうのは勿体ないから

諦めること勿れ
物事の終着点は思考停止の果て
目指すものを捨ててしまうのは悲しいから

怠惰に過ごすこと勿れ
一度堕落すれ

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【詩】馬鹿正直

【詩】馬鹿正直

羽ばたくことを忘れた烏は
やがて道端で轢死体になる

歩むことを止めた人間は
薮の中隠れる木偶になる

信じる心を忘れてしまえば
狡猾に上手に世間を渡れる
黒くて暗い思念の渦の中で

嘘を忘れて生きていれば
狭苦しい中に光が射すよ

馬鹿でいいじゃない
狡賢いよりずっとね

朋輩に向けたあの言葉
風化し切った記憶だが
彼の光になったらしい

道標も目印も目標も無い道の先に
銀河の抱擁が待っていると

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