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イメージとは違う妊婦生活

妊婦生活に突入した。
私にとってこれまで妊婦のイメージと言えば、我が子を宿して幸せいっぱい!大きなお腹の重ささえ喜びで、明るい未来しかない!といった具合にかなり偏見の塊で見ていた。
ところがいざなってみると、日常生活が不安の種だらけだ。
日頃から運動不足気味だが、これまでは1駅歩くことは抵抗もなく出来ていたが、猛暑ということもありかなり疲れやすく、出来なくなってしまった。
出血こそないものの、下腹部に少しの痛みを感じるだけで不安になる。
食生活も注意が必要な食べ物が増え、大好物のお刺身、お寿司はもちろんディカフェラテも控えることにした。
神経質になる必要もないという意見もあるだろうが、大好物を我慢するのには訳がある。
私は今回の胚盤胞移植後に、「私を妊婦にして大好きなものたちを我慢させてみろ!」と神様に言ったのだ。
妊婦にしてもらったからには、神様との約束は守るつもりだ。

そして自然妊娠では必要のない、1日2回のルテウム膣剤の投薬も10週前まで続いた。これが精神的に辛く感じた。(病院によっていつまで投薬するかは、個人差もあるかと思う。)
10週目に入り、ルテウム膣剤から解放された日は「やっと普通の妊婦と同じなんだ!」と喜んだ。

それにしても…つわりの辛さは想像以上だった。
妊婦になってみて、ようやく大変さが分かったし、まして産休まで仕事をするなんて考えられない。
noteでよく拝読する方は皆さん仕事と不妊治療や妊娠生活を両立させていて、それは羨ましい限りではある。
私の場合、不妊治療をすることで、仕事という大切なアイデンティティーを1つ失ったけど、今は働かずに不妊治療に向き合ったからこそ妊娠という奇跡が得られているのだと、仕事を諦めた自分を納得させたい。

話は若干逸れたが、私の偏見に満ちた妊娠生活とは違い、これまで出来ていたことが出来なくなり違和感を感じたり、つわりもまだまだ続き、コロナ感染の危険にも要注意な日々だけど、一生に一度かもしれない妊婦生活を味わっていきたい。

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