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”常識”はひっくり返されるために存在する”めんこ”である

まひろは電車に乗る機会が最近よくあるので人間観察をしていると面白い事が見えてくるのですが、多くの人は電車を待つ時に誰かが並んでいる後ろに並ぼうとするんです。一番前に並べば座る席が空いているかもしれないし、上には何時何分に何番レーンのどこにどこ行きの電車が来ると書いているのに、不安なのでしょうね。

だからほとんどの人が一番前に並ぼうとしないのです。絶対誰かの後ろ、誰かの隣に並ぼうとするのです。


人間は群れる事が好きです。みんなと同じ事が好きだし、同じでありたいし、一緒にいたい。そうすれば例え自分が間違ったとしても自分だけが傷つかないし、お互いを慰め会えるから。


他人の幸せにとやかく口を出そうとは思いませんが、まひろはマジョリティ、大勢の人が支持する”常識”という存在を嫌います。なぜなら歴史を振り返っても、この世界に変化を与えてきた偉大な人間や発明は少数派、マイノリティから生まれたからです。



心理学歴10年、まひろです。

僕の記事では心理学を10年間勉強することによってわかった、人間の本質的な行動原理である「自然の法則」を元にビジネスメソッドの発信をしています。

要するにまひろは心理学の知識を使ってビジネスのやり方を発信している者です。



”常識”の歴史


では常識とはいかにあっけなく儚くて脆い存在なのかという事を歴史を使ってお話ししていきます。

「地球という惑星が太陽という恒星の周りを回っている」のは今となっては誰もが知っている常識ですよね。

地球は太陽の周りを1年かけて回っている。だから日本には四季と言われる季節が存在していたり、時期によって見える星と見えない星が存在していたりします。


しかし、17世紀である今から400年前を生きていた人は「地球の周りを太陽が回っている」と思っていたんです。これが400年前の常識でした。

おかしいですよね、今の知識からすりあわせればなんでそんな勘違いをするんだとついついバカにしていましたくなるぐらいに。


しかしその当時はそれが常識でした。

だから初めて「地球は太陽の周りを回っている」と16世紀に言い出したコペルニクスという天文学者は大批判を多くの人間から受けました。それこそ今の芸能人の炎上なんて比にならないぐらい。

なぜならそのコペルニクスが出した「地球は太陽の周りを回っている」という新たな意見は、当時のキリスト教的宇宙観(16世紀のキリストの宇宙の教え)である、「地球の周りを太陽や火星などの7つの星が回っていて、そのさらに外側の8つ目の星の天頂に神が存在している」という教えに反していたからです。

もう命が危ないレベルで批判を受けました。その当時はほとんどの人がキリスト教に入っていましたから、言ってしまえば国対1人の人間のようなものです。

今の時代に例えると、日本で「中国さんどうぞ尖閣諸島はあなたの国のものなので差し上げます!」と叫んでいるようなものです。コペルニクスは神の教えを否定したのですからね。


それからコペルニクスは故人となり宗教と科学の対立があり、ようやく現代の常識である「地球は太陽の周りを回っている」という意見が認められたのは、コペルニクスがその意見を発表した約157年も後である18世紀です。


どうですか?当時のキリスト教はこんな教えをしていたのですが、何のエビデンスがあってそんな教えを説いていたのか、そして人々は何の根拠を持ってそんな考えを信じていたのか。

正解は理論的な根拠などありません。ただ神がそう教えたからそれを信じただけなのです。

こうやって言うと昔の人間がさも現代の人間に劣っているかのように見えますよね。でも時代が変わったからと言って人間が人間であることに変わりはありません。

確かに理屈や理論は時間を経て過去の功績が受け継がれていくので、科学は発達しています。だから当たり前ですが常識のレベルもだんだん上がっています。時間が経つにつれより論理的に正しく正確になっていくでしょう。


しかしそれを支持する人間はと言うと、先ほども書きましたが何も変わりません。

昔のあの根拠も理屈もない宇宙論を評価していた人間、今の天動説を評価する人間は同じ生き物。


何が言いたいのかと言うと、確かに現代の常識のレベルは上がってきているのだけれども、肝心のその常識を理解する側の人間は昔の根拠のないあのキリスト的宇宙観を信じていた人間と程度はなんら変わらないと言う事です。



