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【読書記録】カクヨム発、異端の祝祭


芦花公園先生の「異端の祝祭」を読んだので記録に。
あしはなこうえん、とおもっていたらあしかこうえん先生でした。失礼しました🦭


今回の主人公は霊感あり、新卒で50社以上落ちている就職難、地面より低い自己肯定感の女性。

自分は霊が見える、と語った初っ端から「パンケーキ食べよう!パンケーキ!パンケーキ!ね、食べよ食べよ食べよ食べよ食べよ食べよ」と女子高生の格好をしたパンケーキお化けに詰められる。エッグスンシングスに置いて帰りたいですね。
にしても見えてしまう人の辛さが垣間見えた気がします(私は見えないが極稀に「ん?」はある人)


次から次へと霊が出てくる話かと思いきや、そこはカルトホラー。

大手食品会社の面接を受けてる途中で、社長と呼ばれる美青年が入ってきた。驚くことに面接途中で主人公の採用を決定、明日から雑用やら外回りやらやらされるのかと思いきや仕事内容は泥遊びやら作業見学。

簡単な仕事のはずなのに、日々体調が悪くなっていく。

毎日兄と交わしていた連絡も、返せないほどに。

妹からの連絡がない兄が心配して、大学の同級生で探偵をやっている女性のもとを訪れ、依頼することで話は真相と主人公の闇に向かっていく。

カルトホラーと人間のホラー、ファンタジーと現実の融合具合とラストのどんでん返しが凄い。
サクッと読めるので読んでみてはいかがだろうか

(あと表紙が綺麗)

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