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おめでた報告に一言添えて

先日、SNSであるフォロワーさんが出産報告していた。
不妊治療中の人にとって、芸能人や身近な友人・知人、もっと極端に言えば自分以外の妊娠・出産報告なんて出来れば聞きたくない話の一つだと思う。

正直、私は他人のおめでた話を心から喜んであげられる時期はとっくに過ぎてしまっていて、「またか…」と心の中で毒づきそうになったが、読み進めた先のある一文に心が癒された。

『授かった命をお腹の中で育て上げることがどんなに難しくて、奇跡に近いことなのか身をもって知り、ようやく出産まで辿りつきました』

このフォロワーさんが不妊治療や流産経験者だったかは分からないが、おそらくこの文が出てくると言うことは何かしら大変な経験をして出産に至ったに違いない。
単に出産報告をするのではなく、妊娠・出産は奇跡を起こすようなものだと伝えてくれたこと、思うようにいかないものだと理解してくれていることで、私は癒された気がする。

もし私が妊娠・出産出来ることがあれば、私も必ず奇跡なんだと添えて報告したいと思ったし、自分が簡単に出来たことでも、それを困難だとしている人がいることを改めて肝に命じて、考え、発信出来る人になりたい。
そして、そんな人が少しでも増えてくれたら嬉しい。

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