常識とは大多数のバカが支持しているだけのハリボテ兼めんこである


このように、他にも歴史を振り返れば常識とされてきたマジョリティが覆される瞬間は、必ず少数の者達の意見からきっかけに始まります。そして大抵最初はその少数派は意見を多数から批判されます。


科学がこんなに発達した現代ともなれば、もうそんな過ちもほぼありませんが。理論的な根拠があって、信憑性は昔の神とやらの教えに比べればかなり増しました。

直近ならそう言った失態はSTAP細胞ぐらいが記憶にありますが。


でもこれで僕が何が言いたかったのかというと、常識なんて存在は一見多くの人間が支持している絶対的な意見のように見えますが、その本質はただ根拠もなく自分の印象や先入観だけで信じ込んでいる大多数のバカが信じ込んでいるだけのハリボテだという事です。

本当に理解しているのはごくごく少数のリテラシーと愛がある人間だけです。


だから言ってしまえば、マジョリティもマイノリティも実質支持する人数は変わらないと言う事です。ただマジョリティは中心の核となる周りに毛が生えて大きく見えるだけ。マイノリティにはそれがないだけ。


これが”常識”という存在の本質です。


さて、まひろは普段からビジネスの記事を心理学を使って書いているので当然読者も経営者やビジネスマンが多いのですが、ここで質問です。


あなたは人に影響を与える側と与えられる側のどちらになりたいですか?



人に影響を与えられる人間とは


まひろは絶対に前者が良いと答えます。


じゃあ人に影響を与えられる人間とはどう言った人間なのか、もうここまでこの記事を読んでくださった方は理解できているかと思いますが、常識を嫌うマイノリティな人間の事を指します。

マイノリティとは電車を待つ時に率先して自分から一番前に並ぼうとする人。世間の意見ではなく、自分が正しいと思った事を信じる事ができる人。すなわち常識を覆す側の人間の事を言います。


別に無理をして少数派に行くことはありませんが、常識を覆す画期的な発明や発想は常に少数意見で最初は批判されるものです。そして常にそう言った事を発想する人間は必然的にマイノリティに所属します。

しかしそこでその批判や大多数の人間が押し付けてくる”常識”という存在がどの程度の存在かどうかを知っているかいないかで、その人が大きく跳躍できるかその場でしゃがみ込んでしまうのかが分かれます。

人間は強くも弱くもありますからね。


少なくとも今この記事を読んでくださっているあなたは常識がどんなどんな存在か、もうすでに理解されていると思います。これが”常識”ではなく、”本質”という名の「事実」です。


常識ではなく事実を見据える力こそが、人に影響を与える人間になるための第一歩です。



本日の雑談「浦島太郎」


皆さんは宇宙は好きですか?まひろと言えば心理学歴10年ということばかりしか話していないのですが、実は天文学も大好きでこれに関しては小学4年生ぐらいからずっと好きなんですよね。

中でも好きなのが浦島効果と言われる現象です。結構有名なのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。

これはアインシュタインが発表した相対性理論の一つなのですが、どういった現象なのかというと、簡単に言えば物質は光の速さに近づけば近づくほど、時間の経過が遅くなるということです。


例えばもしあなたが光の90%の速さで移動するロケットで1年間移動したのなら、現実世界では約2年1ヶ月ちょいが経過します。

あなたは1歳しか歳をとらないのに、ロケットから降りて前会った時は小学生5年生だった子供が中学1年生になっているのです。これが浦島太郎をモデルに名付けられたウラシマ効果という面白い現象です。


これを説明しようと思えば、ちょっとだけ長くなりすぎるので個人的に知りたい方は自分で調べるか、どうしてもわからない方はインスタのDMに聞きにきてくれればまひろが教えるかもしれませんので、興味を持った方は調べてみてください。


それでは、あなたの人生がより豊かになるように僕は心の底から応援しています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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