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「ごめんなさい」は必要ない

不倫報道された芸能人・横領や賄賂がバレた政治家でよく記者会見が開かれていて、「この度はお騒がせして誠に申し訳ありませんでした。」という謝罪をみますが、それで許してもらったことがある人を僕は見たことがありません。


芸能人の不倫はどうでも良いですが、政治家の賄賂や横領に関しては「そんな謝罪のお飯事をする時間があるなら無駄遣いした金を国に一刻も早く返して、慰謝料払ってからさっさと政治を引退しろよ。」と思います。


何が言いたいのかというと、やらかしたことに対して別に僕達は謝罪なんか求めていないんですよ。


僕達が求めているのはミスの取り返しと、それによって僕達から奪われたものに対しての見返りです。


なら謝罪をする意味は何なのか。



誰しも大小の失敗は犯したことがありますよ。そもそも失敗したこと無い人なんてほとんど存在しません。


だから「失敗を犯すのは、これからその失敗しないためだ。」と僕は思っているのでそれが悪いことだとも全く感じません。


なら謝罪をする意味はどこにあるのか。



今回僕が書くのは人が失敗を犯した時に度々言う「ごめんなさい」という言葉は相手になにを与えるのか。心理的に必要なことなのか。と言うことを書いていきます。




心理学歴10年、まひろです。


僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。



今回は前書きで他人について書こうと思います。


タイトルが漠然としすぎてなんの話か訳がわからない人がいると思いますが笑


というのも、昨日友達と話していて「俺他人に興味ないからな〜」って話を聞いていたんです。


こういう人多いですよね。他人には興味が一切ない人。


「なんで?」って聞くと「自分に関係ないから」って友達は言っていたのですが、それって勿体無いと思いませんか?


他人の話も自分に関係があると、僕は思っています。


というのも、例えば友達の恋愛話を聞くとき「元カノがこんな人でまじクソやったわー」って会話居酒屋とかでよくしませんか?


よく居酒屋で男でワイワイしに言った時は元カノ・今カノの愚痴話は盛り上がる話題ですよね。まじであの瞬間が人生で一番楽しいと言っても過言ではないです笑


僕はそういった話にめちゃくちゃ興味があります、なにも恋愛話が好きとかではなく自分にとって有益な情報だから。


だってその話を聞いていればそういうクソな人の言動の特徴が自分のデータとして蓄積されていく訳です。それは自分にとって有益な情報でしかないですよね。


今後その特徴がある人と出会えば気をつけることができるから。と言う感じで、他人のたわえない話も捉え方によっては有益なものになるのではないかな。という僕のちょっとした価値観でした。




今回は、タイトルにある通り「ごめんなさい」という言葉の意味について書いていこうと思います。


まず、僕たちがいつ人に謝るのかということ考えてみると大体、相手を傷つけた時、何かをしていただいた時、失敗した時。


それらの原因に共通していることは



人に迷惑をかけた時




です。



しかしここで僕は疑問に思います。



「ごめんなさい」と言う言葉は相手に何を伝えているのでしょうか。




心理学的な目線で考えると、まず言葉というのは自分の中にある考えや感情を声や文字にしたものと考えられます。


例えば「ありがとう」という言葉は相手への自分の好意という感情を伝えるケースが多いです。


好意の返報性によって「ありがとう」という言葉で相手に好意を伝えることはいいことしかないということがわかりますよね。


好意の返報性…人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱く心理。


要するに自分が感謝を伝えると、相手からも感謝が返ってくると言うことです。


このようにして考えると「ごめんなさい」という言葉は何を相手に伝えて、相手からは何が返ってくるのでしょうか。


まず相手に迷惑をかけた時に感じることは人それぞれによって変わりますが、大体の人が抱く感情は罪悪感。


そして前述しましたが、言葉とは相手に自分の考えや感情を伝えるもの、つまり「ごめんなさい」という言葉は相手に自分が感じた罪悪感を伝えているということです。


罪悪感を伝えられて気分が良い人なんかほとんどいません。


むしろちょっとムカつきませんか?

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多分それを言われただけじゃパッとしないので、こんなシーンを想像してみてください。



あなたは居酒屋でバイトをしているとします。今日は休日で客で賑わっていてとても忙しい日です。


そんな中ある酔っ払った客のおじさんが自分の席で嘔吐をしてしまいました。


その人は今自分が嘔吐処理をしている最中にも、目の前でもじもじしながら「ごめんなさい〜本当にごめんなさい〜」とずっと申し訳なさそうに言ってきています。


それからまた30分経った後も、同じおじさんが同じところで嘔吐をして自分が掃除をさせられる羽目になりました。


そのおじさんはまた申し訳なさそうに「ごめんなさい〜ごめんなさい〜」と謝ってきます。


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どうですかこのおじさん、ムカつきません?


