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#日記
令和3年、沖縄の記憶 アダンの下で待っている
まだ暗い朝5時、タクシーで京都駅へ向かう。
人の気配のない道のコンビニの光に安心する。これは文明のあかり。
雨は既に上がっていた。
一人で飛行機に乗るのは初めてだった。
前日まで不安でソワソワしていたのだが、当日はもう眠くて眠くてそれどころではなかった。
バスを待っているあいだ、バスに乗っているあいだ、飛行機を待っているあいだ、飛行機に乗っているあいだ、隙をみては眠る。ハッと起きては不安で心がザ
20190916 キネマズ台湾"BROTHERS" 6日目
不意に目が覚めた。
閉め忘れたベット上のカーテンから日が射している。時計を見ると9時を過ぎたところだった。
カメラを構えて、写真を撮る。白いシーツとオレンジ色のかけぶとん、放り出された左手、つるつるしたマニキュアの中に細いラメが入っている、爪、発光しているような指の腹、血管の助ける足の甲、眉をしかめて眠っている日に焼けた肌。
カメラをしまってもう一度ベッドに寝転がる。心地よい眠気が波のように押し寄