Naga

👩🏻‍🦰👨🏻🐶 👶🏻仕事を辞め、2年の不妊治療を経て妊娠出産をした41歳専業主婦。リアルな世界で…

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👩🏻‍🦰👨🏻🐶 👶🏻仕事を辞め、2年の不妊治療を経て妊娠出産をした41歳専業主婦。リアルな世界では言えないコトを吐き出したい。

記事一覧

出産と産後

出産についてnoteに記述するか迷いながら、1日が一瞬の様に過ぎて行く日々を過ごしていたので、いつの間にか産後4ヶ月過ぎていた。 不妊治療から3年、有り難いことに妊娠出…

Naga
2年前
3

指輪が抜けない!

臨月に入った週の妊婦健診時のこと。 看護師さんから「入院前にアクセサリーや結婚指輪も外しておいてくださいね」と言われた。 軽い気持ちで「結婚指輪が外れなかったらそ…

Naga
2年前
3

妊娠糖尿病の検査

前回のnoteを記述してから随分と日にちが空いてしまった。 ここまでおそらく順調に妊娠継続しているはずとは言え、この事だけは残しておきたいと思う。 「妊娠糖尿病」だ。…

Naga
2年前
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妊婦症状あれこれ

妊娠18週、安定期に突入することが出来た。 つわりもほぼなくなり、「これが安定期かぁ」と思ったのも束の間、身体の至るところが不調を訴えてきた。 まずは、朝起きると…

Naga
3年前
4

無痛分娩チケット

「12週の壁」を突破してくれたお腹の我が子。 実は前回の妊婦健診から4週間が空き、その間にあんなに辛かったつわりもずいぶん軽くなってきたので、お腹の子は生きているの…

Naga
3年前
4

イメージとは違う妊婦生活

妊婦生活に突入した。 私にとってこれまで妊婦のイメージと言えば、我が子を宿して幸せいっぱい!大きなお腹の重ささえ喜びで、明るい未来しかない!といった具合にかなり…

Naga
3年前
9

不妊治療卒業

ついに不妊治療のクリニックを卒業した。 先日、心拍の確認で病院へ行き、「2回目の心拍が確認できたら、通院は来週が最後です。」と担当医師から言われ、そのことを夫に伝…

Naga
3年前
18

胎嚢確認までの(仮)妊婦期間

ご存知の方が多いことだが、血液検査による妊娠判定陽性をいただいたとしても胎嚢確認までは世間では『妊娠した』とは言わないらしい。 だから私の中で、この1週間を(仮)妊…

Naga
3年前
7

3回目の胚盤胞移植の結果

先日、3回目の胚盤胞移植をした。 移植担当の医師が1回目の移植の時と同じ方で、(1回目の移植では着床すらしなかったので)超が付くほどネガティブ思考な私はやる前から諦…

Naga
3年前
4

地獄の採卵(2回目)

私は痛みに弱い…、と思っている。 幸か不幸か、私の人生で最も肉体的に痛いと感じたのはこの採卵手術だ。 自分史上最強の痛みである採卵を2度も経験することになるとは……

Naga
3年前
2

おめでた報告に一言添えて

先日、SNSであるフォロワーさんが出産報告していた。 不妊治療中の人にとって、芸能人や身近な友人・知人、もっと極端に言えば自分以外の妊娠・出産報告なんて出来れば聞き…

Naga
3年前
2

「おなかの中に赤ちゃんがいます」ってキーホルダー…時に残酷。
直視出来ない自分に自己嫌悪。 #美しいものには棘がある #自己嫌悪

Naga
3年前
1

不妊治療の沼

2回目の胚盤胞移植をし妊娠判定日当日の朝、私は家にあった市販の妊娠検査薬で検査をしておこうと決めていた。前回の様に病院で泣きそうになるのは御免だ。 市販薬の結果は…

