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NAMM 2025で発表されたオーディオインターフェイスとAD/DA

NAMM 2025で発表されたオーディオインターフェイスとAD/DA

ことしもNAMMの季節がやってきました。こちらでの発表内容を見て1年の予算を立てる方も多いのではないでしょうか?アウトボードやオーディオインターフェイスが大好きな自分は毎年この季節が楽しみです!ということで今回発表されたオーディオインターフェイスの紹介となります。

KORG: microAUDIO 22 & 722:まさかのKORGからオーディオインターフェイスが!

この722がめちゃカワ。

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「1chで最強のNeve系マイクプリ+EQ。」機材師レビュー Vol.04:Aurora Audio/GTQ1【音声付き】

「1chで最強のNeve系マイクプリ+EQ。」機材師レビュー Vol.04:Aurora Audio/GTQ1【音声付き】


1、Neve系マイクプリの有用性伝説のNeve1073のマイクプリはデジタル現在の今日においても絶大な人気と憧れの機種です。

「マイクプリアンプ」に興味を持った人なら一度は名前に聞いた事があると思います。

現在も様々なメーカーから多種多様ないわゆるNeve系と言われるプリアンプが販売されています。
数多くのプラグインでエミュレーションされていることからも、宅録勢やDTMerにとってもお馴染み

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意外とごっちゃになる"dB"を整理する

意外とごっちゃになる"dB"を整理する

今日は「意外とごっちゃになる"dB"を整理する」というテーマで書いていきます。

音楽をやっていると身近な単位であるデシベルですが、実は色々な意味やパターンがあります。ここをしっかり使い分けられると、質問を投げるときや誰かと共作する際に正確な情報伝達ができますので、しっかり覚えましょう。

とはいえ…僕より詳しい解説はたくさんありますので、僕は実際の製作でどう扱えばいいかって部分に焦点を当てて書い

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Shelford Channelについて思うこと。

Shelford Channelについて思うこと。

すっかり寒くなりましたね。
朝晩は空気がパリッと張り詰めていて、北海道の長い冬がすぐそこに来ているのを感じる日々です。

本日はアウトボードのお話。
今年(2024年)6月に念願のRupert Neve Designs Shelford Channelを購入し、約半年ほど使ってみたので、現時点出の感想をつらつらと書いてみたいと思います。

導入にいたるまでの経緯

まず、Neveのマイクプリアンプ

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RNDI が素晴らしすぎる。(個人的な感想)

RNDI が素晴らしすぎる。(個人的な感想)

おはようございます!MaCoです。(MaCo@oddeyelabo)普段はレコーディングやミックス、ライブやイベントのPAなど、音に関する仕事をさせて頂いております!

PAやRECの際に、ベースやキーボード、アコギのラインを録音する際に必ずと言っていいほど使うのがDIです!

以前、ポッドキャストでは言い切れなかった僕の RNDI についての思いをレポートしたいと思います!
ちなみに、ポッドキャ

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ヘッドフォンさえあれば得られる、最高のモニター環境

ヘッドフォンさえあれば得られる、最高のモニター環境

防音や遮音の行き届いた商用のスタジオ、あるいはそれに準拠したような自宅スタジオでない限り、プライベートスタジオでガンガンにスピーカーを鳴らして制作を行える人は少ないことでしょう。そんなときにヘッドフォンは強い味方です。もちろん、24時間いつでもスピーカーを自由に使える方であっても、ミックス作業の上でヘッドフォンでの確認は重要でしょう。

ヘッドフォンさえあればご存知の通り、スピーカーで鳴らしたとき

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スピーカーの音場補正プログラムを自作してみた

スピーカーの音場補正プログラムを自作してみた

この記事はなに?既存の音場補正システム(無料)を試したところ、定位や周波数特性などは改善されたものの、音が引っ込んでつまらなくなった。

より音楽的で客観性のある、厳密な音場補正を行うための数式を独自に考案した。

この数式を元に音場補正用のEqデータを計算・作成するプログラムを自作した。

上記Eqデータを元に音場補正を試してみたところ、従来の音場補正のように音がつまらなくなる感じはまったくなく

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WAVES シングルプラグインピックアップ:Center

