マガジンのカバー画像

2024

32
運営しているクリエイター

#小説

考えることは好き、でも

考えることは好き、でも

考えることは好き。
でも、それをカタチにすることは容易なことではない。

何かの考えが泳いでいる、浮かんでいる。
届きそうで届かない。

届いたところで、きっと分からない。

いつも、頭の中はグチャグチャだ。
整理整頓なんて言葉を聞いたこともなさそうな。

作品撮りをしたり、
こうやって文章に文字を起こすことで、
やっと、消化できる気がした。

消化されても、吸収はされないかもしれない。

誰にも

もっとみる
頭の中にしまってあるモノ

頭の中にしまってあるモノ

頭の片隅に、何かが眠っている。

頭という名の一種の箱だろうか。
その中にいくつかの引き出しがあって、
何かがその奥にしまってある。
そんな感じ。

ところで、最近の話といえば、
”記憶力が極端に悪くなった” ということだ。

(覚えていなくて救われることも少々あるのだけど…)

何となく、違和感がずっとあった。

”コレ” に気付いた頃にはもう遅かった。

日々を生きている過程で、
記憶が薄れ

もっとみる
人生、辻褄が合わないことだらけ、

人生、辻褄が合わないことだらけ、

「人生、辻褄が合わないことだらけだよ。」

何かがおかしいと違和感を覚えては、そして感じ取った。

でも、それを伝えることが許されなかったり、
伝えたところで嫌悪感を抱かせてしまうこともあった。

その場面では、「真実かどうか」という問題は、さほど重要ではない。
白黒付けよう、というところに着目していないのだ。

意思疎通は難しいな、とつくづく思った。

何故いつも一方通行なのだろうか。
と疑問に

もっとみる
もう思い出せない

もう思い出せない

あの頃の感覚や感情をもう思い出せずにいる。

それだけ時が流れてしまった、ということなのだろうか。
それとも、それだけ自分も変化した、ということなのだろうか。

”あの時” と呼ばれるモノは、いつも過去のことである。

確実に残っているのは、その時の「記憶と記録」である。
形として唯一残る方法なのかもしれないね。

”記録” として残っている写真を遡っても、
思い出せるのはその時の記憶だけだった。

もっとみる