Naga
3年前
4

終わりと始まりの確認。 #不妊治療 #胚盤胞移植 #妊娠判定日

Naga
3年前

妊娠判定陰性の日

胚移植後、妊娠判定陰性を告げられた今日。 「あと1回もチャンスがある」と捉える周りと、「あと1回しかチャンスがない」と捉える私。 当事者と関係者の違い。 あと1回も……

Naga
3年前

不妊治療。
1日、1ヶ月は長く感じるのに1年はあっという間。
どんどん取り残されている感覚。

Naga
4年前
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出産と産後

出産と産後

出産についてnoteに記述するか迷いながら、1日が一瞬の様に過ぎて行く日々を過ごしていたので、いつの間にか産後4ヶ月過ぎていた。
不妊治療から3年、有り難いことに妊娠出来、大きな問題もなく成長してくれた我が子をほぼ予定日通りに出産することが出来た。

産後数ヶ月も経ったからこそ、こうして出産について話せるようになってきた。
出産直前、直後のことは正直、痛みが辛すぎて振り返りたくないくらいの出来事だ

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指輪が抜けない!

指輪が抜けない!

臨月に入った週の妊婦健診時のこと。
看護師さんから「入院前にアクセサリーや結婚指輪も外しておいてくださいね」と言われた。
軽い気持ちで「結婚指輪が外れなかったらそのままでも問題ないでしょうか?」と確認すると「帝王切開の際は指輪を切断することになります」とのこと。
一瞬、ギョ!っとした反応をしたものの、
私は結婚指輪以外のアクセサリーは付けておらず、その結婚指輪もこれまで料理の際など定期的に外してい

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妊娠糖尿病の検査

妊娠糖尿病の検査

前回のnoteを記述してから随分と日にちが空いてしまった。
ここまでおそらく順調に妊娠継続しているはずとは言え、この事だけは残しておきたいと思う。
「妊娠糖尿病」だ。

30週を過ぎ、妊娠糖尿病の検査を行った。
妊娠中期頃から何となく気になっていたワードだ。
何故かと言うと、初期のつわりが終わると同時に食べたいものを思う存分食べ、体重はすでにプラス10キロに届きそうなほど増加していた。
医師からも

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妊婦症状あれこれ

妊婦症状あれこれ

妊娠18週、安定期に突入することが出来た。
つわりもほぼなくなり、「これが安定期かぁ」と思ったのも束の間、身体の至るところが不調を訴えてきた。

まずは、朝起きると右手のしびれがある。
手のひらのしびれは朝だけだが、中指と薬指の先端のしびれは一日中とれない。

そして足の浮腫。まさにゾウの足状態。
体重増加のせいもあるが、スニーカーのヒモをいちいち解かないと着脱出来なくなってしまった。

健康的で

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無痛分娩チケット

無痛分娩チケット

「12週の壁」を突破してくれたお腹の我が子。
実は前回の妊婦健診から4週間が空き、その間にあんなに辛かったつわりもずいぶん軽くなってきたので、お腹の子は生きているのかとかなり不安になっていた。
その為、今回の妊娠健診の際、超音波モニターに映し出された赤ちゃんを見たら(おそらく医師には気付かれていないと思うが)涙を流してしまった。

さて、我が子の無事を確認したところで、早速私は無痛分娩予約をお願い

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イメージとは違う妊婦生活

イメージとは違う妊婦生活

妊婦生活に突入した。
私にとってこれまで妊婦のイメージと言えば、我が子を宿して幸せいっぱい!大きなお腹の重ささえ喜びで、明るい未来しかない!といった具合にかなり偏見の塊で見ていた。
ところがいざなってみると、日常生活が不安の種だらけだ。
日頃から運動不足気味だが、これまでは1駅歩くことは抵抗もなく出来ていたが、猛暑ということもありかなり疲れやすく、出来なくなってしまった。
出血こそないものの、下腹

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不妊治療卒業

不妊治療卒業

ついに不妊治療のクリニックを卒業した。
先日、心拍の確認で病院へ行き、「2回目の心拍が確認できたら、通院は来週が最後です。」と担当医師から言われ、そのことを夫に伝えると、「もうあそこに行くことはないのかー。」と夫がポツリと言って、ようやく私も卒業を実感した。