WAVES シングルプラグインピックアップ:Center

ミックスは「LとR」の他にもっと使えるスペースがある?一歩進んだミックスやマスタリングの手法を学ぼうとすると、おそらく「M/S処理」という単語にたどり着くことでしょう。L(左)とR(右)のステレオとは異なり、音声をM(中央・ミドル)とS(横・サイド)に切り分けて処理を行い、中高域にはステレオ幅以上の広がりを与えたり、低域にはギュッと締めたりといった処理ができるようになります。

今やこのM/S処

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「立体感がない」なんて言わせない。Brauer Motion

「立体感がない」なんて言わせない。Brauer Motion

まず、あなたのお気に入りの曲をじっくりと聞いてみてください。
例えば、パーカッションやギター、シンセサイザーの音がその楽曲にあるとします。 その音が「どこ」で鳴っているのかじっくり聞いてみてください。 よく聞くとギターは右から、シンセは左。パーカッションは右から聞こえたり左から聞こえたり。 そんな風に聞こえないですか?
各パートの音を左右に配置するのもミックスの醍醐味ですね。ほとんどのDAWには「

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1176、LA-2A、LA-3A、SSLコンプのアタックタイム、リリースタイム

1176、LA-2A、LA-3A、SSLコンプのアタックタイム、リリースタイム

自分用メモ。

1176
Attack time: 0.02ms - 0.8ms
Release time: 50 - 1100ms

LA-2A
Attack time: 10ms
Release time: 60ms for 50% release; 500 - 5000 ms for complete release

LA-3A
Attack time: 1.5ms or less, pr

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Logic Pro X: インポートしたwavファイルのゲインが勝手に調節される件を解決

Logic Pro X: インポートしたwavファイルのゲインが勝手に調節される件を解決

問題以前からまれに、他の人からもらったステム波形などを読み込んだら各波形のゲインが勝手に調整されてノーマライズ状態になってることがありました。

普段はそんなことまったくないので、気づかず作業していたことも多いのですが、気持ち悪いので調べたところ「波形にテンポ情報が書き込まれている」と、Apple Loopsの素材とLogicが勘違いして勝手にゲイン調整をしてしまうようです。

Studio On

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これさえあればボーカルは完璧、なツールボックス「Vocal Production」

これさえあればボーカルは完璧、なツールボックス「Vocal Production」

ボーカル処理は多くの方の悩みのタネ

WAVESは現在220種以上のプラグインを取り揃えていますが、その中で最も人気があるのはボーカル処理に関わるツール。お問い合わせでも「ボーカル処理に使いたいのですが、オススメはどれですか?」といったご質問も多く寄せられます。

ボーカルに必要な処理はたくさんあります。邪魔な音を消す、ピッチを修正する、いらない帯域を削る/欲しい帯域を加える、音量のばらつきを抑

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ピアノが弾けなくても理想の演奏が作れる!Logic Pro 11 Keyboard Player完全攻略

ピアノが弾けなくても理想の演奏が作れる!Logic Pro 11 Keyboard Player完全攻略

Logic Pro 11のSession Playerに新しく追加された「Keyboard Player」は、鍵盤が弾けなくても、楽曲に合ったピアノの演奏を簡単に生成できる強力なツールです。

「この作業を自分でやると考えたら」を想像してください。その効率と素晴らしさにきっと感動するはずです。

Keyboard Playerとは?Keyboard Playerは、AIにより楽曲のスタイルに合わせ

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LEWITT RAYの上手な使い方

LEWITT RAYの上手な使い方

あなたとマイクの距離に応じて、その音量と音質をコントロールする新世代のコンデンサーマイクロフォンLEWITT RAY。

独自のAURAセンサーを上手に活用するためのポイントをまとめてみましたので、導入を検討されている方、すでに導入された方も是非一度ご覧ください。

LEWITT RAY 製品情報はこちら

Point1:まずパッケージを開封したらRAYの製品パッケージを初めて開封すると、本体セン

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