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条文サーフィン~検察審査会法の波を乗りこなせ!!~(第21回)第十五条

読み易さは正義!!
読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
条文サーフィン」。

条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。




条文サーフィン

【検察審査会法】編の

はじまり、はじまり。




さて今回は、「第十五条」です。

【検察審査会法】 >「第二章 検察審査員及び検察審査会の構成」(第五条―第十八条の二)より。


では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!




〇検察審査会法(昭和二十三年法律第百四十七号)


第十五条 前条に規定する各群の検察審査員及び補充員のいずれかの任期が開始したときは、その都度速やかに検察審査会議を開き、検察審査会長を互選しなければならない。この場合において、検察審査会長が互選されるまでは、検察審査会事務局長が検察審査会長の職務を行う。
② 検察審査会長は、検察審査会議の議長となり、検察審査会の事務を掌理し、検察審査会事務官を指揮監督する。
③ 検察審査会長の任期は、その互選後最初の前条に規定する各群の検察審査員及び補充員の任期が終了する日までとする。
④ 第一項の規定は、検察審査会長が欠け、又は職務の執行を停止された場合にこれを準用する。
⑤ 前項に規定する場合を除くの外、検察審査会長に事故のあるときは、予め検察審査会の定める順序により他の検察審査員が臨時に検察審査会長の職務を行う。

第十五条

  前条に規定する
   ↓
  各群の検察審査員及び補充員の
   ↓
  いずれかの任期が開始したときは、
   ↓
  その都度
   ↓
  速やかに
   ↓
  検察審査会議を開き、
   ↓
  検察審査会長を互選しなければならない。

  この場合において、
   ↓
  検察審査会長が互選されるまでは、
   ↓
  検察審査会事務局長が
   ↓
  検察審査会長の職務を行う。

② 検察審査会長は、
   ↓
  検察審査会議の議長となり、
   ↓
  検察審査会の事務を掌理し、
   ↓
  検察審査会事務官を指揮監督する。

③ 検察審査会長の任期は、
   ↓
  その互選後
   ↓
  最初の
   ↓
  前条に規定する
   ↓
  各群の検察審査員及び補充員の任期が終了する日まで
   ↓
  とする。

④ 第一項の規定は、
   ↓
  検察審査会長が欠け、
   ↓
  又は
   ↓
  職務の執行を停止された場合に
   ↓
  これを準用する。

⑤ 前項に規定する場合を除くの外、
   ↓
  検察審査会長に事故のあるときは、
   ↓
  予め検察審査会の定める順序により
   ↓
  他の検察審査員が
   ↓
  臨時に
   ↓
  検察審査会長の職務を行う。



(※検察審査会法=令和4年6月17日現在・施行)



以上が、検察審査会法の「第十五条」です。

ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。




ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が宝物になります。




☆「読んでみようと思える六法をつくる」プロジェクトの一部(↓)









イチから条文を読まないから、

速く読めて理解できる。

それが「条文サーフィン」。














<こっそり☆おまけの穴埋め問題>

[検察審査会法]

〔問 題〕次の条文中の(    )内には同じ語句が入る。それは何か。

第十五条 前条に規定する各群の検察審査員及び補充員のいずれかの任期が開始したときは、その都度速やかに検察審査会議を開き、(        )を互選しなければならない。この場合において、(        )が互選されるまでは、検察審査会事務局長が(        )の職務を行う。
② (        )は、検察審査会議の議長となり、検察審査会の事務を掌理し、検察審査会事務官を指揮監督する。
③ (        )の任期は、その互選後最初の前条に規定する各群の検察審査員及び補充員の任期が終了する日までとする。
④ 第一項の規定は、(        )が欠け、又は職務の執行を停止された場合にこれを準用する。
⑤ 前項に規定する場合を除くの外、(        )に事故のあるときは、予め検察審査会の定める順序により他の検察審査員が臨時に(        )の職務を行う。

〔解 答〕

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

  ↓

( 検察審査会長 )、( 検察審査会長 )、( 検察審査会長 )
( 検察審査会長 )
( 検察審査会長 )
( 検察審査会長 )
( 検察審査会長 )、( 検察審査会長 )でした。

第十五条 前条に規定する各群の検察審査員及び補充員のいずれかの任期が開始したときは、その都度速やかに検察審査会議を開き、( 検察審査会長 )を互選しなければならない。この場合において、( 検察審査会長 )が互選されるまでは、検察審査会事務局長が( 検察審査会長 )の職務を行う。
② ( 検察審査会長 )は、検察審査会議の議長となり、検察審査会の事務を掌理し、検察審査会事務官を指揮監督する。
③ ( 検察審査会長 )の任期は、その互選後最初の前条に規定する各群の検察審査員及び補充員の任期が終了する日までとする。
④ 第一項の規定は、( 検察審査会長 )が欠け、又は職務の執行を停止された場合にこれを準用する。
⑤ 前項に規定する場合を除くの外、( 検察審査会長 )に事故のあるときは、予め検察審査会の定める順序により他の検察審査員が臨時に( 検察審査会長 )の職務を行う。



<全国”検審”巡り~福井の検察審査会~>

・「福井地方裁判所」の所在地に置かれるもの
   ↓
  福井検察審査会

(※「検察審査会の名称及び管轄区域等を定める政令」から。)



最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!

ではまた。(^^)/

水到渠成(みずいたればきょなる)。

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