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【okican】沖縄旅行記

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こーんな感じで沖縄を旅しています。
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北大東島の楽しみ方 はじめの一歩

北大東島の楽しみ方 はじめの一歩

2年連続訪れてしまう程に魅せられた島、北大東島。

友人・知人に北大東島へ行くと話すと
「南大東島は知ってるけど、北大東島もあるんだね」と驚かれたり、
「クレーンで吊り下げる島でしょ」と正解なんだけどぼやけまくっていたり、
まぁ、散々な返事が返ってくる。
知名度が致命的に低いのだ。要するに穴場♪

北大東、とってもいい島だから行ってみて!北大東島の行き方

北大東島には那覇からフェリーで一昼夜。も

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猫と人の境界線ー那覇の街角切ないストーリー

猫と人の境界線ー那覇の街角切ないストーリー

トップ画は、先月行った沖縄で一番自分の無力さに打ちひしがれた瞬間を撮ったものです。

鉄扉の向こうに猫。
心なしか猫も悲しげに見えます。
私も悲しかった!

那覇の常宿にいる猫のビリーです。
この時、初めて朝の散歩に誘ってくれました。

歩き始めてすぐにビリーは、ある家の鉄扉の隙間をスルリと抜けて入って行きました。

いやぁ……さすがに人の家はやばいでしょう。
「住居侵入罪」という言葉が頭をよぎり

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師匠の育てたキクラゲ

師匠の育てたキクラゲ

渡嘉敷島でしか買えないキクラゲ。
希少中の希少である。

渡嘉敷島、実は沢があってきれいな水が流れている。
師匠の畑に行くまで知らなかった。
観光で訪れる方の殆どは知らないかもしれない。

粉々にしないよう、慎重に持ち帰った。
水で戻すと驚くほどの回復力。

せっかくなので、と沖縄県産のあぐーと青パパイヤで炒めた。

普段はなかなか実現しない全て沖縄県産食材メニューだ。

キクラゲは元々大好きだっ

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シロに逢いにコバルトの彼方へ

シロに逢いにコバルトの彼方へ

私が生まれて初めてCDを買ったのは荻野目洋子さんのDEAR〜コバルトの彼方へ〜だ。
シングル板だったので通常のCDアルバムよりも小さかった。

映画の主題歌になっていることは知っていたが、映画を見に行ったわけではなく、ただ単にサビを気に入って買った。

ところが、である。
その20年後、私はこの映画の舞台となった島に一生ものの恋をした。
以来、毎年シロに逢いに島へ通っている。
毎年一度は口ずさむ歌

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師匠の畑でキジムナーに呼ばれ、ガジュマルに登る

師匠の畑でキジムナーに呼ばれ、ガジュマルに登る

50歳目前にして初めて木登りをした。
私は怖がりで慎重な性格。
ジェットコースターも下でひとり、みんなを待っているタイプだ。

渡嘉敷島に住む師匠と七年ぶりに再会した翌日、私は彼の畑を訪ねた。
送迎してくれたホテルのスタッフさんは「當間さんの畑で何するんすかぁ?」と疑問でいっぱい。
私はただ「ガジュマルを見に行きます」と。
話しはそれ以上、広がらなかった。

ガジュマルをひと目見て「登りたい」と思

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古宇利島に橋が架かって 架橋された島の今、むかし

古宇利島に橋が架かって 架橋された島の今、むかし

抜けるような青海に架かるこの橋は、沖縄へ行ったことがなくても目にしたことのある人は多いでしょう。まるで海の上を走っているような絶景が楽しめる古宇利大橋です。

古宇利大橋は今から約20年前の2005年に開通しました。

観光客と古宇利大橋古宇利大橋ができたことで、古宇利島は観光客が気軽に訪れることができる離島になりました。
外国人観光客も古宇利大橋の写真をSNSで発信しており、絶景に架かる橋と国内

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【旅猫至福】当たり屋ビリー

【旅猫至福】当たり屋ビリー

常宿に住む、ビリーという名の猫は当たり屋だ。

当たり屋とは八つ当たりではなく、車にぶつかるあの当たり屋である。

ビリーは私を見つけると、マイペースな歩調で近づいてくる。

これまでの経験で学んでいるので、私も立ち止まりビリーがやってくるのを待つ。

案の定ビリーは私の横にやってきて、ドンッとふくらはぎに猫体をぶつける。
当然のことだが、猫の体は小さい。
しかしとて、ドンッとぶつかった時に伝わる

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はじまりは幻の道から。

はじまりは幻の道から。

先日、沖縄県の離島・座間味島へ行ってきました。
那覇から高速船で50分。ケラマブルーと呼ばれる青い海がとりわけ美しい島です。
写真は座間味島から安室島を撮ったもの。
なんと、幻の道ができていました。

大潮の日、潮が引いた干潮の時だけ、この道は現れます。普段は海の底。

最後までお読みいただきありがとうございます🙏

【南大東島】地底湖探検記

【南大東島】地底湖探検記

南大東島で初めてケービング体験をしました。

ガイドさんが万全のリードをして下さったので真っ暗な中でも安心して歩くことができました。

ガイドさんと自分のライトの明かりを頼りにたどり着いた地底湖。

壮大な鍾乳石に囲まれ、どこまでも澄んだ地底湖の水。鍾乳石から滴る水滴の音しか聞こえません。

地面に座ってそっとライトを消しました。真っ暗、経験のない漆黒の世界に、水滴の音だけが広がります。

色と音

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那覇から50分@座間味島

那覇から50分@座間味島

沖縄県にある離島、座間味島。
那覇から高速船で50分と近距離にあり、その手軽さからふらっと訪れてみてから十数年………。
いまでは年に3回は通う、大好きな島になりました。

座間味にこんなに通うようになった理由の一つは、車の運転ができなくても楽しめること。
集落はのんびり歩いて散策。
ビーチへはバスか電動自転車で。
ダイビングをしない方でも海にざぶーん、飛び込めば色とりどりの魚たちがあなたをお迎えし

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静寂と視線と砂を踏む音

静寂と視線と砂を踏む音

新城島。石垣から船で行く島。
定期船は出ていない。一般人は入島不可だ。
しかし、新城島ツアーというものがあってそれを利用すれば入島ができる。

島には禁足地がいくつもあり、ひとりで動き回ることは歓迎されない。

私は15分だけひとりで島を歩くことができた。
海を見に行こうと教えられた一本道を歩き始める。
人の気配のない、ひっそりとした島。
風が木の葉を揺らす音と鳥の鳴き声しか聞こえない。

ぞわっ

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