- 運営しているクリエイター
#作業療法士
高齢期リハビリのココロエ47 レクリエーションのパラダイムシフト
8月9月とQOLサービス様主催の『日本ケアレク研修大会2024』で登壇いたしました。
わたしのお話した内容は『レクリエーションの概念を変えること』です。
講義でもお話ししましたのが
レクリエーション=ゲーム
リハビリ=機能訓練
の介護保険サービスにおける固定概念が粘り強く定着していることです。
以前にもレクリエーションについて書いております。
そもそも『レクリエーション』ってなんで定着した
高齢期リハビリのココロエ45 病院で男性は動かない
再発がん治療で入院しております。周りを見渡すと高齢者ばかりです。『高齢になるまで生きられてうらやましいな。』と思う反面、わたしは不思議に思うことがあります。
『女性患者さんは積極的に歩いたり運動したりされるんですが男性はベッドに寝たままで過ごされる』
前提として『歩行移動できる』『車いす移動ができる』方を対象にしています。『うーん、この方歩けるのにいつもベッドにいるなあ』と余計なお世話的に私は
高齢期リハビリのココロエ40 介護サービスは『楽しみ作り』に注目しすぎでは?
高齢になったらどんな施設に入りたいですか?と色んな方に尋ねますと
『趣味のサークルがあるところ』
『利用者同士の交流が盛んなところ』
『健康管理を随時してくれるところ』
『機能訓練をしっかりしてくれるところ』
『マッサージなどリラックスできるサービスがあるところ』
と様々な答えが返ってきます。主に『趣味』『交流』『医療』『リラックス』がキーワードで『健康』を保ちながらで『楽しみ』がある場所が人気な
高齢期リハビリのココロエ39 高齢者は時間を持て余すようにできている
要介護高齢者のほとんどは退屈です。時間を持て余します。施設や通所サービスにて無言で座っている高齢者さん、ホントに多いんですよ。自分がそこにいると想像してみてください、いかがでしょうか?
そんな退屈を解消する介護保険サービスの定番メニューは『塗り絵』や『クロスワード』など、いわゆる脳トレや集団体操です。そしてマンツーマンの機能訓練といったところでしょう。それらが好きなら問題はありませんが、苦手であれ
高齢期リハビリのココロエ36 痛みは自分でコントロールするのだ
【あらすじ】
2年4か月前に直腸がん診断され、治療により一旦、『がん』が消失したかに思えましたが、約4か月前に『がん局所再発』しました。手術ができず、抗がん剤治療で手をこまねいてます。作業療法士として高齢者リハビリは18年です。
【本題】
今日のテーマは高齢者の『慢性痛』です。わたしの『がん』の感じ方と絡めてお話いたしますね。
『慢性痛』とは原因がなく一ヶ月以上続く痛みです。肩や腰、膝が多いです
高齢期リハビリココロエ34【どんな状態でも行動あるのみ】
健康度チェックです。
1.お腹が空いたらどうしますか?
2.気分転換したいとき何をしますか?
3.楽しみたいとき何をしますか?
4.身体がなまっているとき何をしますか?
1〜4の際に、何か行動できればあなたは健康です。たとえばお腹が空いたら『カップラーメンをつくる』『コンビニへプリンを買いに行く』などがその行動にあたります。
「それが健康?」という声が聞こえてきそうですが、そうなんです、それが健康
高齢期リハビリのココロエ33【老化とはどうにもならんこと】
わたしは『再発がん』でして『がん』と『共生』しておまりす。寛解するのであれば、『がんに抗うで抗病』なんですが、現代医療の限界と自然の摂理により『抗病』ではないんですよね。いわば「もう、しゃあない!残り時間をできるだけ充実させよう!」という心持ちです。
ここでですね、民間療法や壺や念珠を購入したり、エビデンスが乏しい最先端医療?には手を伸ばしたりしません。不思議なチカラや最先端医療?へ高額なお金