31.天才ほど、よく休む

こんばんは！がっきーです！

前回は睡眠不足の悪影響を

ざっと説明していきましたが

今日は脳に与える悪影響について

お話しします。

睡眠が脳に与える悪影響を知ることで

逆にあなたの可能性を見出すことにも

繋がると思います。

前回のおさらい

・睡眠の重要性を疑う人はいない

・睡眠時間を削るとその悪影響は次の日から始まる

・24時間眠らない社会についていこうとするのは無意味

などについてお話ししました。

まだ読んでいない方はぜひこちらをチェックしてみてください。

脳は睡眠中に疲れをとりリカバリーする

寝不足気味の時

頭がぼーっとして集中力を欠き

普段やらない凡ミスをやらかしてしまう

と言いた経験は誰もが持っているはずです。

そうした事態を招く原因も睡眠不足が

脳をリカバリーできず

脳に疲労が溜まることによる

脳機能の低下だと言えるでしょう。

フルタイムで働き詰めの脳が

唯一自分自身を休め

リカバリーするためのタイミングが

睡眠中です。

人間が敵からの奇襲という危険を顧みず

それでも睡眠を確保するように

進化してきたのは

脳を休ませることが

非常に重要だったからかもしれません。

睡眠の欠如によって正気を失い、

幻覚や妄想に囚われることもあり

精神面にも大きな弊害があります。

寝不足だと些細なことでイライラしやすく

キレやすくなるのもそのためです。

そうした意味でも

毎日しっかりとした睡眠を取ることは

脳の疲れを解消してリカバリーし

メンタルを安定させて

心身ともに

常に最大のパフォーマンスを発揮するための

最重要アプローチなのです。

とはいえ寝付きが悪く

何度も目が覚めてしまうような

質の良くない悪眠では

何時間寝ても脳の疲労回復には

あまり効果がありません。

質の良い睡眠を取らないと脳内がゴミ屋敷に

睡眠の持つ重要な役割の一つが

脳のデトックスです。

脳が活動する時に有害な老廃物が排出されるんです。

代表的なものが

アルツハイマーの発症原因とも言える

アミロイドβというタンパク質

こうした老廃物が脳内に蓄積されると

脳の働きに悪影響を及ぼし

認知機能障害のリスクも高まります。

睡眠中の脳は少し縮みます。

そして、細胞の間に隙間ができるため

そこを脳脊髄液が流れ

眠っている間に脳内では大掃除をして

ゴミ回収が行われます。

そのため質の良い睡眠を取らないと

脳内がゴミ屋敷になってしまうんです。

ちゃんと寝ないと居眠りする

自分では起きているつもりでも

急に名前を呼ばれてビクッとしてしまい、

あれ？いまおれ寝てたっけ？と

我にかえる。

また、何度も同じ文を読んでしまい

一向に進まない。

みたいなことを寝不足のとき

経験した人も多いと思います。

これは、マイクロスリープという現象で

自分では眠気を感じていないのに

目を開けたまま

映像も見えたまま

脳が活動を停止している状態です。

時間にして1-10秒ほどで

無意識のうちに起こる

脳の防衛本能だと考えられています。

つまり、睡眠不足は脳が本能的な

防御反応が起こるほど良くないものなのです。

マイクロスリープは睡眠不足が重なって

脳が起きているという自覚を維持できないほど

睡眠を必要としているのです。

そんな状態ではエネルギー不足で

パフォーマンスを維持できず

普段なら当たり前に発揮できる注意力や判断力も

著しく低下してしまいます。

最後に…

ちゃんと寝ないと

脳がゴミ屋敷･居眠り･おバカになります。

睡眠不足の脳へのダメージは

計り知れません。

睡眠負債という言葉があるように

最初は借入額が少なくても

いずれは返せなくなり

家計が破綻してしまいます。

レオナルド・ダ・ヴィンチが言うように

偉大な天才ほど

働いていないときに成果をあげるもので、

天才たちは睡眠や休息の重要性を理解している人が

ほとんどです。

人より頭一つ抜きん出た存在になるには

24時間眠らない社会についていくのではなく

働いていないときに成果を出せる

質の高い睡眠を維持できる人を

目指すことの方が無理することもなく

楽できる道だと僕は思います。

ある研究では頭の良さにも

睡眠が関わっていることがわかっており

長く規則性のある質の高い睡眠をとっている

学生の方がテストの成績が良かったそうです。

そして、それは25%も睡眠に左右されるそうで

勉強ができないのは遺伝で親譲りであっても

質の高い睡眠を極めれば

遺伝的な頭の良さも超えられるのです。

ここまで言ってしまうと

早く質の高い睡眠について

話せと言われても仕方ないですが

次回は、睡眠不足が体に及ぼす影響について

お話しします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。