毎日付けてきた基礎体温ノートの日付けを振り返る。
2019年4月。この時は2年も続くなんて思ってもいなかった。人工授精を2回くらいやれば妊

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胎嚢確認までの(仮)妊婦期間

胎嚢確認までの(仮)妊婦期間

ご存知の方が多いことだが、血液検査による妊娠判定陽性をいただいたとしても胎嚢確認までは世間では『妊娠した』とは言わないらしい。
だから私の中で、この1週間を(仮)妊婦とした。

2度の採卵、3度目の胚盤胞移植でようやく妊娠判定陽性になり、ここから先は私にとって未知の域になる。
不妊治療を始めて2年超、やっとここまできた。
移植後から妊娠判定日までの10日間は、自分の力では何も出来ないからこそ苦痛の

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3回目の胚盤胞移植の結果

3回目の胚盤胞移植の結果

先日、3回目の胚盤胞移植をした。
移植担当の医師が1回目の移植の時と同じ方で、(1回目の移植では着床すらしなかったので)超が付くほどネガティブ思考な私はやる前から諦めムード。
いざ移植の時も、これまでとは違いスムーズに終わらない。
「力抜いてー」とか、「深呼吸してー」と言った具合に看護師さんに指示され、少し時間がかかった。
さらに心配になったのは、移植後、全く下腹部に違和感がない。
前回のときは、

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地獄の採卵(2回目)

地獄の採卵(2回目)

私は痛みに弱い…、と思っている。
幸か不幸か、私の人生で最も肉体的に痛いと感じたのはこの採卵手術だ。
自分史上最強の痛みである採卵を2度も経験することになるとは…。

私は薬のアレルギーがあり、採卵時に使えない薬がある。その1つが痛み止めのボルタレン坐薬だ。
1回目の時もそうだったが、2回目の今回もボルタレン坐薬は使えず、気休めのロキソニンを服用するのみである。
ボルタレン坐薬がどれほど痛みの軽減

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おめでた報告に一言添えて

おめでた報告に一言添えて

先日、SNSであるフォロワーさんが出産報告していた。
不妊治療中の人にとって、芸能人や身近な友人・知人、もっと極端に言えば自分以外の妊娠・出産報告なんて出来れば聞きたくない話の一つだと思う。

正直、私は他人のおめでた話を心から喜んであげられる時期はとっくに過ぎてしまっていて、「またか…」と心の中で毒づきそうになったが、読み進めた先のある一文に心が癒された。

『授かった命をお腹の中で育て上げるこ

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「おなかの中に赤ちゃんがいます」ってキーホルダー…時に残酷。
直視出来ない自分に自己嫌悪。 #美しいものには棘がある #自己嫌悪

不妊治療の沼

不妊治療の沼

2回目の胚盤胞移植をし妊娠判定日当日の朝、私は家にあった市販の妊娠検査薬で検査をしておこうと決めていた。前回の様に病院で泣きそうになるのは御免だ。
市販薬の結果は陰性。
やっぱり、ね。
しかし結果を見ても涙は出てこなかった。
これが最後の移植だったというのに、前回の様に大泣きもせず、「まだちゃんと病院で血液検査した訳じゃない!まだ陰性と決まった訳じゃない!」なんて前向きな想いもなく、「不妊治療生活

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妊娠判定陰性の日

妊娠判定陰性の日

胚移植後、妊娠判定陰性を告げられた今日。
「あと1回もチャンスがある」と捉える周りと、「あと1回しかチャンスがない」と捉える私。
当事者と関係者の違い。
あと1回も…と言った人達は、今日の絶望感より次回陰性だった時の最大級の絶望感までは想像すらしていない。
言い方は乱暴だが、友達も仕事も捨て、一から始めた不妊治療なのに、報われる結果が出ない。
ストレスなんて感じないようにする為、不妊治療しかしてこ

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不妊治療。
1日、1ヶ月は長く感じるのに1年はあっという間。
どんどん取り残されている感覚。