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認知症は神様からの贈り物だとは思わない
アルツハイマー型認知症の祖母が小規模多機能型居宅介護を利用し始めて1ヶ月が過ぎた。
医学生時代、ある講義で、教授が、「私は認知症になって死にたい。認知症は神様からの贈り物だと思う。周りは大変かもしれないが、本人は死を恐れることなく、何も分からなくなってニコニコして穏やかになれる。」と話していたのを思いだす。当時は、ふーん、そうなのか、程度にしか思わなかったが、今、祖母をみていると、その言葉には賛
アルツハイマーの祖母
祖母がアルツハイマー型認知症と診断され、しばらくになる。
数年前に祖父が亡くなってから、だんだんおかしくなってきたように思う。
尤も、アルツハイマーは発症の10年以上前から、その原因となるアミロイドβが脳に蓄積し始めるとされているので、その頃にはもう溜まりかけていたのだろうけれど。
祖父の死は突然だった。手術適応のない、進行した肺がんで、抗がん剤による化学療法を受けていた。がんの病勢は抑えられて