でも毎回嘔吐をするたびに申し訳なさそうに謝ってきます。でも謝られたところでイライラしないのかと言われるとそんなことありませんよね。


何故かと言うと先ほど話した事なのですが、一方的に罪悪感を伝えられているから、これが罪悪感を伝えられる時に感じる不快感です。お分りいただけましたか?


謝罪という概念にはそれほど相手の心理を不快にさせる要素があるんです。





次に「ごめんなさい」という言葉自体について考えていきます。



まず僕は大体の人が脊髄反射並に「ごめんなさい」を使っていると思っています。



人に迷惑をかけたら謝る、そこには自分なりの考えも感情もありません。ルールとしてもう身に染み付いている。


それは僕たちが小さい時から受けた「悪いことをしたら謝りましょう」という洗脳じみた教育を受けてきたからです。


だから、実際にこの言葉について自分の考えがある人はなかなか少ない、そもそも考えようとしたことがある人も少ない。


でも実際にこの言葉には読者の皆さんが想像する様なさしたる効果もなければ、意味のある言葉でもないです。


ではこの言葉にいかほど力がないのか、実際に僕の好きなエピソード活用法を使って書いていきます。




職場の人が発注ミスをし、あなたに迷惑がかかりました。


その迷惑とは、ある社員の発注ミスのせいで残業ができ、今日予定していたデートには行けなくなりました。 もう戦犯でしかないですよね笑



その時あなたはその社員から「ごめんなさい」と謝られました。



あなたはどう感じますか?


「いや、謝られても。」


って感じになりますよね笑



なぜそう感じるかというと、あなたが人によって奪われたものは楽しい恋人とのデート時間。


「ごめんなさい」の一言でその時間が返ってくるわけでもないし、「ごめんなさい」の一言で相手にかけた迷惑がなくなるという考えが間違えていますよね。


でも多くの人は「ごめんなさい」って謝ってるんだから許さなくちゃいけない、と自分を言い聞かせて押し殺して許したふりをします。


「ごめんなさい」という言葉は大した意味もなくさしたる効果もなければ、相手に我慢すらさせてしまう言葉なんだということがよわかります。



一言で許してもらえる、そんな魔法の言葉は存在しないのですから。


僕はたまにこうも感じます。


自分が他人に迷惑をかけて「ごめんなさい」の一言で終わらせるのは、傲慢だ。


それで全てが報われたと感じる人、そしてそれに反論する人も一回許したんだからあとからぐちぐち言うなと言われてしまします。



ごめんなさい



とはそういうことを引き起こす不必要な言葉だ。




しかし、人間は誰しも失敗します。ミスをします。


だから人々は互いに協力しあって成長してきた、その結果今のお互いを支え合うという相互関係を築き大きな高度社会ができています。


だからこそ人に迷惑なんかかけて当然だと僕は思います。


僕は他人に迷惑をかけることを一切悪だと思っていません。(もちろん必然的に迷惑をかける様な話をしているわけではありません)


そして失敗することに罪悪感を抱く必要も全くないと思います。


だからこそ僕は今回の記事を書きました。



人間は必ず失敗をするし、他人に迷惑をかける。これはしかたがないことだし必要なこと。


ということは日本の人はほとんどわかっています。


だから、そのあとの対処マインドの持ち方を改善することによって、もっとより良い人間関係を築くことができると僕は思っています。



では他人に迷惑をかけた時にどういうマインドが人間関係を良くするのか、それはもう何度も言っていますが【感謝を伝えること】です。




助けてくれてありがとう、協力してくれてありがとう。





と感謝を伝えます。


単純に考えて罪悪感と好意なら後者の方が断然良いですよね。


「ごめんなさい」を聞くよりも「ありがとう」を聞く方が気持ちが良いに決まっています。


そして相手に迷惑をかけたのなら、その迷惑以上の恩を返せばいいと僕は思います。


自分が他人に迷惑をかけた時は、その分周りの人を幸せにする様に努力する



あなたならどっちの人間の方がいいですか?


僕は謝罪よりも感謝を伝えられる方が断然良いです。


僕は実際に普段からこうやって生きています。「ごめんなさい」なんか殆どいうことはありません。



しかし、面白いもので、自分がそれをやっていると、周りの人にも伝わっていくものなんです。


「ごめんなさい」を伝えるよりも「ありがとう」を伝えた方がより良い人間関係を築き上げることができるし、お互いが最善を尽くそうと努力します。


「ごめんなさい」って当たり前の様に僕達の身近にある言葉ですが、実はこんな面もあるということを今日の記事ではかきました。


1人でも多くの読者様に届けば良いなと思っています。是非実践してみてください。


それでは、まひろはあなたの人生がより豊かになる様に心の底から応援しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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